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【私のルールブック】(147) 先日、3ヵ月に一度の定期健診に行ってきました

先日、3ヵ月に一度の定期健診に行ってきました。『バイキング』(フジテレビ系)で司会を任されたことをきっかけに、最低限の努めとして、年に一度の人間ドックと3ヵ月に一度の定期健診を守っている。結果はいつも通りといいますか、「中性脂肪がちょっとね」「γ-GTPが若干ね」「未だ煙草を吸い続けますか?」「お酒は相変わらず毎晩ですか?」等々、半分お説教も含めたような物言いで指導された次第。で、いつもならここで終わるところなのだが、「食事のほう、もう少し気をつけてみましょうか」と主治医は続けたのだ。「取り敢えず、これを見て下さい」と紙切れを手渡され、目を通してみると、鮭だバナナだナッツだ大豆食品だと、胡散臭い健康番組で見聞きしたような食材がずらりと並んでいた。「どうですか?」と主治医。「いや、どうですかって言われてもですね」と私。「バナナ美味しいですよ~」と主治医がニヤリ。

いやいや、50歳のおじさんにいきなりバナナを薦められてもね。そりゃあ嫌いじゃありませんけど、ああいったもっちりした物で腹を満たすのは、できれば勘弁願いたいんです。それでなくても体重キープの為、日々食事制限をしている訳で、限られた分量の中にバナナを無理矢理押し込むってことは、私の好物が1つ弾き出されるってことになるじゃないですか。ナッツにしても身体に良いことぐらい知っています。けど、ナッツをポリポリやりながら焼酎飲んでも、味も素っ気もないといいますかね。ん? 「お酒は赤ワインがお薦め」って書いてありますね。赤ワインは好きです。好きですけど、その下に「グラスで2杯まで」って、これは何なんですか? 普通、赤ワインってボトルで買いますよね。で、買ったら最後まで飲み切らないと失礼といいますか、もったいないといいますか。確かに100均に行けば、ワインボトルの蓋が売っているみたいですが、そういう問題じゃないんですよ。“ワインはコルクを抜いたら飲み切る”って若い時分から脳に刷りこんじゃっているから、今更考えを変えようがないんです。

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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

【タブー全開!政界斬鉄剣】(126) 防衛省を腐らせているのは“制服組”という幹部自衛官だ!

池田「防衛省が『存在しない』としていたPKO(※国連平和維持活動)に関する日報が、今になって続々と見つかっています。マスコミや野党は、財務省の文書改竄事件等と同様、“実行犯”の防衛官僚や自衛隊幹部ではなく、小野寺五典防衛大臣や稲田朋美前防衛大臣の責任を追及しようとしていますが、完全に間違っています」

――役人たちの責任を追及すべきだと?
池田「公務員が国民と国会を騙したのに、実行犯の公務員はスルーされて、国民の代表である政治家だけが責任を問われている。これは、日本の民主主義の根幹を揺るがす大事件です。皆さんには先ず、防衛省が“背広組”と呼ばれる主に東大卒のキャリア官僚と、“制服組”と呼ばれる防衛大学校卒の幹部自衛官との二重権力構造になっていることを知って頂きたい」

――背広組と制服組?
池田「事務方である背広組は、別名で“内局”と呼ばれています。彼らの役割は、国防の大方針を決定し、必要な装備・人員・施設等に必要な予算を確保し、陸海空の各隊に配分すること。そして、自衛隊全体を監督することです」

――文民統制ってやつだね。制服組とは?
池田「自衛官には3種の層の職員が存在します。トップに君臨するのが、制服組と呼ばれる統合幕僚監部(※統幕)に属する大幹部です。彼らは全自衛官に対する指揮命令権限を持っている。自衛官は政治家と同じ“特別職国家公務員”で、制度上は終身雇用じゃない立場なのですが、実際に制服組がクビになることはありません。組織のトップが自分たち自身だし、上司に当たる首相や防衛大臣がクビにした前例も無いからです」

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テーマ : 自衛隊/JSDF
ジャンル : 政治・経済

【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(154) 『オウム真理教』にも影響? アメリカを震撼させた『ラジニーシ教団』事件の教訓

『NETFLIX』で先日公開された、1980年代にアメリカで注目された『ラジニーシ教団』を追った長編ドキュメンタリー『ワイルドワイルドカントリー』は、実に面白い作品でした。インド人宗教家のバグワン・シュリ・ラジニーシが、オレゴン州の田舎に多くの人間を集めて“理想”を建設し、自治権を握ろうとした経緯や、教団と地元住民らとの激しい衝撃の末にバイオテロや殺人未遂といった犯罪行為がエスカレートしていく様子を、当時の記録映像と関係者の現在の証言を交えて描いていきます。作品は1981年、バグワンと信者らがオレゴン州の小さな町に“ラジニーシプーラム”という宗教コミューンを建設するところから始まります。潤沢な資金を持つ教団は、1億2500万ドルもの大金を費やし、広大な土地に病院・学校・レストラン・ショッピングモール・空港等を造ります。ラジニーシはインドだけでなく、アメリカを始めとするリッチな西洋人にも多くの信者がおり、彼らに財産を上納させていたのです。

アメリカでは1960年代から1970年代に、若者を中心に政治運動が盛り上がりましたが、若者が期待するほど現実は変わらず、一種の失望感が広がっていました。「資本主義陣営と社会主義陣営の争いでは何も変わらない。無駄な戦争が起きるだけだ」と。そして、嘗て理想に燃えた人たちの一部(※知識層も含む)は、“第三極”としての精神世界を支持するようになります。その頃に出てきた“詐欺師スレスレのトリックスター”とでも言うべき指導者が、日本でも有名なカルロス・カスタネダであり、このバグワンでした。彼らは人々の心に突き刺さる“ホットボタン”を知っており、西洋の物質社会に生きるナイーブな人たちから金を巻き上げ、“ユートピア”を作っていったのです(※日本では、ラジニーシ教団と『オウム真理教』の拡大プロセスの類似性を指摘する声もあります)。西洋文明は唯物主義で心が満たされず、東洋文明は心だけで科学を迷信の世界に引き込む。君たちが人類で初めて両者の橋渡しをするのだ――。そんなストーリーをラジニーシ教団は吹聴しました。教団の1つの売りは“フリーセックス”だったのですが、これもあらゆるものからの解放を求める人々にとっては自由の象徴と思えたのでしょう。

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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
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【私のルールブック】(146) 最近わたしが気になる人、考えてみると結構いますね…

最近、スタッフさんによく訊かれるのが、「今、気になる人って誰ですか?」なんですが、気になる人って言われても気になり方ってのもありますからね。例えば、「この人は面白い」と思う気になり方もあれば、「タレントの顔というよりも、1人の人間として気になる」方もいる訳で…。では、面白いという観点から私が最近ツボっているのは、今更ながら『フットボールアワー』の岩尾望君ですかね。あれだけの芸人さんですから面白いのは当たり前なんですが、私が岩尾君とお付き合いさせて頂いているのは『バイキング』(フジテレビ系)でして、勿論、生放送な訳です。で、バイキングの場合は、いつ誰に振るかは台本には一切書いておらず、私に一任されております。よって、レギュラーもゲストの方も常に臨戦態勢を取っておかなければならないのですが、岩尾君は力の抜け加減が絶妙といいますか、だからこそ反応が良いといいますか。

独自目線で一個人としての真面目なコメントも秀逸ですし、笑いで落とすことはお手の物。バランス感覚にとても長けていて、兎に角、助けて頂いているのです。のんちゃん、いつもありがとね。若手の芸人さんで「この子たち凄いな~」と思ったのは、『カミナリ』のお2人でしょうか。突っ込みのたくみ君は、頭の回転の速さは勿論ですが、何より勇気がある。先日も『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)にゲストで来て下さったんですが、ダウンタウンさんを相手にしても行く時はきっちり行き切っていましたから、中々できることではありません。まなぶ君も人柄なんですかね、何とも言えない空気感があって、「見事な凹凸感を持ったコンビだな~」と。しかも、もれなく2人共に礼儀正しく好青年。まぁ、事務所の先輩が『サンドウィッチマン』さんですから、礼儀作法で間違いがある筈がない。

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【タブー全開!政界斬鉄剣】(125) 私が目撃した、国と国民を欺く外務省の嘘吐き体質を明かしましょう

池田「財務省や厚生労働省による文書改竄や偽データ問題、防衛省による資料隠し等、役人たちが国民を欺く事例が相次いでいます。今週は、外務省の嘘吐き体質を明かしましょう」

――外務省、お前もか…。
池田「3月26日、中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩委員長が北京で極秘裏に会っていたことが、会談の数日後に判明しました。日本では驚きをもって報じられましたが、世界はそれほど驚かなかったはずです。何故なら、私がこの連載で繰り返し指摘してきたように、いくら中朝関係が表面的にギクシャクしても、中国が北朝鮮を見放すことなど絶対にあり得ないからです。北朝鮮が崩壊して、国連の名の下に米韓主導で仮統治が行なわれ、選挙を経て民主的な体制が発足することなど、中国にとっては最悪の事態。だから、北朝鮮情勢の緊張が高まった昨年秋以降、中朝トップ会談はいつ実現してもおかしくない情勢だったのです」

――驚いたのは日本だけか。
池田「思い出して下さい。ドナルド・トランプ氏が勝ったアメリカ大統領選の前、外務省出身の外交評論家たちは全員、『トランプなどあり得ない』と断言していました。大手マスコミも同じ論調でした。彼らの情報源は共に外務省です。外務省はトランプの勝利など夢にも想定していなかった。アメリカにべったりの外務省が、そのアメリカの基本的な情報収集さえできなかったんです。東アジア情勢など読める訳がない。こんなに無能な外務省を、新聞記者だけではなく、政治家も信じてしまっている」

――そんな役立たずの外務省が、おまけに嘘吐きだと?
池田「昔から大嘘吐きです。私が目撃した一例を証言しましょう。今のTPPに相当するGATTウルグアイラウンド交渉時の出来事です。全世界の貿易を自由化させようとするこの交渉で、外務省は当時の宮澤喜一首相や政治家たちに、『自由貿易化は世界の流れです。アメリカが日本にコメを輸出したがっている以上、コメの例外化は困難』という趣旨の説明をしていました。マスコミにも外務省記者クラブ経由で同じ論調の情報を流し、農産物の自由化に反対する議員を叩く世論を形成した」

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【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(153) 日本は“心理兵器”に弱い!? あの首相夫人に見る“潔癖故の脆さ”

2016年のアメリカ大統領選やイギリスの国民投票に際し、『Facebook』(※以下、FB)の個人情報を分析して、ピンポイント広告やフェイクニュースを投下する“心理兵器”が使われたとのスキャンダルが、欧米社会を揺るがせています。前号では、その黒幕である『ケンブリッジアナリティカ』(※以下、CA)の元幹部の告発を紹介しましたが、その後もイギリス議会等で次々と“爆弾証言”が飛び出しています。例えば、アメリカ大統領選やイギリス国民投票では、CAからの資金を受けたカナダのデータ分析会社が有権者を“誘導”する為のソフトを開発し、FBから不正に流出した約5000万人分の個人情報がその“素材”として使われた。或いは、米英の選挙より前にCAが関わったナイジェリアの大統領選では、クライアントの対抗馬候補がイスラム教徒だったことから、『イスラミックステート(IS)』の“首斬り動画”を盛り込んだ動画CMを作成してネガティブキャンペーンを展開し、イスラエル企業に外注して相手陣営に対するハッキングも仕掛けた――。こうした事例に共通するのは、選挙においてCAが社会の分断を深める煽動を行ない、それが金儲けの種になったという点です。

特に米英の選挙に関しては、FBも単に個人情報の管理が甘かったというだけでなく、広告収入を優先するあまり、分断工作を野放しにした点において、社会的な責任は免れないでしょう。世界的なテクノロジー企業が関与したこの騒動は、我々にも重大な課題を提示します。大規模な世論誘導・分断工作を仕掛けられたら、日本社会は耐えられるのか――? 残念ながら、僕の結論は“否”です。日本人はディベートが苦手で、英語報道から隔絶されている為、情報量が少なく、視点の多様性に乏しい。そして異常なまでに潔癖。森友問題にしても、その潔癖性の為に、“問題を一切認めない側”と“重箱の隅をひたすら責め立てる側”の稚拙な議論に終始し、マルバツで答えを求めるあまり、議論をぶつけ合って両サイドの意見を積み上げられない。思い切って言いますが、そんな日本人の体質を体現しているのが安倍昭恵さんだと思います。危うい放射能デマに乗っかって反原発運動に共鳴したかと思えば、教育勅語に涙するあの無邪気さと脇の甘さ。首相夫人として“利用価値が高い”が故に、様々な陣営に狙われ易いのは事実ですが、彼女自身の“揺さぶられ易さ”は日本人の体質そのもの。安倍一強体制がどうこうという単純な問題ではありません。

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【私のルールブック】(145) 60代の自分を想像する…どうせなら楽しいお爺ちゃん生活を

以前にも触れさせて頂きましたが、私は50歳までに終活を済ませました。終活といっても様々ですが、大きな問題としては財産の行き先ですよね。私自身、どんな死に方をするのか見当もつきませんし、希望としてはポックリ逝きたいんですが、逆にポックリ逝ってしまうと、それこそお金の流れを決めておかないと、残された方々に迷惑をかけてしまいますから。それだけは避けておきたかったので。でも、結果的にはやっておいてよかったです。想像していたよりも気分が楽になりました。元々、お金への執着心が弱いタイプなのですが、より興味が無くなってしまったといいますか、自分の物のようであって、実は自分の物ではない…みたいな感覚ですかね。とはいえ、できる限り使い果たしてやろうと思っています。自力で稼いだ訳ですから、良い事にも悪い事にも使いまくってやろうってね。

で、50歳までに終活を済ませた私としては、次の区切りは60歳な訳です。60歳という区切りを目標に、50代を如何に過ごすか? 過ごすべきなのか? 幾つか候補はあるんです。先ずは海外移住。私が果たせていない夢の1つに留学がありまして、60歳にして海外で語学を勉強するのもありかなと。ただ、こちらを強行するには結構な障壁がありまして、12匹の息子たちをどうするのかという大きな問題がね。ぶっちゃけ、何匹かはお亡くなりになっていると思うのですが、それでも12番目の子は未だ2歳に満たないベビちゃんですから、その子を放ったらかしにできる筈もなく、誰かに引き取ってもらう気など毛頭ないので、海外移住は現実的ではないのかなと。何より私、和食命なんで。日本が大好きなんで。島国万歳なんで。ええ。で、色々考えたんですが、そこまでワンちゃんが好きなら、とことん動物と暮らすのもいいかなって思いまして、ちっちゃな動物園なんてどうだろうと。現役をリタイアして畑仕事に目覚めたり、蕎麦を打ち始めたりという気持ちが、私も徐々に理解できるような齢になりまして。

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テーマ : 俳優・男優
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【タブー全開!政界斬鉄剣】(124) 二階幹事長が“安倍続投”を決断したと言える意外な理由

池田「財務省による文書改竄問題で安倍政権の足元がぐらつく中、自民党大会が3月25日に開催されました。そこで安倍首相のみならず、二階俊博幹事長までもが憲法改正を声高に訴えたのです。『これでいよいよ改憲が現実味を帯びてきた』というようなニュアンスの報道も目立ちますが、私はその逆だと確信しています。つまり、近い将来の改憲は事実上無くなったと考えていい」

――どうして!?
池田「同じ内容の発言でも、両者の思惑は全く違います。安倍さんの思惑は当然、文書改竄問題から世間の注目を逸らすことです。3ヵ月程前にも“働き方改革国会”を宣言した途端に、厚労官僚によるデータ捏造騒動で頓挫してしまった。今回は財務官僚による文書改竄問題です。冷静に考えれば、2件とも役人が勝手に起こした事件なのに、実行犯よりも先に安倍首相の責任が問われるという“政局”に発展してしまった。このままでは秋の自民党総裁選での3選が危ない。だから、安全保障問題と憲法改正という巨大なテーマで、党内外の目を逸らせたかったのです。一方の二階さんは、改憲を推進する気などさらさらありません」

――そうなの!?
池田「二階さんは政界の“中国寄り”政治家です。幹事長に就任してからは流石に控えていますが、以前は何十人・何百人もの国会議員・企業・団体の幹部たちを引き連れ、定期的に訪中していました。中国側からは常に、首相や閣僚級以上のVIP待遇を受けている。更に、二階さんの地元である和歌山県に足を運べば、彼と中国との異常なパイプの太さを実感できます。東京ではパンダが1頭増えただけで大騒ぎですが、和歌山にはパンダがゴロゴロいる。日本全体で9頭いる内、和歌山には5頭(※昨年までは8頭)もいるんです」

――そ、そういえば…。
池田「ご存知の通り、中国はパンダを100%政治利用する国です。1ヵ所にパンダが5頭もいる継続など、中国以外では世界中を見渡しても皆無。二階さんはそれくらい、中国と密接な関係にあるのです。中国は、日本の軍事力強化に繋がる改憲など絶対にしてほしくない立場ですから、二階さんもがちがちの改憲反対論者です」

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テーマ : 安倍政権
ジャンル : 政治・経済

【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(152) 『Facebook』個人情報がトランプ大統領の“政治詐欺”に利用されていた!

皆さんは、『Facebook』(※以下、FB)で流れてくる性格診断クイズに答えたことがありますか? クリックすると外部アプリに飛び、無料で自分の性格を診断でき、その結果を共有して“いいね”を押し合う。そんな“楽しいお遊び”は、世界中の人々に親しまれています。でも、若しその際、貴方や友人の個人情報がごっそり抜かれていたら? そして、それが政治を歪めることに使われていたら?――今回はそんなお話です。2014年に開発されたある性格診断クイズを通じて収集された約5000万人分の個人情報が、2016年のアメリカ大統領選でドナルド・トランプ陣営のキャンペーンに使われていたことが判明しました。問題の本丸は、イギリスに本拠地を置くデータ分析企業『ケンブリッジアナリティカ』(※以下、CA)。同社の創業メンバーの1人であるデータサイエンティストのクリストファー・ワイリー氏が先日、内部告発を行なったのです。ワイリー氏によると、クイズを作成したのはケンブリッジ大学の心理学者。回答した約27万人のデータと、そのFB上の友だちの公開データ、合わせて5000万人分のデータが、別の調査会社を通じてCAに不正に売却され、フェイクニュースや選挙広告の狙い撃ちという形で大統領選に活用されたといいます。「CAは選挙結果を捻じ曲げた」と言うに等しい、衝撃的な告発です。報道によれば、カナダ出身のワイリー氏は現在28歳。ADHDと読書障害を持ち、ゲイということで苛めに遭う等、少年時代は辛いことも多かったようです。しかし、頭脳は極めて明晰、というより天才的で、16歳で高校を自主退学した後、17歳でカナダ自由党のオフィスに入り、データサイエンスを学びつつ、同党のインターネット戦略業務に従事。

そして、19歳からコーディングの独学を始め、20歳で『ロンドンスクールオブエコノミクス』に入学します。この頃から、野党候補者の為に、“正しいターゲットに正しいメッセージを送る”べく、データを使う試みを始めたそうです。猛烈な勢いで成長する天才データサイエンティストに目をつけたのは、後にトランプ政権の上級顧問となるスティーブ・バノン(※現在は既に退任)。一般的に保守層はLBGTに冷たいものですが、ワイリー氏はバノンとジェンダー問題について長々と議論を交わし、彼を信頼してCAの共同創業者になったといい、「ここまで自分のセクシャリティーを人に話したことはなかった」と振り返ります。極右メディア『ブライトバートニュース』の会長でもあったバノンは、ゲイの先進性やクリエイティビティーを「政治的に利用し甲斐がある」として注目してきた節があります。彼の下で極右政治運動(※オルトライト)を盛り上げたコラムニストのマイロ・ヤノプルスも、やはりゲイでした。若きワイリー氏にとって、自分の個性や才能を認められ、その発明を好きなだけ実験できる環境は、極めて魅力的だったのでしょう。今回の告発にあたり、ワイリー氏は“ゲイらしさ”を演出する為、髪をピンクに染めました。これは一時的にとはいえ、アンチゲイの差別主義者の政権が誕生する手助けをしてしまったことに対する贖罪意識の表れでしょうか。CAはアメリカ大統領選のみならず、イギリスのBREXITを問う国民投票等、複数の国の選挙で暗躍していたようですが、その戦略ははっきりしています。“どんな手段を用いても人の心を動かし、大衆を扇動する”。全てはデータで解析され、実際に世論が動きました。ワイリー氏によれば、SNS上では“左”のネタより“右”のネタがよく飛び、どんなにバカげた陰謀論でも響くことがデータではっきりと示されたといいます。

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テーマ : アメリカお家事情
ジャンル : 政治・経済

【日日是薩婆訶】(30) 年末に今年の新亡を静かに振り返りつつ、1つひとつ過去帳に書き写しながら

12月になり、いよいよ色んなことが押し詰まってきた。お寺の改修工事のほうは、庫裡と本堂の間の唐破風の玄関が立ち上がり、屋根も葺けるほど形も整ってきた。元々、この部分は予算の都合もあって、「元のままでも致し方ないか」と思っていた場所である。しかし、『加藤工匠』の加藤吉男棟梁が「何といってもここが全体の顔だから」と、頼んでもいないのに立派なお図面を描き、一時はこの部分だけに5人も投入し、今も精力的に進めてくれているのである。こうして眺めてみると、なるほど仰るように、ここはお寺の顔なのだと思う。彫刻を見上げていたら、何やらハート型のような模様が目に留まった。お寺の玄関の懸魚部分にハート型とは何だろう? そういえば、刀の鯉の模様でも同じような形を見たことがある。伝統的な模様だとすれば、ハート型の筈はないが…。ならば一体何か? 彫刻を担当した鏡将行さんに訊いてみると、丁寧に説明して下さり、基本的なことは読解できた。私はその後、インターネットでも調べてみたが、どうやら鏡さんの言う通り、これは“猪目”というものらしい。猪の眼からデザインしたらしく、火除けや魔除けの為の模様だというのである。元々、屋根の左右が合流する下に取り付ける懸魚自体、火除けの為に水に関係する魚を持ってきた。そこに突き出る“樽の口”等も、酒樽の蓋からのデザインらしい。ならば猪目、いや、猪はどう水に関係するのか? 調べてみると、どうやら“五行説”が典拠らしい。木・火・土・金・水という五行の内、春夏秋冬に其々、木・火・金・水を対応させ、其々の季節の間の移行期である“土用”が土を意味する。十二時(※十二支)にそれを当て嵌めると、亥・子・丑が冬、つまり水に対応するのである。実際、ハート型に見える模様は猪の眼を象ったともいうのだが、写実的にはかなり同意し難い。中には“亥”という文字の崩し字が元だという説もあるが、はっきりとはわからない。本来は道教的なその模様を、仏教が積極的に取り入れたのは、菩提樹の葉の形に似ているからだともいう。いずれにしても、神社仏閣のあちこちに、この猪目のデザインが古来多用されてきた。恐らく、火事を怖れる日本人の心情は非常に強く、こういったおまじないめいたデザインも生まれてきたのだろう。ただ、先程も申し上げたように、日本では刀の鐔にも猪目紋が多く見られる。刀に魔除けは普通に考えられるが、本来は火除けだった猪目紋が何故…と考えてみると、「そういえば戦う刀からは火花が飛び散るのだ」と気付く。火事だけでなく、剣難から逃れる為にも、寺社は猪目を多用してきたのだろうか? ともあれ、唐破風の玄関は、鏡さんと本間和美さん、そして今野さんが中心になって、順調に美しく造作されつつある。

五行説を持ち出した序でに申し上げると、木・火・金・水に四季が対応するのに対し、土はオールシーズンに関係してくる。実は、うちの庫裏の下の地面は、『杜の学校』(※『杜の園芸』から今年改名)の矢野さんによれば最高の土なのだそうだ。現庫裏ができたのは西暦1800年のことだから、もう200年は間違いなく経っている。というより、庫裏の下の地面は、200年以上人の手が加わることのなかった土なのである。ところが、スコップを立てるとさくっと入り、直ぐに新鮮な土の色が現れた。要するに、土俵と同じく、土自身が呼吸できるギリギリの圧力で固めてあり、土はそのお陰で適度な通気通水を保ってきたのである。地元の檀家さんである本田ポンプ屋さんが「じゃあ、この土、保管しておきましょう」と言って下さり、自分の土地に運んで保管しておいて下さった。そして今、出来つつある庫裏の周囲のあちこちに、再び運んで使って下さっているのである。もう1つ押し詰まってきたことといえば、やはり前回も紹介した私の『竹林精舎』(朝日新聞出版)と道尾秀介さんの『風神の手』(同)の関係だろう。『竹林精舎』を書いた経緯は前回触れたと思うが、道尾さんの『ソロモンの犬』(文春文庫)だった。この話に登場する4人の大学生と、動物生態学の間宮未知夫助教授、そして柴犬・オービーのその後を、私は私の設定した環境に置いて書き継いだのである。ところがその間、道尾さんも実は、間宮先生とオービーのその後を書いていた。それを含んだ物語が、何と同じ日(※1月4日)に同じ出版社(※朝日新聞出版)から出る『風神の手』なのである。最終のゲラで一足先に読ませて頂いたが、相変わらず道尾さんらしい哀切とユーモアに満ち、精緻に構築された螺旋状の物語だった。そしてそれだけでなく、今回読了して感じたのは、もしやこの『風神の手』はテーマも『竹林精舎』に通底してはいるのではないかということだった。“袖摺り合うも多生の縁”といえば如何にも聞き慣れた印象かもしれないが、少しでもタイミングが違えばあり得なかった奇跡的な邂逅を、道尾さんは彼の構築した“自然”の中で実現してしまっている。一方、私の『竹林精舎』も、“意味のある偶然”と言葉は違うが、同じように偶然の邂逅によって物語そのものが動いていってしまう。実際、我々僧侶は、思いがけず起きたお葬式に、その時の生活全体が引きずられて変化すると言ってもいい。計画的、或いは継続的にしていたことも、葬儀が出来ると完全に中断され、まるで穴の中に入っていくように別な時空で暫く過ごすことになる。軈て数日後、儀式が終了すると、穴の底から地上に戻るように、また元の日常を取り戻すのである。そうした中で、再び戻ってきた現実が、葬儀の前とは何か違って感じられるというのは、僧侶をしていれば誰でも経験していることではないだろうか。

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テーマ : 仏教の教えと世界観
ジャンル : 心と身体

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