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テーマ : 教育問題について考える
ジャンル : 学校・教育

生活困窮家庭の子供にお寺を開放する学習支援――曹洞宗3ヵ寺と栃木県大田原市の快挙

「お寺なら、勉強のみならず、子供の人格形成にも良い影響を及ぼすのではないか」――。市長のそんな思いで始まった生活困窮世帯への学習支援。その名も『お寺の学習塾』が効果を上げている。

20160506 17
「お寺ということは特に意識していませんでしたけど、でもやはり安心できますし、2時間きっちり勉強して、先生がついて教えてくれるので、とても助かっています。若し住職さんのお話が聞けるようでしたら、私も参加してみたい」。こう話すのは、栃木県大田原市の曹洞宗・A寺に我が子を迎えに来ていた30代のお母さんである。今、大田原市の画期的な取り組みである『お寺の学習塾』が全国的に注目を集めている。生活困窮家庭の子供たちを対象に、昨年7月から毎週土曜日に学習支援を行っているのだが、その名の通り、会場は市内の曹洞宗3ヵ寺で、お寺故の相乗効果が生まれているのだ。同じくお寺を開放している同市の曹洞宗・B寺の副住職(32)が語る。「嘗ての寺子屋等お寺の教育では、躾もしていました。当地でも、幕末に藩校である作新館があり、お寺が関わっていた歴史があります。この学習塾では、只の塾のように机と椅子に向かってビシビシ指導するのではなく、畳に座って、春には牡丹が咲き、秋には紅葉が鮮やかに染まる、そんな環境からも子供たちが得られるものは大きいのではないでしょうか」。自治体が、子供のこととは言え、お寺を活用するとは珍しい。しかし、「この事業は、お寺だからこそ成功した」と関係者は口を揃える。では、どんな取り組みなのか? 何故上手くいったのか? 詳しく見よう。

2月6日土曜日の午後2時、雪が積もる大田原市内のB寺の境内に子供たちがやって来る(B寺と仮名にしたのは、生活困窮家庭故に特定を避ける為である)。先生方は約1時間前からお寺に来て、会場となる48畳の研修道場で長机や座布団の準備をする。「こんにちは~」。入って来る子供たちを笑顔で先生が迎える。始業の鐘も“起立・気を付け・礼”も無い。子供が着座するや、いきなり学習支援が始まった。それを見て驚いた。この日、やって来たのは小学生1人と中学生2人の計3人。対する先生は3人、つまりマンツーマン指導だからだ。のみならず、長机に座布団。先生方は生徒の前方に回り、ある時は横に並び、一緒に教科書やノートを見ながら勉強を教えていく。まるで家庭教師のようだ。その教え方も、塾みたいに黒板に書いて解説をしていく一方的なものではなく、子供の目を見ながら、まるで子供の中にある答えを持ち上げるみたいだ。時に子供と一緒に沈思し、時に身を乗り出して教科書を指さし論し、共に考える。ふと目を上げると、正面の床の間には観音様。子供たちは皆、無駄口一つ叩かず、真剣な面持ちで勉強している。何故、このような自然と子供たちが勉強に集中する雰囲気を作り出すことができたのだろう。子供たちに話を聞くと、「普段、お寺に来ることは無いけれど、勉強するのに集中できる」「本当は来たくないし、勉強も好きじゃないけど、家だとできないから。お寺に来たらできるからよい」「塾に行きたかったけど、行けなかったので嬉しい」と口々にお寺の良さを話すのだ。それは、保護者も同じだ。「普段は60点くらいだった試験で80点も取れたのです」という声が寄せられれば、「塾に通わせたかったのですが経済的に難しかったので、本当に助かっています」等、お母さん方からも口々に感謝の声が聞けた。大田原市と3ヵ寺は何故、このような学びの場を作り上げることができたのか。

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テーマ : 地域のニュース
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テーマ : 教育問題について考える
ジャンル : 学校・教育

女子大生風俗嬢の悲惨な現実――学費の為、“普通の学生”になる為に女子大生たちが選んだのは風俗だった

誰もが貧困に喘ぐこの時代。花の女子大生も裸で稼がなくては学ぶこともできなくなってしまった。人知れず散りゆく夜の花に、救いの手は差し伸べられるのだろうか? (取材・文/ノンフィクションライター 中村淳彦)

20160314 04
性風俗に、現役女子大生たちが続々と足を踏み入れている。彼女たちは、年齢にすると18~22歳。女性として最も旬な時期であり、風俗業者が最も欲しい年代だ。最高学府で勉強する女子大生は知的で育ちが良く、男たちにとっては永遠の高嶺の花である。1980年代半ば、『オールナイトフジ』(フジテレビほか)の女子大生集団“オールナイターズ”が人気となり、空前の女子大生ブームが起こった。そして、ビデオデッキの普及と共にアダルトビデオが膨張した1986年に、ホラ貝を吹きながらデビューした黒木香は、横浜国立大学の現役女子大生だったことで一躍有名に。このように、就職や結婚を控えた将来有望な現役女子大生たちが、リスクが高い裸の世界に足を踏み入れることはとても稀だった為、長年、“女子大生風俗嬢”は男のファンタジーとして消費されてきた筈だった。あれから30年――。現在の女子大生たちは平成5~8年生まれ。女子高生が制服や下着を売ったブルセラブーム、そしてオウム真理教が地下鉄サリン事件を起こした時代に生まれている。日本がアメリカ型の新自由主義に本格的に舵を切った時代に育ち、リストラや非正規低賃金労働が吹き荒れていた。彼女たちは、国民総中流と呼ばれた平穏な時代を知らない。「女子大生? うちにもいるし、どの店にもいるよ。今はどんなに偏差値の高い大学の学生でも、一定数は風俗で働いている」。そう語るのは、東京都内で20店舗以上のデリヘルを運営する山崎氏(仮名)だ。「女子大生風俗嬢は昔から少なからずいたけど、特に増えたのは平成20年の世界不況以降。あの時期を境に風俗のお客さんが激減して、経営が本当に厳しくなった反面、求人サイトから働きたいって女の子は沢山来るようになったけど、明らかな供給過多になった時期だった。そうなると店側が女の子を選ぶ立場になって、約半数の希望者は断っているよ。だからこそ、付加価値のある有名大学の女子大生が採用され易い。でもね、そんなに稼げていないのが現実。風俗嬢の収入は15年前の半分くらいだし、今、風俗で働いてる女子大生たちは、昔みたいに遊ぶ為じゃなくて、学校を卒業する為にカラダを売っているんだ」。大学・短大・高専を中途退学した人の中退理由(文部科学省調べ)の1位は“経済的理由”だ。また、『東京私大教連』の発表に依れば、自宅外学生の1日あたりの生活費は897円と、調査開始以降、初めて900円を割った。1990年には2500円に届く勢いだったが、6割以上の下落。大学生の経済的な窮状が明らかになった。更に、家庭の世帯収入も下落している。2000年には627.6万円だった平均世帯収入は、2014年には529万円。平均所得以下の世帯は61.2%に達して、最早、日本の家庭の過半数以上は子供を大学に行かせる経済力が無い。それなのに、大学進学率は上昇を続けている。金が無いのに、金を使うことで生まれる歪み――。その歪みを埋める為に、女子大生たちは続々と風俗嬢になっているのだ。

「大学2年生になってから、直ぐに風俗を始めました」。そう語るのは、明治学院大学4年生の山田史織さん(仮名・22)だ。悲痛な表情どころか、微笑みながら言う。童顔の山田さんは、誰も風俗嬢とは思わない清楚な風貌で、既に幾つかの志望企業に内定を貰っている。地元は東京郊外、父親53歳・母親50歳で、1人っ子の核家族。中学2年生の時、父親は17年間勤めた会社をリストラされた。製造業に派遣を認める派遣法改正の影響だった。父親は何年就職活動しても正社員としての再就職は叶わず、非正規職を転々とする。「父は再就職できませんでした。家にいるようになってアルコール依存になって、偶に仕事に出ても生活費を入れなくなって…。家族の生活は看護師資格を持つ母親が支えていましたが、介護施設のパートだったので、月収は精々18万円くらい。とても私立大学に娘を通わせるお金は家にはありませんでした」。彼女の出身高校は、地元では有名な進学校だった。「大学に進学しない」という選択はあり得ない環境で、学費が高めの明治学院大学に推薦で合格。「本当に学費に困っていた状況だったんだけど、最初の入学費用は祖父母が出してくれてホッとしました。でも、祖父母が援助してくれたのは入学資金まで。『学生生活の4年間は、毎月の奨学金とアルバイトで何とかする』という計算でした」。高校の薦めもあって、彼女は『日本学生支援機構』から第2種奨学金を毎月10万円借りた。4年間で元金は480万円。“奨学金”と名付けられているが、返済義務のある有利子の借金だ。「父親は無職のままだったので、入学後の授業料は全部奨学金。授業料は高くて前期50万円・後期50万円で、年間100万円強かかります。実家通学でも、本当にみっちりアルバイトしないとお金が足りません」。入学して直ぐ、自宅近くの飲食店でアルバイトを始めた。時給900円。授業が終わった後、18時から3~4時間働いたという。「授業を優先すると長時間働けないし、アルバイトで稼げるのは精々毎月3万円で、途方に暮れました。風俗で働くきっかけは、大学2年生になる直前の春休みに掲示板にあった私費留学のポスター。私費で30万円必要だったけど、どうしても行きたくて、『もう風俗店で働くしかない』と瞬間的に思ったんです。心からお金が欲しかったので、その日の内に渋谷のデリヘルに応募しました」。渋谷を選んだのは、大学の同級生にバレたくなかったから。明治学院大学は富裕層の子弟が多く、惨めな姿を見られたくなかったのだ。面接をして直ぐに採用され、その日の内に裸になって店員から性的サービスの講習を受け、翌日から出勤。見ず知らずの3人の中年男性を相手して、3万6000円の日当を貰ったという。「初日は『こんなにお金が貰えるの!?』って驚きました。風俗を始めるまでの男性経験は1人だけ。でも、仕事は直ぐに慣れました。3万円は留学の貯金に回して、残りの数千円を自分が遊ぶお金という感じでやり繰りしていたら、お金がどんどん貯まって、1ヵ月くらいで目標金額の30万円は超えました。でも、全然辞める気が起きなかったんです。大学の友達とご飯を食べに行くとか、普通の学生生活を送ることができて凄く助かって。それもあって、未だ続けています。来年からは奨学金の返済があるから、就職しても辞めません」。4月に就職してからも、土日に出勤して480万円+利子の奨学金返済に備えるという。山田さんは、「風俗って仕事があって本当によかった…」と笑顔で語った。

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テーマ : 奨学金
ジャンル : 学校・教育

池田名誉会長が唱えた“八王子聖地構想”に見え隠れする“学会養成機関”という思惑――『創価大学』設立は、創価学会が日本社会を支配する天下取りの為だったのか?

20160224 02
“最後の砦”――。51年前の1964年、『公明党』結党の年と重なるが、池田大作会長(当時)が『創価大学』の設立構想を発表した。土地の買収・各部教授のハンティング・学生の募集等、7年の準備期間を経て、1971年4月、東京都八王子市に創価大学(87万㎡)を開学する。同大学の建学精神は、当然、創立者の池田会長が提示した「人間教育の最高学府たれ、新しき大文化建設の揺籃たれ、人類の平和を守るフォートレスたれ」である。わけてもフォートレス――“最後の砦”は、「最後まで創価学会を死守する」という願いも込められたものだ。現在、20を超える大学が集まる“学園都市”八王子を、創価学会は自らの“総本山”に匹敵する“一大聖地”にしたかったようで、1983年11月、創価大学に隣接して『東京富士美術館』を開設。1993年3月には、同じく創価大学に隣接して同会の初代会長・牧口常三郎名を冠にした豪華な『東京牧口記念会館』も建設した。余談になるが、同会館が建設された同年暮れ、未遂に終わっているが、『オウム真理教』が会館を狙ってサリン噴霧の計画を立てた。池田大作名誉会長の行動予定を事前に把握し、“ポア”計画を図ったものである。以来、今日に続く同氏の近辺警護を、より一層厳しくするきっかけにもなった。大学・美術館・巨大な会館…。創価学会の関連施設が相次ぎ建設される八王子の聖地について、池田大作名誉会長は『人間世紀の光』と題して、次のような随筆を残している。

人間主義の都 八王子
…わが八王子は、21世紀の偉大なる“大本陣”である。…この大地から、大いなる“教育”と“文化”と“平和”の波動を、全日本へ、全世界へ、千波、万波と広げ、開いてゆくのが八王子の使命だ!…私が八王子を死守する! 師弟に背く輩は、そして、会員を尊敬できぬ輩は、断固として排除すべきだ。ここに八王子の伝統がある。尊き同志と戦える偉大な伝統がある。…

『聖教新聞』2004年5月20日付

何故、こうも気負い立った随筆になっているのか。1970年代末に創価学会は、蜜月の関係にあった『日蓮正宗』と教義解釈等を巡る対立(第1次宗門vs学会紛争)が激化。組織を混乱させた責任を取り、池田大作会長は会長職を辞任。その会長辞任を表明する総会が1979年5月3日、創価大学の中央体育館で開催されたのである。

…それは実質的に、私の会長辞任の総会であった。腹黒い謀略を抱いた坊主と退転者たちに牛耳られた、笑顔も希望もない会合であった。そこには怒りの言葉があった。苦痛の言葉があった。…

同紙

会長を辞任する記者会見で、池田会長は「隠居して、後継者を見守りたい」等、随分と反省を込めた発言を残している。だが実際は、この随筆にあるように「宗門によって会長を辞任させられた」という怒りが本音だったのだろう。

扨て、創価大学である。開学した1971年4月、学部は経済学部(昨年5月現在、学生数は1146人)・法学部(同、1270人)・文学部(同、1863人)の3学部だけであった(同大学のホームページより、以下同じ)。以後、年代を追って、経営学部(同、1097人)・教育学部(同、869人)・工学部(同、699人)・理工学部(同、211人)、2013年4月には看護学部(同、256人)、2014年には国際教養学部(同、171人)と学部を新設し、昨年4月に工学部を理工学部と名称変更している。大学院生を含む学生総数は7973人(同)を数える8学部の総合大学になり、1985年4月に『創価女子短期大学』を開設。更に、1987年には『創価大学ロサンゼルス分校』(現在の『アメリカ創価大学』)とアメリカにも進出した。大学を開校するに当たって、創価大学のOBがこんなエピソードを語る。「大学塔の8階には、大学の創立者である池田大作会長の専用室がありました。でも、普段はエレベーターは7階止まり。しかし、池田会長が来る日だけ、エレベーターは8階にまで行くように操作されておりました」。創価大学らしいエピソードをもう1つ。1970年代、東京大学・日本大学等を始め、大学紛争が吹き荒れ、全国の主要な大学キャンパスは、学生デモや大学を批判する立て看板や無数の旗が乱立した。ところが当時、創価大学のキャンパスには、こうした旗がただの1本も見当たらなかった。静かな学園風景が広がっていたのだ。寧ろ、日大等で学費値下げの闘争が紛糾している時、逆に“学費値上げ”が決定する。当時、学生の先頭に立っていた3期生(法学部)の創価大学学生自治会中央執行委員長が、昨年11月まで創価学会の理事長職という組織のナンバー2を務めていた正木正明氏(現在は参議会副議長)である。先の大学OB氏が、こう補足する。「創価大学の学費が安いから、『池田(大作)先生、学費を値上げして下さい』と学生たちがお願いしたのです」。学生たちが学費の値上げ(現在の初年度学費は約110万円=文系)を懇願する等、実に平穏な大学である。

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テーマ : 創価学会・公明党
ジャンル : 政治・経済

【“疑似科学”と科学の間】(04) 嘗ては地動説も疑似科学だった…科学と一般社会の健全な関係とは?

20160214 07
疑似科学とは、科学の装いを持っているけれども、科学ではないものです。どこからが科学で、どこからが疑似科学なのか。それを識別する方法は、“科学哲学”という分野で検討されてきました。“境界設定問題”といって、中々の難問です。識別は容易ではありませんが、徹底的に科学であるものははっきりわかりますし、徹底的に疑似科学であるものもはっきりわかります。その間にグレーゾーンが存在しますが、ある程度の識別は多くの科学者たちの合意を見ていると言っていいでしょう。グレーゾーンにあるものの典型は“マイナスイオン”です。マイナスイオンという科学用語や学術用語は無く、何を以てマイナスイオンとするかについては、人に依って違いがあります。それらを総合すると、マイナスイオンは家電製品・置物・滝等で発生し、大気中に漂って健康に好影響を与える未知物質ということになります。山中や滝の近くにいると気持ちがいいことの原因を、空気中のマイナス電荷を帯びた微粒子に求めたことが、この言説の発端だと思われます。地面がマイナスに帯電しているという事実から、大気中に浮遊物が多い環境に負の荷電粒子が多いということは理解できます。しかし、それなら滝の近くだけでなく、砂埃が舞う砂漠も同様に気持ちがいいということになります。これでは、体系的な説明に欠けると言わざるを得ません。況してや、ヒトへの健康効果に至っては理論が乱立し、体系性は極めて低い状況です。但し、荷電粒子には集塵効果や除電の効果があると考えられ、そちらの用法であれば科学的に問題はありません。マイナスイオン効果を宣伝するドライヤーといった商品も販売されていますが、ドライヤーから荷電粒子が吹き出ると髪の毛が帯電して反撥し合い、浮き上がりますから、早く乾かすことができます。熱風を当てる時間が短くて済めば、髪のダメージは減ります。商品の宣伝コピーとは違うかもしれませんが、そのくらいの利点はありそうです。

疑似科学の中でも、徹底的に科学ではないものとして“EM菌”が挙げられます。EM菌の幅広い効能の中には、それを撤くと土壌の放射能が減るというものがあります。しかし、これは明らかに物理学の基本から外れます。放射能は放射性物質なので、EM菌なるものがたとえ放射能を食べたとしても、EM菌から放射能が発生してしまいます。EM菌を研究しているのが、提唱者とそのグループだけというのも問題です。科学には、ある理論が提唱されたらそれをオープンな形で議論をして、様々なデータを積み上げ、その理論を改訂していくというサイクルが必要です。理論とデータとが噛み合っていなければ、科学ということはできません。誰かが提唱しただけでは、科学として認めることはできないのです。理論とデータが噛み合っていないものの典型として“コラーゲン”が挙げられます。加齢と共に肌のコラーゲンが失われていくことは、データで示すことができます。しかし、人間の身体は、食べた物質がそのまま体中に行き渡る構造にはなっていません。消化吸収された後に、身体の各部位に必要な各物質に再生成されるのです。コラーゲンを摂取しても、身体の中のコラーゲンは増えないのです。髪の毛が薄くなってきたからと言って、誰も髪の毛そのものを食べたりはしません。それと同じことです。疑似科学かどうかの判定が難しいものとして、“鍼灸”や“漢方”が挙げられます。日本人なら、鍼灸や漢方が全くの出鱈目だと思っている人は少ないでしょう。鍼灸は、「人体に経絡という人間の生命力が流れる道が存在する」ということが前提となります。その道が何らかの障害に依って妨げられると健康状態ではなくなる為、鍼や灸を使って経絡上にあるツボを刺激するのです。しかし、経絡そのものが現代の解剖学的な所見とは相容れず、しかもどのツボがどのような症状に効果があるのかは、歴史的・経験的な主張でしか語られていません。その有効性の高さも、個人に依って大きく異なります。しかし、鍼灸治療についての研究はオープンに行われ、データに依る裏付けが繰り返し取られ、懐疑的な立場を取っている研究者からも、少なくとも腰痛と頭痛の鎮静については効果を認める報告がなされています。鍼灸界も厳密性を求め、理論面を充実させる態勢が作られつつあります。理論が追いついていないとは言え、鍼灸は科学として評価されるべきものだと考えられるのです。私は、これを“発展途上の科学”と分類しています。漢方についても同様のことが言えますが、対象が広い為、理論の普遍化には問題が残ります。

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テーマ : 実験 科学 サイエンス
ジャンル : 学校・教育

【“疑似科学”と科学の間】(03) 氾濫する怪しい健康情報…疑似科学を担ぐ医師と科学者たち

20160207 05
酵素ジュースに酵素ダイエット…。ご存知だろうか? 「酵素を食べて体の代謝を高めれば、ダイエットや疲労回復に効果がある」という説。昔から唱えられていたが、2012年頃から女性誌等で盛んに取り上げられブームとなった。科学的にはとんでもない理論で、典型的な疑似科学だ。酵素は蛋白質なので、口から入れても消化されアミノ酸に分解される。食べた酵素が体内で活性を保ち、代謝を助けることなどあり得ない。ところが、「野菜等の自然の酵素で体の活性化を」というのは、自然大好き系には魅力的らしい。「野菜や果物を数日から1週間発酵させ、酵素を増やして飲みましょう」等というインチキレシピが、雑誌やインターネットにがんがん掲載されていた。私が月刊誌の連載記事で、「酵素を食べて効くというのは間違い」と取り上げたのは2013年7月。でも、一科学ジャーナリストの警鐘なんて負け犬の遠吠えみたいなものだ。とは言え、「もうそろそろブームも終わりかなあ」等と思っていたら、消費者庁がやらかしてくれた。同庁は「食材を無駄にしないように」と、インターネットのレシピサイト『クックパッド』で様々な調理法を提供しているのだが、2015年6月に“使いきり”酵素ジュースのレシピを公開したのだ。「果物をスライスして、瓶に砂糖と交互に重ねて漬け、1日1回素手でかき混ぜて発酵を進めろ」と言う。ご丁寧に、「手に付いた常在菌が発酵を進める」とコツまで説明されていた。しかし、公開から数十分後にはクックパッドから消えた。ツイッターで、「消費者庁が、酵素ジュースをすすめている」「素手でかき混ぜるなんて、食中毒が起きるぞ」と大騒ぎになったのだ。消費者庁は後に、「食品衛生上の問題が生じる恐れがある為、削除した。チェックが不十分だった」と託びている。このレシピは、ある地方のNPO法人が作成し、地元自治体が消費者庁に提供したもの。ということは、この疑似科学を自治体も消費者庁も見逃したということですか? これが、日本のお役所仕事だ。

酵素ジュースに限らず、健康情報には疑似科学・ニセ科学が蔓延っている。私の専門である食の分野を見ると、ダイエットは酵素ジュースの亜流が多く、大ブームになった朝バナナダイエットやグリーンスムージーも酵素の摂取効果を謳っていた。デトックス(解毒)も人気のキーワードだが、薬物依存症の治療等といった一部の医療行為を除けば、根拠は無い。通信販売やドラッグストア等で売られている、所謂“健康食品”にも疑似科学が多い。「血糖値が下がった」「癌増殖を抑えた」…。宣伝をよくよく見ると、動物実験や細胞実験の結果であり、ヒトでは確認されていない。「いや、『食べたら効いた』という体験談が広告に沢山載っているから、ヒトでも効果があるんでしょう?」。そんな風に尋ねられるが、体験談は充てにならない。“プラセボ効果”は強力だからだ。プラセボ、つまりニセ薬。効果のある成分が入っていなくても、投与されると“信じる気持ち”が体まで変えるのか、痛みが消えたり、血液測定のデータが改善されたりする。医薬品等の実験で、プラセボ効果が予想以上に大きいことが確認されている。尤もらしい健康情報のトリックは他にもある。お馴染みなのは、“量”の軽視。「タマネギは血糖値を下げる物質を含む」と、テレビ番組等でタマネギ料理が頻繁に紹介されたことがあった。群馬大学の高橋久仁子名誉教授が調べたところ、ラットの論文はあったが、ヒトでは効果が確認されていない。しかも、ラットで効果のあった量から推定して、ヒトの大人では生タマネギを1日に50kg食べないと効かない。化学物質の効果は量に依って著しく異なり、例えば食塩数百gを一気に食べれば死ぬが、1日数gずつなら問題ない。だが、「量が重要である」という科学の基本は、健康情報においては屡々無視される。相関関係と因果関係の混同も目立つ。「日本人はパンを食べるようになって癌が増えた」「牛乳の消費量が増えて骨粗鬆症が増えた…」。何でも言える。実際には、一方が変化すればもう一方も変化するという“相関関係”があるからといって、一方が原因で片方は結果であるという“因果関係”が成立するとは限らない。海外には、相関関係は見事にあるが因果関係はないグラフを並べたお遊びサイトがあり、人気だ。グラフの1つをご紹介しよう(右上図)。ニコラス・ケイジが出演した映画の本数とプールでの溺死事故件数。1999年から2009年までグラフの形は粗一致し、相関関係あり。だが、「ニコラス・ケイジのせいで人が溺死する」と主張する人はいないだろう。

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【“疑似科学”と科学の間】(02) 教師も騙される! 学校教育に入り込んだ“トンデモ科学”――左巻健男×川端裕人

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川端「左巻先生が、初めに学校で“疑似科学”が教えられていることに気付いたのは、いつだったんですか?」
左巻「高校で化学を教えていた頃、水に関する本を執筆したんです。その本が書店でどんな風に陳列されているのか見に行ってみたら、僕の本の隣に“水からの伝言”(波動教育社)という写真集が並んでいて、そちらのほうがよく売れている。それで、興味を持って読んでみると、『水の入った容器に“ありがとう”という言葉と“ばかやろう”という言葉を書いた紙を貼り付けておいてから、それらの水を凍らせると、“ありがとう”を見せた水は美しい六角形の結晶に成長し、“ばかやろう”を見せた水は崩れた汚い結晶になるか、結晶にならなかった』という説明と共に、様々な結晶の写真が載っている。これは、『水が人の言葉を理解するからだ』と言うんですよ。水には感覚器官がありませんから。『こんな出鱈目は誰も信じないだろう』と思っていたのですが、次第に“水からの伝言”を使った授業を行っている教師が増えていることに気付き、愕然としました」
川端「理科や化学の授業ですか?」
左巻「いえ、主に小学校の道徳の時間です。『水は言葉を理解する。人の体の6~7割は水だ。だから、良い言葉や悪い言葉をかけると人の体は影響を受ける』という考え方が授業に使えると思った人たちがいたんです。写真集の結晶の写真を見せながら、『だから、“悪い言葉”を使うのは止めましょう』という授業が広まりました」
川端「『道徳的に良いことを教えるのだから、細かいことに目くじらを立てなくてもいいじゃないか』と言う人がいますが、どう思いますか?」
左巻「それはおかしいと思いますし、実際、本当に信じている人が多かったんです。教師というある程度知的な階層の人々が、こんな荒唐無稽を信じるとは思ってもみませんでした」
川端「僕の息子が通っていた小学校でも、学校通信みたいなものの中で、校長先生が“水からの伝言”に触れていました」

左巻「“水からの伝言”が全国に広がったのは、“教育技術の法則化運動”という団体が果たした役割が大きいです。これは、『全国の教師の授業法を共有しよう』という趣旨の団体なのですが、今は、“TOSS(教育技術法則化運動)”と名前を変え、約1万人の教師が参加しています」
川端「活動趣旨自体は立派なものだと思うんですが、紹介している授業法の中に非科学的なものが一部あったんですね」
左巻「“水からの伝言”や“EM”(Effective Microorganismsの略称。有用微生物群。乳酸菌・酵母・光合成細菌を主体とする微生物の共生体とされ、放射線を除去し、健康を増進し、農業・畜産・水産・環境浄化等といった様々な分野で効果があると主張されている)を紹介していたので、このような“疑似科学”を全国の教師が授業で用いるようになった訳です」
川端「そうした授業を子供たちが真に受けたらと考えると怖いですね」
左巻「背後にあるのは、『子供たちの言葉遣いを綺麗にしよう』といった教師の善意です。しかし、その方法がおかしい。“水からの伝言”のような出鱈目に頼ってはいけません。『雪は天から送られた手紙である』という言葉で有名な中谷宇吉郎博士(1900-1962)の研究に依って、温度と水蒸気の量でどのような雪の結晶ができるかが明らかにされています。“水からの伝言”は、撮影者が“ありがとうの水”“ばかやろうの水”を知った上で、恣意的に写真を撮っているだけで、水が言葉を理解している訳ではありません。昨年、亡くなった“水からの伝言”の著者の江本勝氏は、物質の波動を測定できるという“MRA(共鳴磁場分析器)”を使う“波動カウンセリング”なるもので、その人の病気を調べることができ、更にMRAで健康に良い波動を水にプリント(転写)した“波動水”を作って病気を治すことができるという、医療紛いのことを行っていました。“ありがとう”という良い言葉(=波動)を水が理解して、綺麗な結晶を作るという“水からの伝言”は、江本氏の怪しいビジネスの宣伝本だったという訳です」
川端「“水からの伝言”の主張が、教育現場と親和性が高かったのも大きいんでしょうね」
左巻「そうです。教師って、基本的に真面目で善い人が多いですからね。シンプルな話にやられ易いのです」

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寺院護持と僧侶育成が目的か? 天台宗が高校からの奨学金を増額して対象校を減らした理由

少子化や過疎等の問題は、寺院にとっても無縁ではない。兼務寺院の増加や後継者の問題等、今後の仏教界にとっても重要な課題である。そんな中、宗派として僧侶育成の変革に乗り出したのが天台宗だ。2015年10月下旬に滋賀県大津市の宗務庁で開かれた第133回通常宗議会において、寺院後継者への奨学金給与規程の一部改正の議案が上程され、可決された。同議案は、これまでの給付対象校を絞り込み、給付額を増加するというもので、平成28年度より実施される。実際にどのような変更となるのか見よう。

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先ずは奨学金給与制度だが、これは得度して僧籍を持っていることが条件で、在籍する学校や学科等に依って給付額が異なる。これまでの年額給付額は次の通り。一般の高校なら5万円、指定校である比叡山高校並びに駒込高校は7万円。高等専門学校が5万円、同じく短期大学が5万円(仏教学専攻だと6万円)、一般の大学は5万円(仏教学専攻だと7万円)だが、宗立校である叡山学院と大正大学は共に9万円。叡山学院の仏教専修学科では16万円が年額給付。大学院も奨学金の対象になる。修士課程で5万円(仏教に関する研究は16万円)。博士課程も5万円(仏教に関する研究で20万円)という奨学金規程だった。それが平成28年度からは、一般の高校は僧籍者でも給付対象外となる。比叡山高校と駒込高校は変わらず7万円。比叡山高校の山家寮入寮者には、これまで寮費の年額2分の1以内で補助となっていたが、30万円が支給されることとなった。大学の場合も、仏教学以外の学科は給付対象外となるが、短大や大学で仏教学を専攻(仏教に関する学問という幅を持たせた運用を想定)している学生は従来通り。大正大学の仏教学科以外に在籍する生徒も変わらず9万円だが、仏教学科の在籍者には20万円と増額された。同じく、改正前は給付額が9万円だった叡山学院は20万円に増えている。また、16万円だった仏教専修学科も25万円に増額された。大学院生も増額されており、修士課程で仏教に関する研究をしていれば25万円、大学院の博士課程で仏教に関する研究をしていれば30万円となり、其々10万円程度増やされている。今回改正を行ったのは、どういう理由なのか。教学部担当者が語る。「『今後、数十年で宗教法人の何割かが無くなる』というような話も耳にしますが、天台宗でも地方の寺院では『後継者が上手く育たない実情がある』と聞いています。どうしたらお寺を護持できるかと考えた場合に、寺院毎に運営方法は違いますが、最終的に『天台宗らしい僧侶を育てていくことが、後継者の育成・寺院の護持発展、延いては宗門の発展にも繋がっていくのではないか』と考えました。その為には、叡山学院や大正大学等、同じような年代の僧籍を持った者が集まって、そこで切磋琢磨しながらお互い刺激し合い、学問でも実践でも若い時分から経験を積んだ僧侶を育てていくことが必要です。そうした場に通い易いような奨学金の給与体系に変えたいというのが、今回の改正の狙いだと思います」

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【本当の教育を取り戻す!】(06) 教員の“学び合い”が本当の教育を作る

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愛知県犬山市は、2007年から文部科学省(文科省)が実施した『全国学力・学習状況調査』――所謂『全国学力テスト』への不参加を、公立として全国で唯一、選択した自治体として注目されたことがある。国が決めたものを地方が拒否したのだから、“反逆”とさえ言われた。不参加は気紛れではなかった。それまで犬山市として進めてきた教育改革の結果として、同市教育委員会は全国学力テストの不参加を決めたのだ。その教育改革を牽引したのが、1997年に教育長に就任した瀬見井久である。彼のことを“古武士”と表現した人がいた。2009年に教育長を 辞めた時が72歳で、今回の取材で会った時には80に近い年齢の筈だが、2時間近くの間に亘って背筋を伸ばし、正座で取材に応じた。その彼が推し進めた教育改革は何を目指したのか、改めて尋ねてみた。「一番大事なことは、『学ぶことは楽しい』ということ。子供が『学ぶことを楽しい』と思い、教員は教えることに喜びを感じる。それが、教育の原則だね。教育に関わるかどうかは別として、以前からそれが常識として私の頭にはあった」。彼が教育長に就任した翌年には、改訂学習指導要領が告示される。『ゆとり教育』を導入することになる学習指導要領であり、従来の教育の在り方を大きく変えるものだった。「教育長就任の話があった頃も、新学習指導要領について報道されていました。それによると、新学習指導要領では“自ら学ぶ力”が最重点にされるということだった。学ぶことが楽しいと思えてこその“自ら学ぶ力”だから、私の考えと合致している。『これを実践していけばいい』と思った。だから、教育長を引き受けたんです」と瀬見井はいった。更に、彼が教育についての自分の考え方に自信を深めさせたのが『教育基本法』だった。「そこには教育の目的として、『人格の完成をめざす』と明記してある。人格とは、一言で言うなら『子供が自主的な行動ができる』ということなんです。まさに、自ら学ぶことです。それは、学ぶことが楽しいと思えなければ身に付かない」。それを説明する時に瀬見井は、「改正前の教育基本法ですよ」と何度も念を押した。“教育の憲法”とも言うべき教育基本法は、第1次安倍晋三政権の時の2006年に改正された。『安保(安全保障)関連法案』を巡っては何万人もの人たちが国会前に押し寄せ、政治には無関心と言われてきた若者たちまでもが強い抗議の声を上げた。しかし、教育基本法は今考えれば、あまりにも簡単に改正されてしまった。

『教育基本法』第1条(改正前)
教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

これが改正後は、「人格の完成を目指し」という言葉はあるものの、「個人の価値をたつとび」の文字は完全に削られている。その代わり“前文”に、改正前には無かった「公共の精神を尊び」という言葉が加えられている。これまでの安倍首相の言動からしても、主体は“個人”ではなく“公共”にある。教育基本法の改正でも、“個人”から“公共”へと重きが移った。その中で“人格の形成”の意味も、かなり薄らいでしまっている。「あの状況はおかしいんだ。日本が、どっかおかしい。教育の本質が全くわかっていない」。強い口調で、瀬見井は言った。彼が教育長となり、本格的な教育改革が始まってから後の2001年くらいになって、犬山市の教育の基本的な考えは「人格の完成を目指し、全ての子供の学びを保障する」と決められる。その文言は 瀬見井が教育長の座を去った現在も引き継がれてはいるが、その本質までが引き継がれているかどうかは疑問である。瀬見井を教育長の座に据えたのは、当時の犬山市長だった石田芳弘だ。教育長にした理由を、彼は次のように語る。「県会議員の時に文教委員を長く務め、委員長までやったので、教育には関心がありました。それで犬山市長になって、『教育・文化を中心にした街造りをやろう』と考えたんです。それには、教育長がキーマンになる。しかし、教育長というと名誉職のようなもので、思い切ったことはやらないのが普通でした。抑々が校長経験者が多く、最大の欠点は“上意下達”が身に付いてしまっているところ。つまり、文科省の意向を是とする人たちが就くポストになっていた。それでは、教育を街の特色にできない。だから、瀬見井さんにお願いしたんです」。瀬見井は、愛知県庁の職員として長く企画畑を歩いてきた生粋の行政マンだが、教育行政に携わった経験は無く、謂わば“素人”である。その彼に石田が白羽の矢を立てたのは、「彼なら思い切った改革をやってくれる」と踏んだからだ。“古武士”と呼ばれるほどの瀬見井の頑固さは、県庁でも有名だった。思い切った改革の実行者としては最適であり、そこに石田も期待したのだ。かといって、石田に改革の具体案があった訳ではない。「どうやるか」は瀬見井に任された。その瀬見井の頭にあったのは、前述した“人格形成”という教育の基本である。それが学校現場で実践されているかと言えば、「陰も形も無い」というのが瀬見井の印象だった。「『ただ点数を上げることだけが学力だ』という考えが蔓延していた」とも彼は言った。

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