【私のルールブック】(91) “嫌な予感”的中で味わった苦悶の9時間15分

私は今、サンフランシスコにいる。金曜日の『バイキング』(フジテレビ系)の生放送が終わるや否や、まるで拉致されるかのように成田空港へ連行されて、サンフランシスコまで飛ばされた。まぁ、もれなくお仕事なんですが、1泊3日の強行軍でございます。で、サンフランシスコへ辿り着くまでの機内でのこと。「隣の席が空席だったら快適だな~」と願うも、離陸間際に身長2mはあろうかという巨体の白人さんが駆け込んで来て、私の隣の席にドスンと座る。「あ~あ」って感じ。仕方ないんですよ、仕方ないんですけどね。でも、嫌な予感がしたんです。言ったでしょ、私の嫌な予感って結構当たるって。嫌な予感的中編・その1。兎に角、息が荒いんですよ。何をしてるでもないのに「ぜぇぜぇ」喘いでいるんです。まぁ、それだけ肥えていらっしゃるってことなんですが、そんな荒い息にも拘わらず、ポケットを探るとチョコレートバーを取り出しまして、貪るように食べ始める。「むしゃむしゃ、ふごふぐ、ぜぇぜぇ」の繰り返し。

既にしんどいでしょ。誰だって気になりますよね。私なんかは特に気になっちゃうんです。「あんた死ぬよ」って。同時に羨ましくも思ってしまう。だって、何にも考えていないんだから。食べたい物を食べたい時に食べられてしまうって、リスクは高いけど究極の幸せ者ですよ。嫌な予感的中編・その2。白人の幸せ者は、チョコレートバーを食べ終えると映画を鑑賞し始めました。フライト時間が長いですからね、映画でも観ないと暇は潰せませんから。で、どうやら彼はコメディー作品を選択したようで、因みに私も先んじて映画を観ていたのですが、私が選択したのは西部劇でした。これが中々良くできた作品で、ドンパチもかなり派手で、食い入るように観ていると…。「ドンパチドンパチ、くくくっ、ドンパチドンパチ、くえくえくえっ」。銃弾音の隙間に、どこからともなくノイジーな笑い声が割り込んでくるではありませんか。

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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

【タブー全開!政界斬鉄剣】(72) “民泊新法”は国土交通省が利権を拡大させる為の道具だった!

池田「今週は、国会で審議入り予定の民泊新法(住宅宿泊事業法案)について解説しましょう。最近はドナルド・トランプ政権や金正男氏暗殺事件に関する報道ばかりですが、民泊新法のほうが私たちの生活に深刻な影響を与えるかもしれません」

――民泊新法って?
池田「年間2000万人を突破する等、急増する訪日外国人観光客に対して、日本の宿泊施設は足りていません。そこで、一戸建て住宅やマンションの部屋をホテル代わりにさせる民泊を合法化しようというのです。『経済の活性化にも繋がるし、いい試みじゃないか』と思いがちですが、とんでもない話です」

――どこがとんでもないの?
池田「免許が不要な“届け出制”であることと、住居専用地域でも営業が可能になっていることが問題です。想像してみて下さい。貴方の隣の部屋に突然、大量の外国人たちが、大きなスーツケースを騒々しくガラガラと転がしながらやって来るのです。彼らは深夜でも早朝でもお構いなしに出入りする。集団で泊まり、酒を飲んで音楽を大音量で鳴らし、深夜まで大騒ぎする連中も多いでしょう。彼らが地域毎のゴミ捨てルールをわかる筈もない。クレームを言いたくても、外国語の能力が必要です。日本人の家主に文句を言いたくても、部屋を貸しているのだから、その場にはいない場合が大半。日本各地の住宅街で連日、トラブルが起こるのは目に見えています」

――外国人に文句を言うのはハードル高いよなぁ。
池田「宿泊者がトラブルを起こす度に家主や管理業者に苦情を申し立てるなど、ストレス以外の何物でもありませんよ。そこら辺の問題を解決しないまま、世間的な議論も深めずに法案を成立させたい理由は何でしょうか? 実は、背後に霞が関内の省益争いが大きく影響しているのです」

――役所の私利私欲が背景に!?
池田「旅館業法等を所管し、宿泊施設を監督・指導をする役所は厚生労働省です。若し政府が民泊を推進したいのなら、既存のルールを改正して対応すればよかった。しかし、今回の民泊新法、実は国土交通省の所管なんです。国交省は新たな分野に縄張りを拡大し、利権を増やそうとしているのです」

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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(100) フリン辞任は第2の“ウォーターゲート事件”に発展するか?

ドナルド・トランプ大統領の“側近中の側近”の1人、マイケル・フリン国家安全保障問題担当大統領補佐官の辞任劇が、政権の行く末に暗い影を落としています。事の発端は昨年12月29日。ロシア政府がアメリカ大統領選にサイバー攻撃で介入していたとして、当時のバラク・オバマ政権が報復制裁措置を発動したのですが、何とその同じ日にフリンは駐米ロシア大使と接触し、“トランプ政権後の制裁解除”に関する“交渉”をしていたのです。当時は未だ“民間人”だったフリンが外交政策に関与することは、明らかに連邦法違反です。更に、その事実を直ぐ認めず、マイク・ペンス副大統領ら政権内の人間にさえ嘘を吐いたことで、問題は拗れに拗れ、辞任に至ってしまいました。

抑々、フリンは“曰く付き”の人物でした。イラク戦争やアフガニスタン戦争に従軍した元陸軍中将として、『国防情報局(DIA)』長官にまで上り詰めたものの、イスラム教を“悪性の癌”とまで言い切る過激な差別論者で、オバマ政権の途中でその職を追われます。その後はコンサルティング会社を設立してロシア政府と接近し、ロシア政府系放送局『ロシアトゥデイ(RT)』でオバマ政権の外交政策を批判したり、RT主催のパーティーに出席してプーチン大統領と同じテーブルについたり…。そんな人物が、“どういう訳か”アメリカ大統領選でトランプ陣営に潜り込み、同陣営の対ロシア政策に影響力を及ぼしていた――つまり、彼の背後にはずっとクレムリンの影がちらついているのです。辞任劇の争点は、「フリンが独断でロシアと交渉したのか、或いは誰かの指令があったのか?」です。大統領本人の関与が明らかになれば、嘗てリチャード・ニクソン大統領を辞任に追い込んだ『ウォーターゲート事件』の再来。逆に、「独断だ」と本人及びトランプ政権が主張し続け、それを覆すだけの証明ができなければ、『イランコントラ事件』のように真実は闇の中です。1986年に発覚した同事件は、当時のロナルド・レーガン政権が、武器輸出を禁じていたイランに対し、極秘裏に武器を売却し、その資金の一部をニカラグアの反政府ゲリラの支援に流用しようとした秘密工作。

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テーマ : 国際政治
ジャンル : 政治・経済

【異論のススメ】(24) 民主政治のよりどころ…“事実”は切り取り方次第

ドナルド・トランプ大統領の就任から1ヵ月以上経っても、未だにこの人物の言動が世間を騒がせている。とりわけ大手メディアとの対立は激しくなっているが、この“対立”の様相を報じるのがまたメディアであり、こうなると審判が試合に参加しているような、或いは一方の側の選手が実況中継しているような感じでもある。「それでは困る」とばかりに、トランプ大統領は「メディアは嘘吐きだ」と言い、「フェイクニュース(偽のニュース)を報道している」と言う。それに対して、メディアの側は「トランプ大統領は事実を尊重しない」と批判する。少し気の利いた識者は、「今日の政治は“ポストトゥルース”の政治、つまり“真実”が意味をなさなくなった政治だ」と言う。「トランプ氏を選出した昨年11月の大統領選挙など、まさしく“ポスト真実”の選挙だった」という訳である。謂わば、「あの大統領選挙自体がフェイクだった」と言いたいのであろう。トランプ大統領の発言が、“事実との食い違い”という点であまりにお粗末である(※例えば先日のスウェーデンでテロが起きたかのような発言等)ことは事実で、確かに思慮あるべき大統領としては論外と言いたくなる。ところが、私にもっと興味深く思われるのは、多くの人が、特にトランプ支持者は、彼の発言が事実に合致しているかどうか等、然して問題にしていないように見える点である。「スウェーデンでテロは無かった」という“事実”を突き付けられても、然して動揺もしないのであろう。ここにはかなり興味深いことがあるが、考えようによっては「大変に深刻な事態だ」とも言える。メディアは、「トランプ大統領は事実を平気で捻じ曲げる」と非難する。ということは、「メディアは事実に基づいた報道を行っている」ということであろう。しかし、では「事実とは何か?」と問えば、決して話は簡単ではない。先の大統領選挙では、アメリカの大半の大手メディアはヒラリー・クリントンの優勢を伝えていた。この“予測”は、各種の取材に基づく、つまり“事実”によるものだった。しかし、ある日本のジャーナリストは「現地に行って集会に出かければ、トランプ陣営のほうに遥かに熱気を感じる」と言い、トランプ勝利を予測していた。彼の皮膚感覚のようなものであろう。では、この場合、“事実”はどちらにあったのだろうか?

我々が“世界”について知るのは、殆どメディアを通してである。例えば、トランプ大統領がどのような人物であるかも、メディアを通して知り得るだけである。メディアが提供する情報を、我々は“事実”だと思っている。では、メディアは本当に“事実”を報道しているのだろうか? 「そうは簡単には言えない」と述べたのは、『世論』を書いたアメリカのジャーナリストであるウォルター・リップマンであった。1922年だから100年近くも前のことだ。この古典的な書物において彼は、「メディアがいう“事実”なるものは、その取材者の世界観や先入見によって“世界”を恣意的に切り取ったものだ」と言う。それは、ジャーナリストの悪意というより、人間の認識そのものの構造なのだ。“世界全体”など、我々は見ることも知ることもできない。精々、その一部を切り取るのだが、その切り取り方に既に先入見が持ち込まれている――。こういうのである。そして、リップマンが警鐘を鳴らしたのは、疑似的な“事実”を基にメディアが作り出す“世論”が、現実に政治を動かすからである。“世論”が民主政治を動かす“神”の如きものとなれば、自己の主張を“事実らしく”みせて“世論”を形成することで、政治に影響を与えることができるだろう。トランプ大統領からすれば、「メディアは最初から偏った報道で世論を作り出している」と言いたいのであろう。

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テーマ : 報道・マスコミ
ジャンル : 政治・経済

【私のルールブック】(90) 叱るべき時は叱る。ただし、感情の込めすぎには要注意

先日、スーパーに買い物に行った。私はスーパーが大好きなのである。何かワクワクするのよね。お肉のコーナーで牛すじを見つけると、一気にテンションが上がりました。鶏チャーシューを作りたかったので、鶏腿肉も買い、カップラーメンも数個購入。お豆腐・納豆・油揚げ・しらす・牛乳等々を籠に詰め込むと、いざレジへ。すると、会計を済ませ、袋詰めをしている親子連れが目に入りました。いや、入らざるを得なかった。だって、男の子が泣いていたから。どうやら、言うことをきかない息子に、若いお母さんが癇癪を起こしたようでして、よく目にする光景ではあるのですが、お母さんの言葉遣いが頂けなかった。「冗談じゃないよ! 何回同じこと言ったらわかるの? あんた馬鹿なんでしょ。学習能力って言葉知ってる? 何の為に学校に行かせてると思ってんの? しんどいよ。あんたといるとしんどいのよ!」。大前提として、お母さんの気持ちはわかるんです。子育ては本当に大変ですから。

特に年頃の男の子は、私がどうしようもない我が儘坊主だったのでよくわかります。腹も立ちますよ。言葉をぶつけたくなるのも当然です。「人前では控え目に」なんて常識人振ったことなど申すつもりもございません。けどね、私が引っ掛かったのは最後の言葉でして、流石に“しんどい”は堪えるかなって。「『あんたといるとしんどいのよ』は、子供じゃ受け止め切れないだろう」って思ってしまったんですよ。折檻の域を超えていましたから。お母さんの“心の叫び”になっちゃっていましたから。お母さんは「しんどい」という言葉を繰り返しながら、乱暴にカップ型のアイスクリームを袋に詰め込んでいました。力が入り過ぎて、蓋からアイスが食み出しておりました。男の子はというと、全力で泣いたあまり声はガラガラで、殆ど呼吸困難の状態。立っているのもやっとのようで、膝がワナワナと震えておりました。ふと、子供の頃を思い出しました。西荻窪駅のホームで、人目も憚らず母親に激しく怒られた時のことを。

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テーマ : 俳優・男優
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