【日日是薩婆訶】(18) ウソだらけの情報社会だけれども志ある若い僧侶にエールを送りたい

昨日、岩手県水沢での講演が終わり、今年(2016年)の講演予定が全て終了した。昨夜の講演でも話したことだが、今年1年は社会全体に極めて大きな変化が現れた年だと思う。思いつくままに書いてみたい。8月には天皇陛下生前退位示唆発言、同じ8月に『SMAP』解散決定、更にはリオデジャネイロオリンピック閉会式における安倍総理のマリオに扮しての登場があった。以前にも書いたが、これら一言の出来事は、宗教者としては見過こせない宗教動向のように思えた。つまり、昭和から平成にかけてヒーローが消え、アイドルもグループ化していった流れから、更にそれが解散し、“ゆるキャラ”に代表されるキャラたちに変わりつつあるのだ。アイドルが元々宗教用語であったことからも、その“象徴”への宗教的熱狂が低減し、対象も小粒化しているのは明らかである。これを日本的“八百万化”と見做すことも私は可能だと思うが、背景にはどうやらスマホに代表される通信機器の過剰な発達がある。宗教的な存在に祈って待つほど、今の人々は悠長ではない。「疑問や悩みは、手元のスマホで検索すれば直ぐ解決する」と思っているし、往事の若者たちを熱狂させた宗教的な集いも今は寂れ、代わりにSNSやフェイスブック等インターネット上の集会が盛んである。インターネット社会が盛んになると、何故アイドルが小粒化し、ヒーローがいなくなるのかというと、このインターネット社会が壮絶な噂社会だからである。SMAP解散決定後のインターネット情報等でもそうだが、謂わばあることないこと全てが洗いざらい出てくる。というより、その情報がどこまで本当か判らないような怪しい情報が、インターネット上に溢れてくるのである。政治の世界では、“ポストトゥルース”という言葉が流行った。“真実の後”と言えば勿体もつくが、要は“嘘”が罷り通る世の中ということだ。イギリスの『ヨーロッパ連合(EU)』離脱を巡る国民投票の時にはっきり現れたが、離脱派の主張する現状(※例えばEUとの貿易損額や率を示す数字等)が根拠の無い嘘だったというのである。しかし、その後も嘘は糾弾されることなく、しかも離脱賛成派と反対派の溝は埋まらないまま燻っているかに見える。アメリカの大統領選挙でも、ドナルド・トランプ候補は積極的にツイッターやSNS等を使ったという。素より、両陣営とも選挙用と割り切った熾烈な闘いを繰り広げた訳だが、そこにどれほどの嘘が混じっていたことだろう。ヒラリー・クリントン候補等、インターネット上では幾つもの病気を背負わされていた。しかし、これも選挙が終わってから“嘘”として糾弾される気配がない。嘘が常態化しているのがインターネット社会で、それが偶々ショッキングな表れ方をしたのが政治の世界だったのだろう。“正直”を賞讃した初代ワシントン大統領の“桜の枝のエピソード”は今何処である。

その後、この大統領選挙に絡み、「ロシアからのサイバー攻撃があった」とバラク・オバマ大統領が批判したが、それが果たしてロシアであったかどうかは兎も角、インターネット社会には奇妙な人々が生息している。例えばロシアの場合、失業中の若者等が雇われるらしいが、ビルの一角の事務所に毎日、朝から晩までPCに向かって働く人々がいるという。何をしているのかというと、インターネット上に嘘の情報を流すのである。専用のブログを立ち上げ、美女の写真を載せて、その女性になりすまし、政治に意見を言ったり、或いは無数の各ホームページに嘘の書き込みを入れていく等、定期的に政治の授業も受けながら、実しやかな嘘を書き続けるというのである。この作業で自己嫌悪に陥り、カミングアウトした人の話だから間違いないが、この種の仕事はアメリカや中国には勿論以前からあり、今や他の国々にも広がり出しているらしい。このようなインターネット社会だから、ヒーローやヒロインは勿論、アイドルでさえも存続することは不可能なのである。面と向かっては言えない嘘を、インターネットでならこそこそいくらでも書ける。そんな世の中に生きていることを、我々はよくよく心し、情報そのものの鑑識眼を養う必要がある。いや、「インターネット上の情報鑑識など無理だ」と割り切り、「その情報をあてにしない」というのも今や賢明な生き方なのかもしれない。そういう訳で、嘘だらけの情報社会を今後はどう生きていったらいいのか、暗澹とする年の瀬なのである。扨て、お寺の工事だが、12月6日に起工式が行われた。上げ家さんが庫裏を2mほど持ち上げ、その状態で基礎を始める為に儀式をしたのだが、この日のことは忘れがたい。テーブルに正絹の打敷を被せ、そこに五具足を具え、中央に“堅牢地神”の位牌、更には境内を守護する8柱の神を書いた位牌も祀り、最初に小生が一句を唱え、鍬入れ、読経につれてご焼香という短い儀式だったのだが、兎に角、この日は高齢の総代役員さんも胴震いするほどの猛寒風。寒さも並ではなかった。椅子席を覆うテントが浮き上がった為、瞬時に若手の職人たちがその柱を押さえてくれたが、今度は私の前の打敷が翻り、香炉の灰が飛び、更には水と花の入った金属製の花瓶が飛んだ。私の身に付けた袈裟など、雪村筆『列子図』の如くであったに違いない。それでも一句を唱え、鍬入れ動作をする等、少しは動いていた私は未だいい。じっと坐っているしかなかったご老体は如何ほど辛かったことだろう。まぁしかし、“雨降って地固まる、風吹いて清浄ならん”と思うしかない。1つ後悔したのは、鍬入れの仕方である。リボンを結ばれた真新しいスコップを砂山に突き刺し、返すだけなのだが、最近、私は神主さんの行う儀式を見たばかりで、その様子を真似、無言で行ったのである。

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テーマ : 仏教の教えと世界観
ジャンル : 心と身体

【私のルールブック】(94) 覚悟さえあれば叩かれることも怖くない

2017年に入っても何かとお騒がせな芸能界だが、特筆すべきは、ここ数ヵ月で3人の口から引退宣言が発せられたことである。薬物疑惑で引退宣言、不倫疑惑で引退を発表、出家するので引退を決意。まぁ、こちらさんの場合は翌日に「引退ではない」との訂正がなされたが…。見方によっては安易とも受け取られかねない引退宣言を、態々小欄で批判するつもりは毛頭ありません。ただ、今年で芸能生活47年という無駄に芸歴だけは長い私の目には、つくづく「時代は変わったな~」と映ってならない。そりゃあ、嫌なことも沢山ありますよ。一見華やかに見えたって、あくまでもそれは表向きの話であって、特に役者の仕事なんて地味以外の何物でもありませんから。バラエティー界にしてもそうです。良い思いと嫌な思いを比べれば、殆どのタレントさんが「嫌な思い→傷付く場面のほうが多い」と仰ることでしょう。ですが、芸能界に限らず、抑々仕事ってそういうものだと思うのです。だって、上手くいかないことのほうが殆どですから。

しかも、我々の仕事は正解があるようで、実は明確な答えは存在しない世界。ドツボに嵌ったら中々抜け出せず、「あれでよかったのか?」「あれは間違いじゃなかったのか?」の繰り返し。3ヵ月に一度は脳味噌がパンクしそうな発作に見舞われ、「それではいけない」と心のバランスを取り戻す為に四苦八苦する。ですが、それは我々の業界に限ったことではありません。辛いことも多いけれど、逆にやり甲斐という意味では相当恵まれていると言っていいでしょう。要はそこなんですよね。我々のお仕事はやり甲斐が持てる仕事だと思うんです。実は、私にとってはそれが全てでして、折角やり甲斐が持てる仕事に就けているんだから、しんどいこともあるけど、納得がいかないことだらけだけど、何とかかんとか気持ちを強く持って、手塩にかけた娯楽という商品をお客様にお届けしたい…と。で、もっとぶっちゃけたことを言いますとね、覚悟さえ決めてしまえば、こんなに居心地のいい世界もないんですよ。

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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

【タブー全開!政界斬鉄剣】(75) 霞が関は“本物の族議員”以外、総理の働きかけにも応じない!

池田「最近、森友学園の国有地払い下げ問題等で、役所に対する“政治家の働きかけ”という言葉がニュースで飛び交っています。私自身、秘書時代には役所に働きかけを行った張本人でもあるので、今週はその実態を明かしましょう」

――働きかけって、実際にはどのようなやり取りなの?
池田「誰かからの陳情が政治家に来て、それに応じる場合、本人か秘書が役所にお願いをします。しかし、官僚からの返答はほぼ同じでした。『たとえ内閣総理大臣からのご依頼でも、無理だとお答えするしかありません』と。つまり、『役所は法令に従って行政を行っているのだ から、圧力をかけたって無駄ですよ』ということです」

――真っ当な対応だよな。
池田「そう聞こえますが、若し役所に利益がある話の場合は、直ぐに法の抜け穴を通す裏技を提案してきます(笑)。まさに森友学園のケースでは、『安倍昭恵夫人を通じて安倍首相に恩を売っておけば、先々に税制等で自分たちの“省益”に結び付けられる』と考えたからこそ、財務省は自ら動いたのでしょう。決して誰かからの働きかけで動いた訳ではありません」

――役所は本当に総理からの働きかけにも応じないの?
池田「そうです。でも、“本物の族議員”は例外ですが」

――族議員に偽物がいるの?
池田「最近、族議員と呼ばれているような政治家は、ほぼ全員が偽物だと言っていい。彼らは、各省庁の専門分野に詳しい“政策通”というだけ。いくら政策を勉強しても、役所への影響力には繋がりません。当選回数をいくら重ねても、大臣になっても、役所への影響力が無ければ“並の政治家”でしかないのです。逆に役所への影響力を持っていれば、役職なんてなくても族議員になれるのです」

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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(103) ホワイトハウスが“トランプ化”しても“オバマ社会”は続く

先日、所用があり、アメリカの首都・ワシントンD.C.に1週間ほど滞在しました。僕はD.C.に30年程前に住んでいたのですが、街並みは殆ど当時のままです。しかし、『Uber』で手配したクルマに乗り、外国から移住してきたというドライバーと会話しつつ、外の風景を見ていると、街行く人々が当時とは全く違うことに気付きます。白人・黒人・ヒスパニック系・アジア系…。嘗ては住む地域も生活も分離され、しばしば敵対していた様々な人種は、最早ミックスされ尽くし、何と何のハーフなのか、それともクオーターなのか、見た目では全然わからないような人々が通りを闊歩しています。街のスーパーマーケットでは、レジに非白人のトランスジェンダーの人が立っていました。僕は一瞬、「あっ」と思ってしまったのですが、現地の人々は誰も気にも留めません。有色人種のトランスジェンダーなんて、嘗てはマイノリティー中のマイノリティーとして奇異の目で見られたと思うのですが、最早そうした“多様性”はすっかり当たり前です。

ある夜、地元のクラブにも足を運びました。店内は10代・20代の若者ばかりで、人種の壁など一切なく、チベット系やネパール系の子たちもいました。そこでベトナム系のDJ志望の男の子(20)と意気投合し、後日、同年代の仲間4人で暮らすシェアハウスに遊びに行きました。ふと見ると、リビングの大きなテーブルの上には大麻が置かれ、皆、それを当然のように楽しみながら、ゲームで遊んだり、DJプレイの練習をしたりと、思い思いの時間を過ごしていました(D.C.では既に嗜好大麻の使用は合法化されています)。30年前のアメリカでは、若者たちは大麻にしろハードドラッグにしろ、パトカーのサイレンに聞き耳を立てつつ、気合いを入れて興奮しながら使っていたものです。それが今では皆、実に平和的に、日常の一部として大麻を楽しんでいます(勿論、ハードドラッグは別ですが)。滞在中はできる限り色々な人とコミュニケーションを取り、深く話し込むこともしばしばありました。そこで再確認できたのは、人種の混交が齎した多様化が、人々の考え方や社会の在り方に大きな変革を齎しているということです。

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テーマ : 国際政治
ジャンル : 政治・経済

【私のルールブック】(93) “身体のメンテ”も仕事のひとつ…今年から“オフ日”を導入します!

毎年言っているような気がしないでもないが、ここ数年働き詰めだった為、今年こそ身体を休める日を設けるようにした。具体的に述べると、週に一度は『バイキング』(フジテレビ系)だけの日を作ること。月に1日は完全オフを確保することである。本当はもっと休みたいのですが、現状ではこれが限界といいますか、レギュラー番組+不定期レギュラー+特番の他に、週末は子役スクールもありますので、正直、これが精一杯。とはいえ、有難い話です。我々はお仕事を頂いてナンボの商売ですので、お声掛け頂いただけで感謝であり、たとえ忙しくなったからといって「もっと休みたい」は言語道断な訳です。ですが、私も今年を以て50歳。まだまだ発展途上の身とはいえ半世紀ですから、そこかしこにガタがきており、“身体のメンテナンスも仕事の内”と割り切らせて頂くことにしました。倒れてからでは、逆に多大なるご迷惑をお掛けしてしまいますからね。

でも、つくづく感じるのは、「芸人さんってマジでタフだな」ってこと。だって、こんな過酷なスケジュールの日々を当たり前のように毎年過ごしている訳ですから。年末年始で漸く休めるかと思ったら、芸人さんにとっては初笑いで逆にかき入れ時だとか。じゃあ一体、いつ休むのよ? 勿論、ハワイに骨休めに行く方もいらっしゃいますが、折角休暇で出向いた旅先でも中継の仕事を入れたりして、完全なオフになっていないんだから。では、滞在先でも付き合い仕事を一切断り、5日間なり1週間なりの完全オフを確保した方がいたとして、その休暇期間を得る為にどれだけ働かなければならないか? 役者育ちの私にとって、バラエティーの世界に足を踏み入れて一番驚いたのは、売れっ子芸人さんの異常とも思えるスケジュールの切り方だったかもしれません。「身体というより、よく頭がおかしくならないね」。私が素朴な疑問をぶつけると、「未だ休める立場じゃありませんから」と殆どの芸人さんが仰います。

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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

【タブー全開!政界斬鉄剣】(74) 『森友学園』問題の黒幕は国有地を私物化する財務省理財局だ!

池田「今週は、国有地の“随意契約”について解説しましょう。通常、国有地を売却する場合は、競争入札を経る必要があります。しかし、“地方公共団体もしくは公共性がある組織”に売却する場合、随意契約で売買することができる。そして現在、大阪の森友学園が随意契約で国有地を購入した経緯が不透明で、その価格も異常に安かったことが大問題になっている訳です。『安倍首相を含む政治家が財務省に圧力をかけた結果ではないか?』との疑惑も報道されていますが、完全に的外れですね」

――そうなの?
池田「国有地の不自然な取引の黒幕は、常に財務省自身です。国有財産の保有と管理をする“理財局”という部局が、国民の財産を好き勝手に扱っている張本人。政治家はおろか、安倍首相でさえも立ち入る隙が無いほどの完全な利権構造が潜んでいます。国有地とは抑々、国民全体の財産です。地方公共団体でない限り、特定の個人や企業を相手に好き勝手な随意契約はできない原則になっている。ところが、国有地の売却は、“ある裏技”によって、例外の筈の随意契約だらけになっているのが実態なのです」

――裏技って、どんな?
池田「随意契約の対象となる“地方公共団体もしくは公共性がある組織”の“もしくは”という部分こそが、霞が関官僚たちの大好きなキーワードです。彼らの解釈ではこうなります。『地方公共団体じゃなくても、我々官僚が公共性を認めるか、我々にとって都合がいいと判断した場合、特定の個人だろうと企業だろうと、強引に理屈をくっつけて随意契約を行っちゃいます』となってしまうのです」

――えええ~っ!?
池田「つまり、随意契約にするかどうかの判断は、財務省理財局の“意のまま”ってこと。そんな随意契約の実態を、わかり易い前例で説明しましょう。朝日新聞社は、築地市場の目の前という超一等地に本社ビルを構えています。このビルも、理財局との随意契約によって、破格の安さで手に入れた旧国有地に立っています。もう1つの巨大新聞社である読売新聞社も、本社ビルは東京都千代田区大手町1丁目という日本一のオフィス用地にある。これも同じく、国有地を随意契約で取得したものなのです」

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テーマ : 報道・マスコミ
ジャンル : 政治・経済

【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(102) “ミニトランプ”が掲げる「リー将軍像を取り戻す」という公約の意味

19世紀のアメリカ南北戦争は、現在に続く北部(=合衆国)と、奴隷制存続を訴える南部(=連合国)が激突した内戦です。あれから約150年経った昨年のアメリカ大統領選で、ドナルド・トランプはアメリカ社会の“分断”を煽って勝利を収めましたが、その深刻な余波が訪れ始めています。当時、南部連合の軍司令官を務めたロバート・エドワード・リーという人物がいます。彼は南北戦争以前には合衆国軍の大佐でしたが、郷里のバージニアが合衆国脱退を決めると、(※奴隷制には反対しながらも)強い郷土愛から南車の指揮官となり、北軍を最後まで苦しめました。“リー将軍”の愛称で、今も多くのアメリカ人――特に南部の白人から尊敬されています。地元バージニア等南部諸州には、彼の名を冠した公園や銅像・記念碑等が無数にありますが、近年はそれを撤去する動きが広がっています。「リー将軍を“顕彰”することは、人種差別を助長しているのではないか?」というのがその理由です。

大きな契機となったのは、2015年にサウスカロライナ州チャールストンの黒人教会で発生した銃乱射事件でした。襲撃犯の男が白人至上主義者で、南軍の象徴である南部連合旗を“信奉”していたことが判明し、各地の南部連合旗撤去と並行して、“リー将軍を称えること”に対する反対運動も拡大したのです。しかし、白人至上主義者や一部の保守層はこの動きに危機感を抱き、「黒人による歴史修正だ」と反発しました。「“被害者たる黒人の目を通した歴史”しか語ることが許されないのはおかしい」と。勿論、歴史に対する姿勢として、“現在の価値観に合うものしか残さない”というのは過剰です。白人であれ黒人であれ、大人が子供に「過去にはこういうことがあった」と語り継ぐことも必要でしょう。ただ、リー将軍や南部連合旗の存在が白人至上主義者の“よりどころ”となっているのも事実で、リー将軍を称える年に一度のパレードには、ネオナチや南軍兵士のコスプレをした連中も集まってくる。こうした“差別の源泉”を断つ為の対処療法として、仕方なくリー将軍の痕跡を撤去しているという事情もあるのです。

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テーマ : 国際政治
ジャンル : 政治・経済

【私のルールブック】(92) 坂上流・ひいた風邪をこじらせない方法

気をつけてはいたのですが、とうとう風邪を引いてしまいました。連日の生放送…その日のテーマに添って進行を務めるのが私の仕事ですが、それ以前に、そこそこの体調を維持しながら遅刻せずに通い続けるのが、何よりの責任だと思っているのです。そこそこでいいんです。万全なんて求める必要はない。だって人間ですから。ただ、救いは拗らせるまでには至らなかったこと。というか、漸く拗らせない術を身に付けることができた感じ。バラエティー番組に頻繁に呼んで頂くようになって、かれこれ5年。最初の頃は芝居と異なる発声に咽喉が驚き、直ぐに潰していました。簡単にご説明しますと、芝居は台詞が決まっています。喋る順番もわかっている。ということは、無意識に準備ができた上で咽喉を使っている訳です。片やバラエティーは、話すテーマは決まっていても、殆どがアドリブの世界。いつ笑い、いつ大きな声を出すかもわからない。準備の無い状況で咽喉を酷使しなければならないのです。

ほんとに一発でしたね。あっという間に潰れてしまいました。ただ、これを乗り越えるには慣れるしかないんです。潰して治して、潰して治してを繰り返して、強くしていくしかない。1年ぐらいかかったかな。気が付けば、いくら酷使しても一晩眠れば8割方は回復する咽喉にバージョンアップしておりました。ですが、風邪となるとそうはいきません。引き方にもよりますが、咽喉にきてしまうと一発でアウトになりかねない。しかし、どれだけ気を付けていても、風邪は引く時は引くのです。ということは、たとえ風邪を引いたとしても、拗らせない術を身に付けるしかない。では、「拗らせないって具体的にどうすればいいのよ?」ってことになりますが、これが中々アナログでございまして…。あくまでも私に限っての対処法ですが、お医者さんに頂いた薬も、薬局で売られている薬もなるべく飲まず、兎に角、「やべぇな」と思ったら、お付き合いがあったとしてもキッパリお断りして、とっとと家に帰ってサッサとお風呂に入って、チャッチャと布団の中に潜り込んで寝る! で、目が覚めたら汗をかいているので、面倒臭がらずに必ず着替えて再び寝る!

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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

【タブー全開!政界斬鉄剣】(73) “逃げ回りキャラ”の石原氏が突然強気になった本当の理由

池田「今週は、元東京都知事・石原慎太郎氏の喚問で話題の“百条委員会(調査特別委員会)”について解説しましょう。各メディアは、この委員会が超強力な機関であり、豊洲の問題で新事実が判明するかのように報じていますが、とんでもない勘違いです。結論を先に言うと、石原氏の責任が断罪されることなど絶対にありません。百条委員会とは、疑惑を追及する能力も無い機関なのです」

――えっ、そうなの?
池田「確かに、地方議会が設置できる百条委員会には、地方自治法によって刑事罰を伴う権限が与えられています。『召喚は拒否できない』『虚偽の証言をしてはいけない』『資料要求に応じなければならない』等の強制力があります。しかし、これをリアルな政治の言葉に翻訳すると、こうなってしまう。『呼ばれたら行けばよい』『嘘はダメだが、忘れたり黙秘しても罪じゃない』『要求された資料を“のり弁状態”にしたり、隠蔽をしちゃダメだが、資料そのものを捨ててしまった場合は仕方がない』という意味なのです」

――えええ~っ!
池田「百条委員会に呼ばれても、自分に都合のいいことだけを話せばいい。その程度の機関に、隠された不正の真相を暴き出したり、それを裁いたりできる筈がない。メディアが百条委員会を強力な機関だと勘違いしているのは、“現職”の知事や市町村長に対して、議会がマイナスイメージを植えつける道具として使用してきた過去があるからです。“○○市長、××問題で百条委員会に召喚”という新聞の見出しだけで、事実は別として、次の選挙にとって明らかにマイナスですから。しかし、過去の例を見てみると、どの市町村長や知事も刑事罰に問われたことなど聞いたことがないし、次の選挙でも再選を果たしているケースばかりなのです」

――つまり百条委員会は、地方議会が“現職”の知事や市町村長を悪者に仕立て上げ、あわよくば辞任に追い込む為の道具に過ぎないのか…。石原氏は“元知事”だから、余計に怖くない訳だ。
池田「そういうことです。豊洲問題で“逃げ回りキャラ”がすっかり定着していた石原氏が、掌を返したように強気になったのには、明確な理由がある筈です。石原氏に対し、『“都合の悪いことは忘れた”と言えばいいから、百条委員会など“元都知事”にとっては恐れるに足りません』とレクチャーした人物がいると、私はみています」

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ジャンル : 政治・経済

【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(101) ドナルド・トランプを後押しする“極右のアイドル”が陥落! 次なる標的は…

ドナルド・トランプ大統領の誕生を強力に後押しした極右系インターネットメディア『ブライトバートニュース』のエース編集者で、過激な新興右派政治運動『Alt-Right』のアイドル的存在だったマイロ・ヤノポロスが、遂に“陥落”しました。昨年、人知れず公開されたポッドキャスト番組で、ペドファイル(小児性愛者)を擁護する発言をしていたことが発覚したのです。この騒動に対して、周囲の火消しの動きは迅速でした。マイロはブライトバートニュースの編集職を辞任し、巨額の書籍出版契約も解除され、出席予定だった『保守政治行動会議(CPAC)』の招待も取り消されてしまったのです。問題の番組でマイロは、「神父から手解きを受けたから、今の俺はフェラチオが上手い」と明かしつつ、ペドファイルを容認しているかのような発言を行いました。自分がゲイであるとか、ペドフィリア(小児性愛)の被害者であるという“マイノリティーの立場”を利用して、周囲の人間をマウンティングしたり、悪びれることなく過激発言を連発する――。まさにマイロの常套手段です。

抑々、マイロは“言ってはいけないこと”を口にすることで注目を集めてきた人物。人種差別・ムスリム差別・女性差別…何でも言いたい放題のアナーキーなスタンスが、Alt-Rightの若い人々に熱狂的に支持されました。一方、旧来の保守層からすると、マイロは自分たちの“外では言えない本音”の代弁者であると同時に、民主党からの政権奪取という目的の為に有用な人材でもあり、積極的には支持せずとも黙認してきたという経緯があります。では何故、今回の“暴言”が命取りになったのか。それは、欧米社会においてペドファイルは問答無用のタブーだからです(※これは日本のロリエロアニメやJKビジネスがどう見られているかを理解する際にも重要な視点です)。特に、共和党の支持基盤であるキリスト教右派の人々にとっては、ペドファイル擁護というのはどんな言い訳も許されない“ギロチンもの”の発言なのです。今回、問題の動画を拡散したのは、“The Reagan Battalion(レーガン軍団)”と名乗るSNSアカウントです。先ずは短い動画をアップし、マイロが「これは編集されたものだ」と反論すると、すかさず長尺バージョンを拡散して息の根を止める――。実に周到な“公開処刑”でした。

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