【タブー全開!政界斬鉄剣】(94) 何でどんなタイプの政治家も大臣になると劣化しちゃうのか?

遂に安倍改造内閣が発足した。でも、どれだけの人が本気で期待しているだろうか? 振り返れば、誰が総理でもどの党の政権でも大体、期待外れに終わることばかりだった。「この人なら違うかも!」と思えたような人でも、当選回数を重ね、大臣になる頃には大体、精気も覇気も感じられない政治家に仕上がってしまう。何故なのか? そんな疑問を、政官界の舞台裏を知り尽くす政治評論家の池田和隆氏がわかり易く解説してくれた!

池田「内閣改造が行われましたね。多少の期待感があっても確実に裏切られるでしょう。どんなに有望視された政治家でも、大臣や党の幹部を歴任していくうちに目が澱み、キレの無い印象に仕上がっていく。その原因は閣僚の選び方にあります。よく、『閣僚人事は総理の専権事項だ』と言われますが、実際には官僚が全てやっています。ここ50年以上、本当に自分で人事をやった首相は小泉純一郎さんくらいです」

――そうなの!?
池田「閣僚の“身体検査”という言葉がよく使われますが、首相個人には調査能力がありません。調査をするのは官僚です。各省庁から、役所にとって都合がいい議員がリストアップされるのです。その人事を取り纏めているのが、事務方(※官僚上がり)の官房副長官です。現在は杉田和博氏が務めている。官房副長官には、省庁のトップである事務次官経験者が基本的に就任します。彼らは政治家ではないので、内閣改造が行われても留任するケースが多く、絶大な影響力を持つ陰の実力者なのです」

――そうだったのか!
池田「どんな政治家が官僚に好まれ、大臣候補にリストアップされるのか。そこを理解する為、政治家をタイプ別に分類して解説しましょう。最近の政治家は、世襲議員・官僚出身・公募粗・有名人系と4つに分類されます。彼らはタイプが違うのに、大臣になる頃には量産型の残念な政治家になってしまう」

――そこが不思議なんだよな。先ずは世襲議員から!
池田「夫人や女性閣僚の失態に振り回され、自ら窮地に陥った安倍晋三首相。“未曾有”の漢字も読めなかった麻生太郎元首相。東京都議選で圧倒的な無能ぶりを曝した石原伸晃氏。“官僚に嫌われる政治家”を自認していたのに、厚労大臣に就任した途端、受動喫煙防止法等の厚労利権に没入した塩崎恭久氏。“超おバカ議員”として永田町で超有名な世耕弘成氏等、ダメな世襲議員は数え切れません」

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テーマ : 政治家
ジャンル : 政治・経済

【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(122) アメリカで起きた“不法移民売買”の悲劇は対岸の火事ではない

“Acceptance(受諾)”ではなく“Denial(拒否)”――そんなドナルド・トランプ政権下のアメリカで悲劇が起きました。先月下旬、テキサス州のスーパーマーケットの駐車場に停められた大型トレーラーの中に、100人以上の不法移民が詰め込まれているのが発見され、熱中症とみられる症状で数十人が病院に搬送。うち10人が亡くなったのです。恐らく、移民ブローカーから人身売買紛いの扱いを受けていたのでしょう。グローバル化により、人々の往来は激しさを増す一方で、南北格差(※先進国と途上国の経済格差)が解消される気配はなく、政情不安に襲われる国も多い。命がけでも豊かな国に行こうとする人々は後を絶ちません。それでも、先進国側は率先して格差を解消しようとするどころか、貧しい国の労働力や資源に依存しつつ、その反動として押し寄せる移民・難民は受け入れたくないという態度を一様に取り始めています。これは麻薬問題でも同じことが言われますが、“現実”はもうそこに厳然と存在するのです。

本来はそれを受け入れ、共存していくしか道はない。それなのに、現実の急速な変化に対応できないあまり、集団逃避的に問題の存在を認めず、たた拒絶しようとする――。これが欧米で近年勢いづく移民排斥派の実態です。彼らは総じて栄光の過去を語ります。「あの頃の我が国は素晴らしかった、あの理想に立ち返ろう」。しかし、忘れてはいけないのは、人間にとって“過去”というものは、必ず記憶の中で整理整頓され、秩序立って見えるという事実。その整然たる記憶に唆されがちですが、実際にはどの時代にも様々な不安要素やリスクがあり、それでも人々は何とかやってきたのです。美化された過去と、未だ見ぬ不確定な未来の“差分”を利用して、そこに嘘や願望を染み込ませていく――。これがポピュリスムの常套手段であるということは、誰もが知っておくべきでしょう。これは決して対岸の火事ではなく、全く同じことが日本にも当てはまります。それどころか、日本の場合、多くの大手メディアは現実逃避的な高齢者に寄り添うばかり。本当は清濁併せ呑みながらやっていくしかないのに、「憲法9条さえあれば平和は続く」「原発が無くてもやっていける」「経済成長が無くてももう十分だ」と、“今のままでいい型”の議論が増えていく。

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テーマ : 国際問題
ジャンル : 政治・経済

【私のルールブック】(112) 捨てたモノがあるとすれば…それはプライドです

若かりし頃、とある監督さんに「君がこれまでのキャリアの積み重ねで得たモノを捨てろ」と言われたのに、捨てることができなかった私。しかし監督は、「捨てたとしても拾いに戻ればいいんだよ。捨てる行為を恐れ過ぎてはいけない」と私を論しました。その言葉が、その後の私にどれほどの影響を与えたか。私は、この歳になって演出等をする際、良いモノは持っているのに売れる所まで行き切れていない役者さんに対し、もれなく監督の言葉を引用させて頂いております。簡単に言うと、もろに真似をさせて頂いている訳です。でも、実際は私も捨てられなかった訳で、捨てるふりをして逃げてしまったのですから、容易な作業ではないんです。それは、キャリアを積めば積むほど困難になります。だって、無駄に知恵が付いてしまう訳ですから。そういった観点から見ると、子役さんを扱うほうが楽なんですよね。

だって、持っているモノが無いんだから。真っ新な上に素直ときたもんだ。与えれば与えるだけ、スポンジのように吸収してくれますからね。でも、突き詰めると役者さんって、その作業を延々と繰り返すことが本来の仕事なのかもしれません。だって、子供は素直だから何でも吸収してくれると言いながら、結果的に私の色は付く訳です。で、その後に私が付けた色を大事にし過ぎると、間違った形で大事にし過ぎてしまうと、次に出会った監督が違和感を覚えるかもしれない。で、私が付けた色を何とかして真っ新に戻し、そこから新たに色付けしていく…。何年か前に、『シャ乱Q』のつんく♂さんと「どんな子をオーディションで選びます?」という会話になった際、色が付き過ぎていない子、余白がある子…で意見が一致しました。やはり演出、プロデュースする側の生理といいますか、足りないモノ、欠けているモノの穴埋めをしたがるのが、演出する者の本能なのかもしれません。

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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

【タブー全開!政界斬鉄剣】(93) 新大臣を思い通りに動かす役人の巧妙な騙しテクニック!

池田「今週は内閣改造が行われる予定です。現時点で閣僚の顔ぶれはわかりませんが、断言できることがあります。それは、誰が入閣しようと、結局は役人の利益の為に働かされるということ。そこで今回は、役人たちが大臣に仕掛ける巧妙な罠の実態を解説しましょう。省庁の役人が大臣に行う報告や相談のことを大臣レクチャー、略して“大臣レク”と言います。大臣レクの存在自体はご存知の方も多いかと思いますが、今回はその裏側を明かします」

――それは知りたい!
池田「先ずは、大臣の1日のスケジュールを把握しておきましょう。朝は8時くらいから閣議や党の部会への出席等で始まります。日中は国会の委員会で答弁をしたり、国や省庁の行事に参加する。夜は大体2~3件ほど予定されている会食や行事に顔を出すので、仕事が終わるのは23時くらい。更に、少しでも空き時間があれば、後援者と会ったり、秘書からの様々な報告を受ける訳です」

――意外と忙しいなぁ。
池田「そんなスケジュールの合間の時間も、大臣レクで埋め尽くされるのです。私が仕えた松岡利勝農林水産大臣(※故人)の場合は、入閣前から農政に精通していたので、大臣レクは1日3~4時間ほどでした。しかし、初入閣の大臣ともなれば、平気で1日6~7時間になるのが普通です。不慣れな疲労の中、連日役人たちから膨大な量の報告を受け、『大臣、では今、報告した通りなので、この案件は了承ということで宜しいですね?』と聞かれ続けるのです。どんなに頭が良くても、次から次へと何十人も押しかけてくる役人を相手に、小さな問題点も聞き逃さずに指摘するのは困難です。役人は、そんな状況を意図的に作り出しているのです」

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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(121) 森友・加計問題で自民党以上に信頼を失ったのはメディアだった

先日、テレビ番組で森友・加計問題を巡るメディアの報道姿勢についてコメントしました。やや補足も加えながら紹介しますと、以下のような内容です。「メディアとは、自ら能動的に取材し、ファクトを提示するべきものだが、今回は殆どのメディアがその役割を放棄し、野党によるショーアップされた内閣追及に加担し続けた。場合によっては、自民党以上に信頼を失ったのはメディアだったということになるかもしれない」。このコメントは思いの外、多くの賛同を頂いたようですが、メディア(※ここでは最も典型的なテレビを取り上げます)側とユーザー(※情報の受け手)側の両視点から、もう少し掘り下げてみましょう。よく言われることですが、日本のテレビの異常さは、①電波割り当てや記者クラブといった仕組みに守られていること②その為、表向きは“不偏不党”を謳いながら、実際にはそれを都合よく解釈し、大衆がニュースから受ける印象の“操縦桿”を握っていること――にあります。

はっきり言えば“守られ過ぎ”で、様々な誤魔化しがあるのに、視聴者もそのヌルさに慣れ切って何も感じなくなっているのです。一方、例えばアメリカでは、『CNN』や『FOX』から独立系放送局に至るまで、イデオロギーを特化させたりニッチを狙ったりと、市場でユーザーを取り合っています。そして、アグレッシブにインターネットでも発信し、新しいビジネスに繋げる。その進化の過程でフェイクニュースのような“魔物”が生まれることもありますが、未だに報道番組の動画をインターネットに出し渋ることが多く、高齢者をメインターゲットにすることで延命している日本とは大きく違います。こうした日本のメディアが生み出したのは、どこまでも受け身で、情報に踊らされる人々。その危険性を戦前のファシズムに重ね合わせる声もありますが、平均年齢の若い国民が限られた情報の中で熱狂に走った嘗てのドイツと、高齢化もあって活力を失った人々が過剰に溢れる情報を“好きか嫌いか”で偏食し続ける現代日本とは全然違う。それはファシズム前夜というより、映画『ライフ・オブ・ブライアン』(テレキャスジャパン)の世界のようだと僕は感じます。

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テーマ : 報道・マスコミ
ジャンル : 政治・経済

【日日是薩婆訶】(22) やむなく生まれて初めて裁判の被告になり、和解となりましたが…

今月は当山にとって、何より桜の咲く月であった。現時点では境内も既に花吹雪、観光客もほぼいなくなったが、相当の数の人々が慧日山を訪れて下さったことは間違いない。無論、この町に『滝桜』という天然記念物第1号の桜がある影響は大きい。これは大正11(1922)年、岐阜の淡墨桜や山梨の神代桜と共に天然記念物に指定された時点で“樹齢1000年”とされたが、我が福聚寺には、その娘とも言われる大きな枝重れ桜があり、滝桜を見に来た人が「折角だから序でに」寄っていくことが多いのだろう。禅寺に桜は似合わないが、うちの場合は相当古くから桜との因縁がある。平安時代から都まで名を知られていた滝桜を、先ずこの三春町を拓いて福聚寺を創建した田村義顕公が保護した。周辺の住民に桜の世話を頼み、“滝桜に碌を与える”という形で事実上免税にしたらしい。その代わり、「最初の花が咲いたら早馬で知らせよ」と仰せだったというから、滝桜に相当惚れ込んでいたのだろう。続く2代隆顕、清顕の時代に、その子孫木があちこちに植えられていく。神社仏閣を始め、領地内の48ヵ所に作られた館(四十八館)に其々植えたというから、これはもう、今で言う“町づくり”の意識があってのことだろう。恐らく、植樹の為の苗木も、当時から育てられていたに違いない。また、うちの寺の境内には、「大正5年に4人の檀家さんによって350本の染井吉野の苗が植えられた」と過去帳にある。今も相当の数の桜が生き残っているが、これも滝桜が天然記念物に指定される前であったことが興味深い。つまり、国からそんな形で顕彰される以前に、川村家仕込みの桜贔屓の心性が、この街には生きていたということだろう。実は、来年が田村清顕公の1人娘、後に伊達政宗の正室となる愛姫の生誕450年に当たるのだが、「若しかすると、愛姫の誕生記念にうちの桜が植えられたのではないか?」とも思う。樹齢もほぼそのくらいだし、特に今回の震災以後、あちこちに滝桜の子孫木が植樹されるのを見るにつけ、そんな気がするのである。慶賀であれ被災であれ、記念に桜を植えようという習慣は、田村家の時代から続いているのではないだろうか。

ところで、今年の桜を具に見た挙げ句、私は墓地の何本かのU字溝を壊してもらった。墓地には先に書いたように、大正5年に植樹された染井吉野が沢山残っているのだが、その後、“何かといえばU字溝”という国土改造の風潮に乗って、桜の根元であることも配慮せず、あちこちにU字溝が敷設されたのである。U字溝は元々、日本住血吸虫の駆除の為、広島県で初めて敷設して駆除に成功し、その後は大した理由もなく全国に広まった代物である。桜に限らず、U字溝は木の根の呼吸環境を著しく悪化させる。今回の新庫裡建設工事でも、本堂周囲や庫裡周辺のU字溝を全て底抜けにし、周囲の土の通気通水を確保したのである。U字溝の底を抜き、スコップで底の下を掘る作業を横で見ていると、明らかにその辺りの土からは腐敗臭がする。しかし、改めて更に1mほど掘り下げ、中に炭や竹や木等を埋め込むと、3日もすれば臭いも無くなり、土質も改善していく。これは、以前もご紹介した『杜の園芸』の仕事だが、結局、新庫裡の下には矢野氏の指示で炭を200俵ほど入れたことになる。基礎を担当してくれた群馬県の『西田建設』の理解と協力を得られたこともありがたかった。ところで、こうした墓地の桜の環境変化は、墓地に対する考え方の変化によるところが大きい。もっと言えば、高度成長時代の国土改造等に象徴される土木工事の行き過ぎた普及である。道路を始め、地面の舗装を徹底させ、元の地形を無視してまで造作し、雨は全てU字溝から川に集約するという考え方が、あっという間にこの国全体に広がってしまった。しかしこれは、植物を育む大地の扱い方としては最低だったと言うしかない。また以前には、「お墓の土をコンクリート等で固めるのは先祖に申し訳ない」という考え方が残っていた。それ故、両彼岸やお盆前には、大勢の檀家さんがお参り前の草引きに来たものだった。今も無論、相当の人々が草毟りには来るのだが、やはりその草引きが免除されるような形式にお墓を直したがる人々も多い。恐らく、石屋さんもそのような営業をかけているのではないだろうか。つまり、墓地の大部分を石等で覆うやり方である。以前は砕石や玉石を敷く等、未だ雨を通す方法だから良かったのだが、最近は全面石張りを考える人もいるので、事前にお寺に相談して下さるよう頼んでいる。本当は、敷地の半分ほどは土を残すか玉石等にしてほしいのだが、3割程度でも容認したことはある。例えば、「敷地の3割以上は通水できるように」とか決まりを作ったほうがいいとも思うのだが、そのルールを流布することで、却って土面積が減ってしまう怖れも感じ、ルール化はせず、個別に対応している現状である。

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テーマ : 仏教の教えと世界観
ジャンル : 心と身体

【異論のススメ】(29) 森友・加計問題めぐる報道…“事実”を利用するメディア

大相撲名古屋場所で14勝1敗で優勝した白鵬が、その1敗した御嶽海戦について、こんなことを言っていた。「万全の体勢になって問題ないと思ったら敗れた。相撲は奥が深いね」と。あまり適当な連想ではないが、“安倍1強”と言われ、万全の態勢にあった安倍政権の支持率が急落し、急遽、内閣改造を行った。相撲ならよいが、こちらはまさか「政治は奥が深いね」というような話ではないだろう。安倍政権にとって幸いなのは、民進党の混迷が輪をかけて酷い状態なので、現状で対抗できる野党が無いことだ。しかし、明らかに安倍政権は“1強”ではない。敵は“世論”であり、それを端的に数値化した“支持率”である。1990年代の政治改革以来、支持率に示される世論が政治の動向を左右することとなった。元々、政治改革とは2大政党の間の政策論争による政権選択だと宣伝されてきた。民進党(旧民主党)はまさにその実現を使命として成立し、本紙を中心とする多くのメディアもそれを支持した。にも拘わらず、実際に進展したことは何だったのか? とてもではないが、2大政党政治でもなく、政策論争でもなく、政権選択選挙でもなく、専ら“支持率を通して世論が政治を動かす”という事態であった。しかし、“世論の動向”とは抑々何なのか? 安倍政権の“1強”を崩した要因の半分は、自民党も含め、身内から出てきた失言や暴言や週刊誌的スキャンダルであった。閣僚については、安倍首相に責任があることは間違いない。しかし、後の半分は『森友学園』・『加計学園』問題である。実際、この5ヵ月以上に亘って、殆ど連日、野党もマスメディアもこの問題を取り上げ続けてきた。テレビの報道番組や報道バラエティーを見れば、連日、加計学園の名が出てきて、今治に計画された小さな大学が、今や全国で最も知名度の高い大学になってしまった。半年近くに亘って新聞紙上の1面を占拠し続けた問題となると、通常は国家の方向を左右する大問題である。「果たして、今治に計画される獣医学部が日本の将来を左右するだろうか?」等と皮肉を言いたくなるほどの大きな扱いであった。

様々な不透明な経緯はあったにせよ、加計学園問題がそれほど重大問題だとは私には思われない。ただ、ここで私が関心を持つのは、この問題が“事実”を巡ってどうにもならない泥沼に陥ってしまったように見える点である。とりわけ、メディアは“事実”を御旗にしている。“事実”といえば一見、客観的で確定的なものに見える。そこで、野党もメディアも文科省の内部メールを持ち出して、これを“事実”とし、官邸が文科省に圧力をかけたという。そうでないなら、「“ない”という“事実”を出せ」という。「出せないのは、安倍首相が“お友だち”の便宜を図る為に圧力をかけたからではないか?」という。メディアが連日、そんな報道をしているうちに、内閣支持率が急落していったのである。この先、何かのっぴきならない“事実”が出れば兎も角、現状では確かな“事実”などどこにもない。そして、「安倍首相が加計学園の便宜を図り、圧力をかけた」といった“事実”は出る筈もなかろう。全て藪の中なのである。しかし、野党もメディアも、「政府側が説明できないのは、“事実”を隠蔽しようとしているからだ」という。私には全く無謀な論理だとしか思われない。冗談だが、仮に便宜を図ったとして、「それを“事実”をあげて説明せよ」と言われても難しいだろう。抑々、“口利き”や“圧力”は証拠など残さないだろう。しかも、野党もメディアも、実は“事実”だけを報道している訳ではない。「個人的事情によって行政を歪めた」と推測し、その推測を根拠に、政府の説明責任を追及しているのである。“事実”報道の客観性を唱えるメディアが頼っているのは、“事実”ではなく“推測”である。この推測を突き崩す“事実”を提出できない政府を攻撃するというのだ。しかし、政府からすれば、“ない”という“事実”を証明することなど不可能であろう。

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【私のルールブック】(111) 数年ぶりに頂いた1週間の休みでしたが…

先日、数年振りに夏休みを頂いた。まるまる1週間のお休みである。日程を決めたのは、確か4月頃だったと思う。帯番組+複数の番組を抱えている故、「ここでお休みしたいんですけど~」的に、 気軽に自分の都合だけで休むことなど到底できない。基本、収録スタイルの番組の殆どは隔週の2本撮りなので、調整は何とか可能なのだが、『バイキング』(フジテレビ系)は生放送+帯での出演(月~金)なので、完全に番組から抜けることになり、相談は必須なのである。要するに、子供の頃は当たり前のように無条件で与えられていた夏休みも、大人になると誰かの力を借り、誰かに迷惑をかけ、誰かと相談しなければ得られないということなんでしょうね。とはいえ、結果的には数年振りに大型のお休みをゲットできた訳です。そりゃあ楽しみでしたよ。色々計画も立てました。ワンちゃんと同宿OKの行きつけの宿でのんびりするとか、3日間だけワンちゃんたちをホテルに預けて、お付き合いさせて頂いている彼女さんとどっかに行こうか…とか。

計画を立てるのは自由ですし、タダですから。で、実際はどうなったかといいますと…病院三昧でした。メインは歯医者さんです。で、かなり大掛かりな治療をすることになり、というか、1週間のお休みなんて次にいつ取れるんだって話ですから、このタイミングで決行せざるを得ない状況と相成りまして…。しかも、その治療を行うとかなり顔が腫れることが判明。腫れが引くまで丁度1週間ぐらいかかるだろうと、えぇ。ということはですね、1週間のお休みの初日に治療をし、後は安静にして顔の腫れが引くのを待つしかない訳ですよ。結局、寝たきりの1週間でした。運動はワンちゃんのお散歩のみです。こちらは先生にもお願いし、「親としての責任ですから」と言って了解を得まして。お風呂に関しましては、私は湯船派なんですがシャワーのみ。そして、最大の問題は食事です。歯の大掛かりな治療ですから、当然、治療後は巧く食べることなどできません。というか、食べる気にもなりませんでした。

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【タブー全開!政界斬鉄剣】(92) 軍事機密もスキャンダル情報も他国にだだ漏れの日本は超ヤバい!

池田「今週は、防衛省が検討中の“サイバー防衛隊”増強案について解説したいと思います。その内容があまりにお粗末だったからです。増強案の骨子は、現在110名ほどのサイバー防衛隊を1000名規模にまで増員して、日本側からもサイバー攻撃を仕掛ける為の研究部門も新設するというものです」

――どこが問題なの?
池田「サイバー防衛隊は、防衛省内や各自衛隊内のネットワークを監視し、外部からサイバー攻撃を受けたら対応する組織です。つまり、防衛省と自衛隊の内部しか守らない。しかし、サイバー攻撃を仕掛ける連中というのは、守りの堅いところではなく、国家の中枢への侵入が簡単なところを狙ってきます」

――例えば、北朝鮮からも侵入されちゃうの?
池田「つい先日、北朝鮮のサイバー攻撃能力の一端がアメリカ議会で明らかになりました。北朝鮮のハッカー集団がバングラデシュ中央銀行のコンピューターに侵入し、約92億円ものお金を強奪したというのです。これは、アメリカ上院の委員会で、セキュリティーソフト大手“シマンテック”の幹部が証言したもの。つまり北朝鮮は、核開発とミサイル発射実験を繰り返すだけでなく、アメリカとサイバー攻撃の応酬ができるほどのIT能力を持つ実力者なんです」

――超強敵じゃないか!
池田「北朝鮮には“180部隊”と呼ばれるサイバー攻撃専門部隊の他にも、ハッカーを利用して世界各地にサイバー攻撃を仕掛ける極秘部門もあると言われています。情けないことに、日本のサイバーセキュリティーレベルは、北朝鮮に遥か遠く及ばない世界最低のレベルです。これは、世界の軍事関係者の間では常識となっている」

――ヤバイなぁ…。
池田「攻撃を仕掛けてくる連中の標的は防衛施設だけではない。テロと同様、守りの弱い部分が狙われるのです。例えば、日本の中枢である永田町の議員会館に設置されているパソコンは、連日サイバー攻撃を受けまくっています。実際、国会議員たちのメールのやり取りは、他国に筒抜けだと思ったほうがいい」

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【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(120) アメリカの対北朝鮮最終オプションはまさかの“日本核武装”!?

「若し、ここで戦略的なバランスを劇的に変更したければ、韓国から1991年に撤退した(アメリカ軍の)戦略核兵器を再び持ち込むこともできる。また、もう1つのオプションとして、日本に独自の核抑止を作らせることも可能だ」――。これは、7月6日にアメリカの著名なコラムニストであるチャールズ・クラウトハマーが『ワシントンポスト』に寄稿した、『北朝鮮、ルビコン川を渡る』という題名のコラムからの抜粋です。恐らく、これを読んだら、「核兵器は絶対悪だ」と子供の頃から習ってきた多くの日本人は、拒絶反応を起こすでしょう。しかも、ここで論じられているのは、所謂“核共有”ではない。日本の独力による核武装という“禁断のシナリオ”が、既にアメリカでは現実的なオプションの1つとして論じられ始めているのですから――。何故、こんな話題が俎上に載るようになったのかといえば、アメリカが北朝鮮に対して打てる手がほぼ無くなってきたからです。北朝鮮が7月4日に発射実験に成功した大陸間弾道ミサイル(ICBM)の推定射程は6700㎞程度。アラスカやハワイ島、アメリカ領土の一部に届く数字です。そして今後については、「核ミサイルがアメリカ西海岸を攻撃できる能力を2年以内に獲得する」との予測もある。つまり、アメリカは間もなく、自国民が北朝鮮の“人質”となってしまう状況に追い込まれるのです。これで、アメリカ軍を頂点にした日米韓の軍事同盟は、大きな岐路に立たされます。そのキーワードは、欧米メディアに最近度々登場する“Decoupling(離間)”という概念です。アメリカは当然、同盟国を守るよりも、自国民の被害回避を最優先に考える方向へシフトする筈です。例えば、北朝鮮が韓国や日本に軍事攻撃を行った場合、これまでならばアメリカ軍が瞬時に迎撃、或いは反撃したでしょう。しかし、今後はアメリカ本土への核攻撃を恐れる大統領が、一瞬の判断に逡巡するかもしれない。たとえ、その一瞬の遅れにより、同盟国が火の海となるリスクが生まれたとしても。

こうなると、同盟国の間には疑心暗鬼が生まれます。日本や韓国からすれば、本当にアメリカは守ってくれるのか? 逆にアメリカからすれば、日本や韓国を守ることで自国が攻撃されるのではないか? これが、軍事同盟に亀裂が生まれるデカップリングという現象です。これは机上の空論ではありません。敵側の新たな核兵器の登場が、」同盟のデカップリングを誘発し、各国が独自の核保有を模索するという動きは、過去にも例があります。東西冷戦初期、ヨーロッパの『北大西洋条約機構(NATO)』加盟各国は、アメリカの“核の傘”の下にいました。ところが、旧ソビエト連邦(※現在のロシア)の核ミサイル技術が発達し、核弾頭を搭載したICBMがアメリカ本土を射程に捉えるようになると、ある疑念が生じます。「若し、ソ連から軍事侵攻を受けた場合、アメリカは集団的自衛権を直ぐに行使してくれるだろうか?」。こうして、1950年代から1960年代にかけ、イギリスとフランスはソ連への抑止力を高めるべく、相次いで核保有国となったのです。「集団的自衛権の行使は合憲か違憲か?」といった内向きの議論ばかりの日本には刺激的過ぎる話でしょうが、客観的に見れば、今の日本も当時の英仏と似た状況に置かれている。だからこそ、こんな話がアメリカメディアのど真ん中で提示された訳です。冒頭で紹介したコラムは、更にこう続きます。「日本の核武装(に関する議論や政治動向)こそ、何よりも中国政府の注意を惹くだろう。中国は嘗てないジレンマに直面する。『中国にとって、北朝鮮(の金正恩政権)を存続させることは、核武装した日本(を誕生させてしまうこと)ほどに大事なのか?』というジレンマに」。北朝鮮問題に関し、ドナルド・トランプ政権は「中国の圧力が必要だ」と主張していますが、当の中国は北朝鮮に圧力をかけるどころか、軍事転用可能な物資を輸出する等、寧ろ核開発を裏からバックアップし続けています。このように、北朝鮮・中国主導で進む“ゲーム”を一変させるには、もう日本の核武装くらいしか手が残されていない――。それが、このコラムの主張です。

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テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争
ジャンル : 政治・経済

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