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【タブー全開!政界斬鉄剣】(150) 厚生労働部会長就任で小泉進次郎氏は父親と同じ道を歩むのか?

池田「第4次安倍政権の党人事で、小泉進次郎氏が厚生労働部会長に就任しました。小泉純一郎元首相も過去に厚生大臣を務めた為、『進次郎氏が父親と同じ道を歩み始めた』等と思われがちですが、全く違います。その理由を理解する為には、純一郎氏が強力な厚生族議員であった事実と、進次郎氏の実像を知る必要があります」

――純一郎さんが強力な族議員だったって意外だなぁ。
池田「ゴリゴリの族議員でした。族議員というと、カネと権力に塗れた悪い政治家ってイメージが一般的ですよね。しかし政界では、そういう政治家を族議員とは呼びません。本物の族議員とは、人事や利権といった省庁の官僚の“急所”に精通して、業界団体をも黙らせる力を持った政治家のことです。スーパーエリートである官僚たちは、内心で政治家を見下していることも多いのですが、そんな彼らからある時は恐れられ、ある時は頼りにもされる存在になって、初めて本物の族議員として認められるのです」

――ちょっと格好いいかも。
池田「ある政治家に対して官僚たちが『この人を敵にするとヤバいな』と判断すれば、自分たちが水面下で進行中の政策等について事前に相談するようになる。反対でもされたらたまりませんから。それと同時に、族議員からの怒りを買わないよう、役所全体が可能な限り便宜を図るようにもなる。本物の族議員になると、その省庁を通じてお金と情報が集まるようになるのです。ここで言うお金とは、業界団体や企業からの政治献金のことです」

――いよいよ族議員っぽくなってきたぞ!
池田「各省庁は、管轄する業界全体に絶対的な影響力を持っています。業界団体や企業は、族議員に対して省庁の官僚たちがどれだけビビっているのか、その度合いで政治家の実力と価値を判断するのです。物凄く役所から怖がられている議員には政治献金が集まるし、選挙では本気で応援されるのです」

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テーマ : 政治家
ジャンル : 政治・経済

【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(178) 「安倍首相は悪魔だ」と「いや、真のリーダーだ」の間にある大切なもの

2012年末の衆議院選挙で自民党が圧勝し、第2次安倍政権が発足して以来、政治を巡る議論は極端に二分されてきました。SNSのみならず、多くのメディアでも、突き詰めれば「安倍首相は悪魔だ」「いや、真のリーダーだ」という単純な善悪論を設定してしまっているように見えます。モリカケ問題も、或いは先月の自民党総裁選もそうでした。しかし、振り返ってみれば、日本は“ずっとそうだった”のかもしれません。戦後、長きに亘り、左右両陣営は馴れ合いのイデオロギー合戦に明け暮れてきました。55年体制が崩れた後の国会においても、常に与野党双方の存在意義が優先され、本質的な課題を巧みに避けた“お決まりのテンプレート”に多くのテーマが押し込まれた。メディア各社も“お気に入りの物語”をなぞった報道を続け、国民もそれに飼い慣らされた。その馴れ合いによって安定した社会が続いたのは事実でしょう。しかし、今や国境の外側も内側も、環境が大きく変わってしまいました。

例えば、不透明な北朝鮮情勢、膨張する中国、民主主義陣営をハッキングするロシア、平気で様々なはしごを外そうとするアメリカのドナルド・トランプ政権――。国内でも少子高齢化と人口減でパイが急激に狭まろうとしています。それでも、左右両陣営が出口の無い問題設定をし、詭弁を弄し、本気でゴールを奪いにいかないのは何故なのか? その知的怠慢が、あらゆる問題を先送りにしてきたのに。僕の辿り着いた結論はこうです。「左も右も、今ある環境を変えたくない。個人のレベルで『自分とは何か?』『自分はどうありたいか?』という問いに向き合っていない」。まるで自己啓発論のように聞こえるかもしれませんが、僕が言いたいのは日本におけるインディビデュアリズム(※個人主義)の欠如です。個人としての確固たる価値観が無いから、「自分はこういう社会を望む」という理想像が生まれない。国なり組織なりに助けてもらうことしか考えられない。そんな構図です。これを読んでいる“貴方”という個人に問いたい。国や組織や政治家、つまり誰かに期待し過ぎていませんか? 勿論、他者に期待してもいいけれど、一方的に期待すればするほど、その後の絶望は大きくなるものです。

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テーマ : 右翼・左翼
ジャンル : 政治・経済

【私のルールブック】(171) 筋金入りで飛行機嫌いな私が揺れる機内で慌てなくなった理由

私は今、飛行機に乗って北海道に向かっております。とある番組のロケの為なのですが、実は私は大の飛行機嫌いでして…。嫌いというか、兎に角、怖いんです。地に足が着いていない訳で、鉄の塊が空を飛ぶこと自体が信じられないという、典型的な飛行機嫌いのパターン。何より苦手なのが、機長さん自らがアナウンスされる、「多少揺れは致しますが、飛行には何ら問題はございません」とのメッセージ。私には何の気休めにもなりません。だって、揺れるのが怖いんだから。揺れるってことは機体が不安定になるってことで、不安定って状態はまさに字の如く、安定していないってことな訳でしょ。そりゃあ安定する訳ないでしょ、空を飛んでいるんですから。抑々、空を飛ぼうなんて発想自体が烏滸がましいんですよ。いいじゃないの、陸路をのんびりのんびり進んで行けば。えっ、「陸だけじゃ島国なんだから、どうやって海を渡るんだよ」って? 船があるでしょ船が。今時はとんでもなく豪華な客船があるみたいですよ。プールもあればカジノもあって、至れり尽くせりらしいじゃないですか。

「どれだけ時間がかかると思っているんだ」って? 時間時間ってね、早く着けばいいってもんじゃないでしょ。タイムイズマネーも限度を超えると、自分たちの首を絞めることになりますよ。ふぅ~。惨めでしょ? でもね、みっともないとわかっていても、これだけの屁理屈を並べたくなるぐらい、飛行機が空を飛ぶ感覚が怖いんです。とはいえ、仕事柄、飛行機に乗らざるを得ないことも多々ありますので、「航空力学ってやつを学ぶことによって論理的・科学的に理解し、安心感を得てみようかな」とも真剣に考えたのですが、私の脳味噌では到底追いつくことなど無理だろうと。中途半端に知ってしまうほうが、却って恐怖の根源を知ることになってしまうのではないかと。だったら、無知のままで乗り続け、“怖がり疲れ”を待ったほうがある意味、効率的なのかなと。要するに、いつもの怠け癖が勝ってしまって、早や三十数年が経った訳ですが…。

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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

【タブー全開!政界斬鉄剣】(149) 日本が“中国の覇権主義に追従”へと外交方針を転換ってマジか!?

池田「今週は、日本の未来にとってかなり重大なことなのに、注目度が低かったニュースを取り上げます。それは、今月7日まで東京で行なわれていたアフリカ開発会議で、河野太郎外務大臣がとんでもない爆弾発言をしたことについてです」

――爆弾発言って?
池田「河野大臣は、『質の高い国際基準に合致するプロジェクトがあれば、日中が協力してやっていく可能性は大いにある』という旨の発言をしました。恐らく、外務省の役人が作成した原稿のまま話していたので、わかり易く翻訳しましょう。これは、『理由は後づけで考えるけど、今後は他国への開発支援分野で中国に追従する』という意味なのです。つまり、日本は中国の覇権主義的な政策を認める方向に変えるということです」

――ええ~っ!?
池田「日本の国益を考えると、この方針転換は絶対に損です。今、中国のアフリカ進出に対する警戒感は、欧米諸国で急速に高まっています。一帯一路という独自の巨大経済圏構想を掲げる中国は、アフリカ諸国に莫大なお金を貸しつけ、その資金で行なうインフラ整備等を中国企業が請け負う構図で、その国への影響力を急激に強めている。『これは中国による経済的な植民地化行為だ』と、欧米諸国は危機感を抱いているわけです。日本が中国の植民地化政策に追従したら、日本に対する世界の印象はどうなるでしょうか?」

――良くないだろうな…。
池田「日本にとってより重要なのは、中国の拡大路線のメインターゲットはアフリカではなく、東南アジアだということです。3年前に中国が発足させたアジアインフラ投資銀行(AIIB)に、アメリカや日本が絶対に参加しない姿勢を明確にした理由は、中国の“本当の狙い”が露骨だったからです。しかし、今回の河野大臣の発言は、中国が東南アジア諸国を経済的に呑み込むことまで肯定するようなものです。日本に好意的な感情と良好な経済関係を持っている多くの東南アジア諸国は、心の底から落胆したと思います」

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テーマ : 中国問題
ジャンル : 政治・経済

【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(177) アメリカ社会を蝕むロシアの“戦略的ボット攻撃”…日本に耐性はあるか?

昨年12月公開の映画『スターウォーズ/最後のジェダイ』に登場するべトナム系アメリカ人女優ケリー・マリー・トランに対する、SNS等での人種差別的なヘイト投稿が公開直後から問題となっていましたが、先日、その“正体”が明らかになりました。実は、投稿の半分以上がボット(※プログラムによる自動ツイート)やトロール(※意図的に場を混乱させる“荒らし”)によるもので、しかも多くはロシア由来だったとの研究結果が発表されたのです。2016年のアメリカ大統領選挙にロシアが“介入”し、ドナルド・トランプ大統領の誕生を後押ししたことは有名ですが、何故ロシアのインターネット上での対米工作は、悉く威力を発揮するのでしょうか? それを考える為の絶好の例が、アメリカ大統領選の際に拡散された陰謀論“ピザゲート”です。ワシントンD.C.のピザ店が小児性愛と児童売春の拠点になっており、裏ではヒラリー・クリントンが関与している――。あまりに荒唐無稽ですが、これが一定層に強く信じられ、正義感に駆られた人物が(実際には何の罪もない)ピザ店を銃撃する事件に至りました。

このレベルの陰謀論が広まるには、社会が左右両極に激しく分断され、且つ一般人のリテラシーが低下し、お互いが脊髄反射的に攻撃し合っているような状況が必要です。最新の調査によれば、ロシア由来の“戦略的ボット”は全てがトランプ大統領の味方をする訳ではなく、意図的に左右両陣営向けにフェイクニュースやヘイト言論を投下し、“場”をかき乱すことで、一部の人々が暴走する下地を作っていたようです。そこでふと、自分が暮らす日本社会を見てみると、現状ではロシアのボットによる撹乱は確認できませんが、それでも非常に危険な状況であると言わざるを得ません。『ツイッター』を中心に長い間、左右両極端の意見が乱れ飛んできた言論空間の“耐性”が、極端に低下しているからです。僕は半ば実験的に、意図的に左右の陣営をからかうようなツイートをしてみることがありますが、これが驚くほど“よく燃える”のです。僕のキャラクターや前後の文脈を見てもらえれば、直ぐにジョークだとわかるような内容でも。

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テーマ : アメリカお家事情
ジャンル : 政治・経済

【私のルールブック】(170) 秋から始まる新番組、土俵に立たせて頂けることに感謝して勝負に挑みます!

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この10月から新番組が2つ始まります。1つは『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)。タイトルそのままに、私の念願だった動物ものでございます。実はこれまでも、私が12匹のワンちゃんたちと暮らしていることから、動物ものの特番のお話はよく頂いていたのですが、その殆どを生意気ながらお断りしていたのです。というのも、私は心底動物好き故、逆に好き過ぎるからこそ距離を置いておいたほうがいいのかなと、特定の番組以外は遠慮していたのです。では何故、今回引き受けさせて頂いたかといいますと、実は予てからの夢がありまして…。それは、ある年齢を迎えたら動物たちのお世話を中心とした余生を送りたいなと。要するに、仕事を中心とした今の生活からの転換でございます。我が社のスタッフが聴いたら目が点になると思われますが、この夢は40代半ばを過ぎた辺りから朧げに抱いていたもの。

ならば、夢で終わらせない為にも、朧げに抱いていた形のないものを、より具体的な目標にできるよう何かきっかけがないかなと探していたところ、「その様子をドキュメントとして撮らせてもらえませんか?」と…。で、話して話して行き着いた先が坂上どうぶつ王国なのです。とはいえ、王国と銘打ってはおりますが、何を以てして王国と言えるのかは未だわかっておりません。ですから、番組を通して、「動物にとっての本当の意味での楽園って何だろう?」というテーマを、視聴者の皆様と勉強をしながら模索し、時に失敗を繰り返しながら、その都度補修工事をしていって、少しでも理想に近付けていけたらな~と。とはいえ、動物が主役の番組ですから、ご家族で楽しんで頂く為に、動物たちの魅力を面白可笑しくお届けできればなと考えている次第ですので、是非ともご愛顧頂ければと思っております。そして、もう1本は『1番だけが知っている』(TBSテレビ系)。こちらは特番を2年程前から繰り返し、好評を得てのレギュラー化ということになりました。

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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

【タブー全開!政界斬鉄剣】(148) 『ふるさと納税』の規制は総務省の利権を守る為だ!

池田「先月11日、野田聖子前総務大臣がふるさと納税を抜本的に見直し、『法改正をして厳しく規制する』と言い出しました。ふるさと納税とは、居住する自治体に本来は納めるべき住民税の一部を、国民が好きな自治体を選んで寄付することで税額が控除される制度です。各自治体が工夫を凝らした返礼品を用意したことで人気に火がつき、この制度がスタートした10年前は100億円未満だった寄付金の総額は、昨年には約3600億円超にまで膨れ上がっています」

――大人気なのにどうして規制しちゃうの?
池田「地方自治体に寄付をする人の約半分は、東京・横浜・大阪・名古屋等の住民です。若し、都市圏の知事や市長や住民が、『自分たちの地元で使われるべき住民税が激減するから規制しろ!』と訴えているのなら理解できるんです。しかし、今回の規制を言い出したのは知事でも大都市の市長でもなく、総務省なのです。その理由は、総務省が握る巨大利権を侵されてしまうからなのですが、その話の前に、ふるさと納税制度が誕生した経緯を知っておきましょう」

――お願いします。
池田「高度経済成長期以降の日本では都市部に人口が集中し、地方がどんどん疲弊しています。そこで、『今は都会に住んでいるけど、自分が育った故郷にいくらか納税して貢献できる制度があっても良いのではないか?』という国民の思いを踏まえ、第1次安倍内閣の時に誕生したのがふるさと納税制度でした。当時、私は農林水産大臣秘書官として内閣の一員にいましたし、総務省内にも多くの友人や知人がいたので、官僚側の本音も伝わってきていました。実は、安倍首相と当時の菅義偉総務大臣が中心となって推進していた裏で、総務官僚たちの本音は完全に大反対だったのです」

――どうして反対なの?
池田「総務省の巨大権力の源泉は、地方自治体の重要な財源である地方交付税の分配権です。総務官僚たちは、日本全国の地方自治体への絶対的な影響力を背景に、『自分たちこそ日本の真の支配者である』と本気で思っています。実際、戦前までは総務省の前身である内務省の役人たちが全都道府県の知事になっていましたし、現在でも全国の知事や市長の多くは総務省OBなのです。皆さんも、地元の知事や市長の選挙で“中央とのパイプの太さ”をアピールする候補者を見た覚えがあるのではないでしょうか?」

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テーマ : 税金
ジャンル : 政治・経済

【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(176) 扇動・デマ・陰謀論…“ネトウヨ脳”の暴走は嘗て左派が辿った道

右派・保守派の論客、そしてそれを支持する人々の“劣化”が急速に進行しているように思えてなりません。月刊誌『新潮45』が所謂“杉田水脈論文”を擁護して休刊に至った騒動が象徴的ですが、玉城デニー氏が勝利した沖縄県知事選挙でも、辺野古新基地建設反対を掲げた玉城氏への誹謗中傷がインターネット上に溢れました。明らかなデマ情報と共に、玉城氏を“左翼系の危険人物”であると紹介した特設サイトまでも現れ、それを多くの右派系SNSアカウントが喜々としてシェアしました。振り返ってみれば、2011年3月の『東京電力』福島第1原発事故の後には、左派陣営の劣化が表面化しました。放射能の恐怖に煽られるように、事実を直視せず、自分たちの信じたい物語に陶酔した人々は、この世の中から原発を無くすという目的・主張を補強するものなら、明らかなデマでさえ呑み込んでいきました。非常に偏った(事実に基づかない)意見を持つジャーナリストや活動家が世論を扇動し、多くのメディアも“駒”として彼らを利用しました。

そんな時、事実と思われる情報や学的な分析を基に、そういった人々に冷や水を浴びせていたのは、右派・保守派陣営の人々でした。ところが、今やその関係性は左右反転気味です。右派の真面な論客の多くは論戦を離れ、残った“劣化組”はデマ情報に弄ばれ、それに左派陣営がツッコミを入れて炎上するというのが定番です。敢えて挑発的な言い方をすれば、原発事故で目覚めた“放射脳”と、移民や在日を正当な理由なく敵視する“ネトウヨ脳”は本当によく似ています。社会や世界が変わろうとしている時に感じる、言葉にできない居心地の悪さや漠然とした不安によって、物語や世界観が煮詰められていくという構造です。この構造は、アメリカのドナルド・トランプ旋風や欧米の反移民極右政党の躍進にも通底するものですが、日本の場合はコンテクストや初期設定が全然違います。例えば、新潮45の休刊という幕引きは、とても日本らしいものでした。これがアメリカなら、どんな暴論でも法廷にまで持ち込み、裁判をパフォーマンス化することで、“信者”からの支持を更に集めようとしたでしょう。

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テーマ : 右翼・左翼
ジャンル : 政治・経済

【私のルールブック】(169) とにかく演者に寄り添うプロデューサーさんは私にとってありがたい存在

とある番組のロケで神戸に向かっている。私の隣の席には番組のプロデューサーさんが寝ていらっしゃいます。そりゃあ、お疲れでしょうからね。働き方改革とか言っておりますが、我々の世界では若い子たちは無理にでも休ませなければならず、その皺寄せが働き盛りのおじさんたちにどっと回ってしまっているような状態ですから。とはいえ、いくら働き盛りでも限界はあります。何が改革なんだか、おかしな世の中だなと…。で、私の横で寝ていらっしゃるプロデューサーさんなんですが、大変お世話になっている方で、私ももれなく信頼を寄せているおひとり。簡単に言ってしまえば、演者の話に耳を傾けて下さる方で、きちっと向き合って下さる方なんです。まぁ、当たり前といってしまえばそれまでなんですが、中には向き合っているようで向き合った振りで済ませようとする方もいらっしゃいますし、「演者とはある程度の距離は取っておくべき」という考えの方もいらっしゃり、どちらが正解ということはないんでしょうが、私はどちらかというと信頼ありきでお付き合いをさせて頂くタイプなので、そういった意味では、しつこいようですが、私の隣で口を開けて寝ているプロデューサーさんは、フィットしていると言っていいのではないかと。何といいますか、一緒にいて安心感があるんですよね。非常にシンプルなことなんですが、気がつくと傍にいて下さるんです。で、その佇み方に違和感がない為、自然と会話が生まれる。

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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

【異論のススメ】(42) 安倍首相が3選したら…成長戦略・親米政策の先を

この20日に自民党の総裁選が予定されている。もし安倍晋三首相の3選が実現すれば、戦後では佐藤栄作氏に次ぐ2番目の長期安定政権となる公算が大きい。対して、野党のほうはまったく存在感を示せないでいるが、これはたいへんに皮肉な事態というほかない。なぜなら、1990年代初頭に、小沢一郎氏が自民党を割って出て以来、政治改革・行政改革・経済構造改革等々、“改革”こそが野党の役割であると彼らは訴えてきた。そして、小選挙区制の導入・二大政党による政策論争・政治主導による官僚行政の制御・市場競争原理の広範な導入など、“改革論”の主張はかなりの程度において現実化した。そこで、結果はどうなったのか? 小選挙区制の導入は、わずかの票差で与野党が逆転する不安定な政治、もしくは、一方の政党が大勝するという独裁型の政治をもたらし、政策論争による二大政党政治どころではなくなった。政治主導による行政は、官僚たちの萎縮や忖度行政をもたらした。さらに市場中心主義へ向けた構造改革は、長期にわたるデフレ経済の一因となったのである。こうした帰結は実行する前からほぼわかっていたと私には思われるが、20年におよぶ“改革”の結果が現にそれなのである。もっぱら“改革”を旗印に政権奪取を目指した野党は、自分で自分の首を絞めてしまったことになる。その点では、自民党はもっとしたたかであった。実際には、1996年の橋本政権あたりから自民党もりっぱな改革政党になり、小泉政権では、この内閣自体がもっとも急進的な改革を唱えるようになる。もはや野党の出番はなくなってしまう。小泉政権以降の自民党の迷走によって民主党政権が実現したものの、“素人政治”とも揶揄されたこの政党の政権運営の失敗が、結果として安倍長期政権を生み出したのだった。

安倍首相はつくづく不思議な人だと思う。第一次安倍内閣においては、“戦後レジームからの脱却”や“美しい日本の実現”という大胆な保守的理念を大きく掲げていた。だがそれが現実の前で挫折するや、今回はこの保守色をいっさい封印し、焦点をもっぱらデフレからの脱却という経済の現実に置いた。その経済についても一方で構造改革を維持しつつも、他方ではかつて誰もやったことのない大胆な財政・金融政策を打ち出す。“改革”を維持しつつも、そのマイナス面がでてくれば、その都度、対応する。また、小沢氏らの行政改革論者が唱えた政治主導を、これほど全面的に利用した首相はいない。改革論者は、内閣への権限の集中によって政治的リーダーシップを強化し、政治的意思決定の迅速化を進めるべきだと主張したが、まさに安倍首相はそれを実行した。だからモリカケ問題などを持ち出して、安倍は独裁的であるとか、官僚は忖度しているなどと批判しても、野党に説得力はない。どうみても、野党の方が後手に回っているのである。安倍首相の政策論の核心は次のようなものであろう。今日のこの地球的規模のグローバル市場競争の時代においては、国益をめぐる激しい国家間の軋轢が生じている。そのなかで日本が一定の立ち位置を保持するには、イノベーションによる経済成長を達成して、日本の国際的な地位を高める必要がある。また、不安定な国際情勢に対処するための安全保障は主として日米関係の強化によって万全のものとする必要がある、と。かくて、例をみない金融緩和や成長戦略、トランプ大統領との親密な関係が演出された。そして、インバウンド効果によって訪日外国人が押し寄せ、東京オリンピック景気も手伝って未曽有の人手不足になっている。5年前に比すれば明らかにムードが変わった。外国人から見て日本は好感度トップクラスの国になっている。この“ムードを変えた”ことは安倍政権の大きな成果であろう。しかし、私にはまさにそのことが気になる。この楽観的ムードが気になる。本当に大事なことが先送りされているのではないか、という気がしてしまうのだ。

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テーマ : 安倍政権
ジャンル : 政治・経済

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