【私のルールブック】(37) 家造りは恋愛と考える

ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、昨年末に『有吉ゼミ』(日本テレビ系)という番組のコーナーで、ワンちゃん用のセカンドハウスを建てました。8匹の息子たちが自由を満喫できる庭付きの一戸建てです。勿論、嬉しかったっす。ウッドチップを敷き詰めた庭を走り回り、家の中も隅々まで、人間ではなくワンちゃんたちが快適に過ごせる事に重点を置いた、ワンちゃんたちの為の家ですから。で、今回は完成した家がどうのではなく、家造りについて私が素直に感じたことを綴ってみようかなと…。

あのね、「家造りって、つくづく恋愛に似てるな~」って思ったんです。惚れた腫れたの話じゃないですよ。私が言いたいのは、良い部分も悪い部分もひっくるめて、バレてしまう。いや、バラしちゃったほうがいいってこと。家を建てるとなると、様々な方の手を借りることになります。そして、その中心にいるのが施主である私と建築士さんな訳です。そして、この双方の関係次第で家造りは大きく左右されてしまう。だって、施主と言ったってこっちは素人ですから、際限無く無責任なことも言えれば、引け目を感じて口を閉ざすことだってできる。とは言え、一生に一度の買い物と捉えれば黙っていることはできない。「3回建てないと理想の家は建てられない」なんて言う人もいますが、そんな余裕のある人間は限られていますから。基本は思ったこと・感じたことは臆せず言ったほうがいい。でもね、これが本当に面倒臭いんですよ。決めなきゃいけないことが山ほどある。超神経質な私でも、いい加減どうでもよくなってしまう瞬間が訪れるんです。そうなると、どうなってしまうか? 私の場合は、上の空で生返事だけしていました。返事だけですから、内容なんて聞いちゃいません。聞いていないってことは、後で辻褄が合わなくなる時が来るってことです。「外構工事は800万で見積もっています」「はい」…。数週間後、「坂上さんの希望を全て叶えようと思うと1200万になりますけど、いいですか?」「はい」…。数ヵ月後に請求書が届き、1200万の明細を見て頭にきて電話を掛けると、「1200万でOKを貰った筈ですが、改めて確認を取らなかった私たちの落ち度です」…。




いやいやいや、そうじゃないでしょ。100%、私のせいですって。「面倒臭いから…」と思考を停止させてしまった私の責任に他ならない。で、漸く心から反省した私がとうしたかと言いますと…そう、恋愛に置き換えてみたんです。惚れた女に出会いました(建築士さんは男でしたが)。私から「付き合ってくれ」と告白しました(デザインを依頼しました)。とは言え、未だ100%信用することはできない。浮気をしていないか携帯電話を盗み見たい気持ちもどこかにある(手抜きをしていないか確認したい気持ちもある)…。でもね、こっちが惚れた訳ですから信じるしかないんです。疑いに無駄な時間を費やすなら、騙されたほうがよっぽどいい。結果…とても素敵な家が完成しました。120点満点の家が出来上がりました。つくづく、信じてよかったなと…。中々信じ難いご時世になっちゃったけど、「偶には後先考えずに信じ切ることも気持ちいいもんだな~」と思わされました。携わって下さった全ての方々に、感謝です!


坂上忍(さかがみ・しのぶ) 俳優・タレント。1967年、東京都生まれ。テレビ出演多数。子役養成に舞台の脚本・演出等、多方面で活躍中。


キャプチャ  2016年2月4日号掲載


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