【私のルールブック】(69) 私のシフォン論(上)

ぷらっとカフェに入って、ランチを食べた時のこと。カフェよりも定食屋を好む私としては、メニューを見てもそそられず、適当に目についたハンバーガーセットを注文した。すると、「お飲み物はこちらから選べます」とウェイトレスさん。しかし、そこには生ビールが書かれていなかったので、「生ビール下さい」と私。「かしこまりました。で、こちらのお飲み物はどれになさいますか?」と、再びウェイトレスさん。はいはい、要するに、例えばアイスオーレが600円で、生ビールが650円だとして、50円の差額を払えばセットメニューに書かれていない飲み物でもOKですよ…というシステムではないということなんですよね。生ビールなんて書いてねぇんだから、「生ビールが飲みたきゃ別料金で払え」と。で、「生ビールで腹もタポタポだろうけど、セットには飲み物を付けてやるって言ってんだから、たとえ飲む気にならずとも、取り敢えず頼めよ」と、そういうことなんでしょう。

「真昼間から何の責任感も持たないガキに説教するのも疲れるだけだ」と思い直し、仕方なくアイスオーレを頼みました。すると、ウェイトレスさんが今度はデザートを選べと言う。はいはい、もう考えることすら億劫だったので、「シフォンケーキ」とぶっきらぼうに私。で、ここからが本題なのですが、このシフォンケーキを巡って一悶着ありまして…。ハンバーガーを頂きました。普通に美味しかったです。生ビールは一気に飲み干しました。これだけクソ暑いんですから、1杯ぐらい許して下さい。で、問題のシフォンケーキとアイスオーレがきました。生ビールの後にアイスオーレ等を飲む気になる筈もなく、忌々しげに水滴で微妙な光彩を放つグラスを見ていたら腹の虫が抑え切れなくなり、嫌味半分でウェイトレスさんに「テイクアウトできますか?」と訊いてみました。するとウェイトレスさんは、「申し訳ありませんが、シフォンケーキにはバニラアイスがトッピングされておりまして、テイクアウトとなりますと…」。どうやら、私とウェイトレスさんが…いや、私とこちらのカフェが心を通わせることは、一生を懸けても無い話なんでしょうね。

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【タブー全開!政界斬鉄剣】(51) 臨時国会で組まれる補正予算は内容も財源も滅茶苦茶だ!

池田「安倍内閣は、総額28兆円という大型の経済対策を打ち出しました。今月26日から始まる予定の臨時国会では、その為の補正予算が審議されます。しかし、その内容は非常にインチキ臭い上、経済効果も殆ど期待できないでしょう」

――どうして?
池田「この28兆円、実は数兆円ずつ数年に分けて実施されるんです。安倍内閣が3年前に20兆円の経済対策をした際は、単年度で一気に行ったのに経済成長率が2%止まりだった。その当時でさえ景気上昇の実感は薄かったのに、1年当たり数兆円の規模でどれだけの効果が期待できるのか…。更に、28兆円には企業への融資枠等も含まれている。それ自体には問題ありませんが、来年の景気に影響が見込めるような即効性は無いのです」

――企業への融資枠って?
池田「例えば、JR東海がリニア中央新幹線を整備する為に5兆円を貸しつけるお金があるのですが、この融資によって経済効果が得られるのはいつなんだということ。東京-名古屋間が開通予定の11年後以降も、名古屋-大阪間の工事は続く。完成予定は20~30年後です。運行利益が発生して借金を完済し、JR東海が税金を沢山納めるようになるまで何十年かかるのか? 未来に投資することに問題は無い。ただ、景気刺激を狙った経済対策としてアピールするのは、明らかにペテン行為です」

――逆に、効果が期待できる対策は?
池田「効果があるかどうかは別として、実際に現金が動く部分を一応、経済対策と呼びましょう。報道等で“真水”と呼ばれる部分です。総額28兆円の内、6兆2000億円が国費負担分の真水。複数年に分けて支出されるので、今回の補正予算で対象となるのは約4兆円強。その内の2兆7500億円は建設国債で賄われる。これには『また公共事業依存か』と批判する人もいるでしょうが、インフラの整備は確実に一定の経済効果が期待できます。費用対効果の観点では、毎年30兆円以上も注ぎ込まれる社会保障費のほうが、砂場に水を撤くようなもので、よっぽど無駄遣いだと言える。問題は、残りの部分の使い方です」

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【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(79) 風邪薬がシャブに! “殺人奨励”でもアジアの薬物汚染は止まらない

麻薬撲滅を掲げるフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、“超法規的殺人”を奨励し、国際社会に衝撃が走っています。「半年以内に密売組織を撲滅する」という公約の下、就任から2ヵ月余りの間に、警官や“自警団”等による麻薬密売人や中毒者の殺害件数は約2000件にも上ったとのこと。当然、国連や欧米諸国からは非難の声が上がっていますが、国内での高い支持率を背景に、ドゥテルテは強気の姿勢を崩しません。ただ、はっきり言ってしまえば、残念ながら、この手法でフィリピンの麻薬を撲滅することは“不可能”です。スラム街に根を張る売人やジャンキーを何千人殺したところで、精々“今までよりやや地下に潜る”程度の効果しかないでしょう。麻薬流通の末端ではなく、“製造工程”に目を向ければ、それは火を見るより明らかです。

フィリピンには近年、メキシコ最大の麻薬密売組織『シナロアカルテル』が拠点を構えています。彼らはチャイナマフィアと結託し、盤石の“SHABUビジネス”を展開。覚醒剤の原材料となるプソイドエフェドリンをチャイナマフィアが中国から調達し、シナロアカルテルは最終加工と流通を請け負う。このビジネスモデルに手をつけない限り、いくら末端を叩いても撲滅など夢のまた夢です。また、仮にチャイナルートを断ったとしても、代わりに山のような“インド原産シャブ”がやって来ます。最近、インドの製薬工場で作られたプソイドエフェドリンを含む風邪薬が、国境を越えて大量に隣国のミャンマーの辺境地域へと運ばれています。インドの製薬業界は目覚ましい急成長を遂げていますが、規制も警察もザルに等しく、風邪薬が流通の過程で闇市場へ大量流出。それが国外で覚醒剤へと“再処理”されている訳です。インドとミャンマーの国境地帯では、米袋等に大量の薬物が詰められ、車やバス、或いは水牛に乗せて運ばれているそうで、この流通にはマフィアばかりでなく、普通のミャンマー国民らも加担しています。僅か数十円というインド産の風邪薬1錠から、“ヤーバー”と呼ばれる錠剤型の覚醒剤が1錠できると言われており、経済発展の恩恵など遠く及ばない貧しい地域の人々が、こんなおいしいビジネスを手放す筈がないのです。

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【震災5年・復興】(02) 沿岸部、人が戻らない

20160926 01
東日本大震災から5年を控えた先月下旬。岩手県の達増拓也知事は、報道各社のインタビューで災害公営住宅の整備方針を問われ、こう答えた。「現に、内陸部に避難している人の為に整備することを考えている」。津波に襲われた沿岸部の住民向けに、県が内陸部でも災害公営住宅の建設に踏み切る方針を、知事が初めて認める発言だった。背景には、ある数字がある。“18.5%”。昨年初め、沿岸部から内陸部や県外に避難した約1900世帯が回答したアンケートで、「元の市町村に戻る」とした世帯の割合だ。住民に“内陸志向”が強いことを意味していた。人が戻ってこなくなる――。沿岸市町村に共通する懸念だ。陸前高田市の戸羽太市長は、「地元に踏み留まった人が不公平と思うような対応はしないでほしい」と県に訴える。総務省が先月発表した昨年の国勢調査の速報値(10月1日現在)によると、岩手県で人口減少率が最も大きかったのが大槌町だ。2010年の前回調査比23.2%減の1万1732人。震災で関連死を含む死亡・行方不明の1285人を除いても、2259人が減った計算だ。転出先が、隣接の釜石市に次いで多かったのが盛岡市。県によると、震災前の2010年10月から昨年9月までに511人が移った。

阿部拓光さん(51)一家は、盛岡市郊外にある“みなし仮設”の戸建てに引っ越し、もうすぐ5年。住民票も既に盛岡に移した。4人の子供が通う小中学校と幼稚園が全壊や浸水被害に遭ったことが、震災から間もなくの移住を決断させた。「子供の教育を第一に考えた。盛岡に災害公営住宅ができれば申し込むかもしれない」と話す。「大槌での自宅再建も考えたんだけど…」。山崎ウメさん(85)も、大槌から盛岡に来た1人。3年近く過ごした地元の仮設住宅は手狭だったが、近所付き合いが深く、居心地は悪くなかった。仮設で知り合った人たちとは、電話や手紙でやり取りを続ける。移住は、山崎さんと夫(85)に将来、介護が必要になることを心配した次女(50)が決めた。「大槌の人たちには何十年とお世話になったけど、夫には病気もある。病院が沢山ある盛岡に移ってよかった」。今では山崎さんも納得している。内陸部の災害公営住宅が沿岸住民の受け皿となっているケースは、既に顕在化している。宮城県南三陸町は仮設住宅の建設適地が不足し、震災後、内陸側に隣接する登米市にも仮設を建設。今も642人が仮設暮らしを続けるが、同市の災害公営住宅にも59人が移り住む。後藤すゑ子さん(76)は、災害公営住宅で暮らす元・南三陸町民だ。仮設と合わせ、登米での生活は4年半。「南三陸にいた頃と変わらない」とすっかり慣れた。南三陸町は、町外の住民に渡すタブレットや広報誌で町の情報を発信し、繋ぎ留めようとしているが、人口流出に歯止めはかからない。今回の国勢調査で、南三陸の人口減少率は前回の6.5%から29.0%に拡大。一方、登米市は6.0%から2.4%に下がった。定住先を探す被災者の動きが、人口減に直面する自治体の行方を左右する。

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テーマ : 東日本大震災
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【私のルールブック】(68) 私の苦手な14のこと

カップラーメンは大好きなのだが、具材の葱が苦手なのである。シャキシャキ感が無く、へた~っとなっている様は、葱と名乗ることすら失礼と考える。つけ麺ブームのようだが、太麺が苦手なのである。麺なので、味がどうこうではない。ただ単に、ボリュームがあり過ぎるのだ。細麺のつけ麺、どうか増やして下さい。パクチーが死ぬほど苦手なのである。あんな臭い食べ物が流行る理由が理解できない。でも、火を通すと臭みが無くなって食べられるのよね。女性は大好きなのだが、キャバクラが苦手なのである。話術に長けた子なんて殆どいないし、疑似恋愛にも満たないシステムにそこそこのお金を払う意味がわからない。玉子焼きが苦手とまでは言わないが、できれば出し巻き玉子がもっと普及してほしいのである。甘い玉子焼きがご飯に合う筈もなく、出汁巻きならばいくらでも白飯をかき込めるのだから。

柔らかいご飯が苦手を通り越して嫌いなのである。歯応えがあって初めて飯の旨味が味わえる訳で、「柔らかく炊くぐらいならパンでも食ってろよ」と思ってしまうのだ。若過ぎる女子が苦手なのである。勿論、若くともしっかりした子はいるのだが、しっかりしていない子に出食わした時の精神的疲弊を思えば、こちらから迎合する相手でないことは明白だからだ。2回会っただけで人のことを友だち呼ばわりする人が苦手なのである。2回しか会っていないということは、2回分の情報しか持ち合わせていない訳で、そんな微々たる情報量のみで赤の他人を“友だち”と言い切れる神経の持ち主は、抑々、友だちの定義自体を理解していない生き物としか思えないからだ。フードコートが苦手なのである。人気のお店が集まっているということは消費者にとっては有り難いことなのだが、端っこから俯瞰で眺めた時、いいように踊らされてる感を覚えてしまうのは私だけか? 夏は大好きなのだが、部分的に面倒なのである。だって暑いし、暑いってことは汗をかく訳で、汗をかいたら着替えたくなっちゃうし、着替えたら洗濯物が必然的に増えるということで、「どんだけ洗濯すればいいのよ」って日々になってしまうからだ。

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【私のルールブック】(67) 嫉妬心すらわかないほどの素敵な先輩方

私が仕事を引き受けさせて頂く基準の1つとして、中々会えそうにない先輩から呼ばれた時は、優先的に伺うようにしています。例えば、先日は関口宏さんのBSの番組に寄らせて頂いた。引き受けさせて頂いたことに、相手方の皆さんは少々驚かれていたようですが、関口さんと膝を突き合わせて2人っ切りでお話ができる機会がそうそうないということぐらい、私ですら容易に推察ができる。 だったら行かなきゃ損でしょ。100%仕事と割り切る案件もあれば、個人的な得を求めた仕事だってないと仕事慣れしてしまいますから。でもね、やっぱり楽しいんですよ。関口さんとは子役の頃に恐らく共演させて頂いていると思うのですが、お互いに記憶が無い。なので、私は今の関口さんを勝手に想像して、期待と不安に胸を膨らませるしかない訳です。「テレビでは穏やかな感じだけど、すんごい偉そうな人だったら最悪だな」とか、私の場合はマイナスなことを中心に頭の中で巡らせてしまいますから。

ですが、ヤラれました。現場に入って控室に通されます。メイクを終えてから関口さんの控室に挨拶に行こうと考えていたのですが、私が控室に入って数分も経たないうちに関口さんが来ちゃったんです。ホント、勘弁してほしい。いくらホスト役だからといって、私風情を相手に先に足を運ばれては、やり辛くってしょうがないから。好きになっちゃうから。人間なんて単純な生き物ですからね、簡単なことでオチちゃったりするんですよ。でも、オチて良かったです。素敵な方でした。とても充実した一時でした。つい数日前は、松任谷由実さんのラジオ番組に伺わせて頂きました。ユーミンさんが話してみたいタレントの希望リストの中に私の名前が入っていたようで、「だったら行かないと」と思いまして…。だって、あのユーミンですからね。関口さんの場合は、若しかしたら特番等で会う機会が無きにしも非ずですが、ユーミンさんは歌手な訳で、より会う機会は限られると言いますか、殆ど無いに等しいと考えましたので、「行かなきゃ損だろ」と。

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【タブー全開!政界斬鉄剣】(50) 小泉・森・石破・二階…族議員誕生の意外な“過程”とは?

――現在、国会は夏休み期間。以前までは“外遊”と呼ばれる海外旅行に行く議員が多かったけど、最近は聞かないね。
池田「世間からの批判が高まり、外遊に出かける国会議員はほぼ絶滅しました。皆、地元で選挙活動に励んでいますね」

――でも、8月末に来年度予算の概算要求が各省庁から出され、秋の臨時国会では4兆円を超える規模の補正予算が組まれる。ヒラの国会議員は兎も角、大臣は忙しい時期じゃないの?
池田「大臣も暇です。8月の内閣改造について解説した回でも触れましたが、入閣する議員本人には最後まで知らされないのに、各省庁の官僚はかなり早い段階から閣僚人事を把握している。だから、新大臣に辞令が通達された5分後には、官僚たちが事務所まで挨拶に来て、就任会見用の原稿も完成済み。新大臣は何も考えないまま、役所側の論理で作られた原稿を読み、就任初日から役所の利益を代弁する日々がスタートする。巨額な予算案を作成するプロセスに、最高権力者である大臣が関与していないのです。最初は疑問に感じる人もいるようですが、実際に大臣生活が始まっちゃうと、毎日が気持ち良過ぎて、色々なことがどうでもよくなるみたいですね」

――気持ち良過ぎるって!?
池田「豪華な大臣室が用意され、運転手付きの専用車が与えられ、常時SPが付く。空港や駅では、大企業のトップがVIP室だと思っているものとは別次元の“超VIP室”が用意され、乗り降りの際も航空会社や鉄道会社の担当者が付きっ切りで、一般客とは違う特殊なルートで出入りできる。現地に着けば、各都道府県警のパトカーに先導される。海外に行けば日本大使館の外交官がマンツーマンでお世話をしてくれ、税関や入国審査もフリーパス。イベントや会合では、例えばトヨタの社長やメガバンクの頭取よりも格上の席が用意され、スピーチの順番も先。『大臣になる前は本当にペーペーの議員だったんだな』と痛感させられるような、圧倒的優越感を毎日味わえるんです。こうなると、行政改革を断行する意欲なんて起きやしませんよ」

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【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(78) ドナルド・トランプを筆頭に各国ポピュリストたちが“無知の枢軸”を結成!?

先日、アメリカ大統領選の共和党候補であるドナルド・トランプの支持者集会で、ある“大物”が応援演説を行いました。イギリスの『ヨーロッパ連合(EU)』離説に主導的な役割を果たした『イギリス独立党(UKIP)』のナイジェル・ファラージュです。最近はトランプ陣営の劣勢が伝えられているだけに、事前の予想を覆してイギリスの国民投票に勝ったファラージュを呼ぶことで、「まだまだわからない。“まさか”は起こり得る」とアピールする狙いもあったのでしよう。気になるのは、欧米の“右派ポピュリスト”たちが連携するような動きを見せていることです。昨今のヨーロッパでは『フランス国民戦線』・『オランダ自由党』・『オーストリア自由党』といった極右政党が勢力を拡大し、民衆を煽りまくっています。その主義・主張はトランプと似た部分も多く、既にフランス国民戦線党首のマリーヌ・ルペン等は、はっきりとトランプ支持を表明。彼らは国境を超えて連携し、“悪の枢軸”ならぬ“無知の枢軸”を作ろうとしているのではないか――。そう思えてなりません。

ポピュリストの詭弁には共通点があります。それは、個々の小さな事例を過剰に一般化し、そして“巨悪化”すること。例えば、「ムスリムの移民が増えた→ムスリムがアメリカを乗っ取ろうとしている」とか、「EUへのイギリスの予算負担が大きい→EU官僚がイギリス国民の富を食い物にしている」といった具合です。まさに針小棒大ですが、こうして“火に油を注ぐ”やり方が、現状に不満を持つ人々によく響くのです。本来なら、そうした“衆愚化”にストップをかけ、バランスを取る役割を担うべき大手メディアもまた、深刻な機能不全に陥っています。例えば、テレビのニュース番組が社会のオピニオン形成を補助する為、啓蒙的な立場から複雑な話題を取り上げようとしても、その“お勉強の時間”が「退屈だ」と思われてしまえば、ビジネスが成り立たない。結局、“只管にエンタメ化する”という方向へと舵を切ってしまうのです。日本の場合は、ニュース番組に芸能人を出して視聴者の興味を惹こうとするケースが目立ちますが、海外でも方法論は違えど、ベクトルは総じて似たり寄ったり。こうして、“お客さま”に寄り添う報道姿勢が、結果として社会の衆愚化を加速させていることは否めません。

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【震災5年・復興】(01) 移転事業、長期化でずれ

東日本大震災は、故郷の土地が深く傷付いた災害でもある。沿岸部は津波被害の危険区域になり、原発事故で放射性物質を浴びた土地には健康被害の懸念が付き纏う。防潮堤建設・高台移転・除染――。土地の危険を取り除き、暮らしを一から再生させる復興が必要になった。事業が巨大化し、長期化する中、被災地で何が起きているのか、報告する。

20160912 03
被災者向けの新築の災害公営住宅に、被災していない人たちが暮らし始める。沿岸部の住民の為に造成された集団移転用地が、無関係な市民にも分譲される――。被災地で近く起きる現実の話だ。“復興住宅”とも呼ばれる災害公営住宅は本来、自宅を再建できない被災者の為に建てられる住宅だ。岩手・宮城・福島3県で約1万4000戸が完成し、間もなく計画全体の5割に到達する。集団移転も復興の象徴だ。昨年12月末現在、3県332地区で計9549戸が高台等への移転を計画し、5398戸分の宅地が完成した。震災5年の今、こうした被災者向けの住宅や宅地が“一般開放”されようとしている。見込んだ程の応募が無く、空き室・空き区画の多発が懸念されている為だ。整備のピッチが速い宮城県からの要請を受け、国土交通省が被災者を対象に3ヵ月以上の募集を行い、空きが続く場合に“開放”を容認した。同県滝谷町の復興住宅や、仙台市と同県山元町の集田移転用地計10地区で、一般募集が実施される見通しだ。県庁には他の自治体から問い合わせもあるといい、今後、こうした募集が増える可能性は高い。岩手県でも空き室が出始めている。山田町では、完成済みの復興住宅195戸の内、53戸が空いている。町の担当者は、「好条件の復興住宅の完成を待つ人もいる。その抽選に外れた人が空き室を希望するのを待つしかない」と頭を抱える。

原発事故の避難者を対象にした住宅も例外ではない。約2万4000人が避難する福島県いわき市。3年前の意向調査では、少なくとも1585世帯が復興住宅への入居を希望したことから、県等は1768戸の建設を計画した。ところが、昨年の調査で希望世帯は762に激減。2年の間に、自宅を購入する等の動きが加速したからだ。時間と共に、被災者のニーズは変化していく。海岸線が入り組む牡鹿半島、宮城県石巻市の谷川浜・祝浜地区は、約60戸の大半が津波被害を受け、27戸が3年程前、山側への集団移転を決めた。だが、用地取得が難航する中、離脱世帯が続出。今夏、漸く海抜約40mの土地造成が完了するのに、移転するのは僅か8戸だ。漁師の渥美清松さん(65)は2年前、集団移転を諦め、10km以上離れたJR万石浦駅近くに自宅を建てた。「もっと早く事業が進んでいれば、違っていたかもしれない」。小規模移転は、地域活動等が困難になる“限界集落”を生む――。そんな批判がある。石巻市役所集団移転推進課の村上秀樹課長(53)は、「猫の額程の平地しかない半島部で、移転先の集約は難しい。浜毎に移転させるしかなかった」と溜め息を吐く。ただ、8戸での移転に加わった漁網製造業の渥美勝彦さん(63)は言う。「集落がどうなるかって、そりゃ不安だ。だけど、残った我々で手探りでやっていくしかない、全てを」。暮らしを取り戻す為、被災地の試行錯誤は続く。今年も、あの3月が巡ってきた。

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【私のルールブック】(66) メダルに興味はないけれど…

リオオリンピックが無事に(?)幕を閉じた。ブラジルの財政難に端を発し、大統領の不在や治安悪化等、様々な問題を抱えたままスタートを切った大会ではあったが、良くも悪くも始まってしまえばそれなりに盛り上がるのがオリンピック。とはいえ、大きく報じられてこそいないが、やはりそこそこ問題はあったようで、東京オリンピックを控える我々としては、良い教訓にして繋げたいものである。で、肝心の日本の戦績はというと、ロンドンオリンピックを超えるメダル獲得数というのだから、立派の一言。特に柔道とレスリングは出色の活躍ぶりで、東京オリンピックでも相当数のメダルが期待できると言っていいだろう。ただ、“肝心”と綴っておきながら、私はメダルにはそれほど興味が無いのよね。まぁ、獲るに越したことはないんですが、何より嫌いなのが、無責任なメダル獲得予想とか、「吉田沙保里は間違いなく金メダルを獲れる!」発言とか、「何を根拠に、あの人たちは公共の電波を通して言い切ってしまっているんだろう?」と…。

だって、勝負事に絶対はありませんから。確率は出せたとしても、100%という数値だけは存在しないんです。っていうか、そんなもんがあったらギャンブルだって成立しないんだから。私だって、こんなに損しなくて済んでいる訳ですよ! …え~、若干横道に逸れてしまったので、話をオリンピックに戻しますと、そこまでメダルに興味が無い私ではありますが、それでも強く印象に残ったシーンを幾つか挙げてみたいと思います。先ずは、史上初の銀メダルを獲得した卓球男子。中でも水谷選手は凄かった。まさに“鬼神”と化していました。ただ、「喝!」のおじさんにガッツポーズで教育的指導を受けちゃったみたいですが、私は擁護派というか“仕方ない派”でして。だって世界戦ですからね。特に、水谷選手の場合は国を背負うばかりでなく、卓球界に警鐘を発しながらの戦いだった訳で、単なる勝負の域にあらず、色々な意味を含めての戦争だった訳ですから。ガッツポーズぐらい許してやって下さいよ。因みに、私が卓球男子でもう1つ気になったのは、何であのコーチさんの髪型は、いつもビッチリ決まっていたんですかね。

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