戦車×美少女で劇場版も大ヒット中のご当地アニメ…『ガールズ&パンツァー』で盛り上がるキモオタ&地元民が害悪な理由

劇場版の興行収入が8億円を突破し、ファンが増殖中の『ガルパン』。ご当地アニメの成功例ともされる本作だが、とんでもない! 地元民よ、正気に戻れ!

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2015年11月15日、茨城県大洗町で19回目となる『大洗あんこう祭』が開催された。このイベントには、県の内外から実に11万人もの来場者が訪れ、名物の冬の味覚・あんこう料理に舌鼓を打ったという。ここまで聞くと何とも微笑ましいご当地イベントに思えるが、実は、この11万人の来場者の大半は、美少女戦車アニメ『ガールズ&パンツァー』(以下『ガルパン』)の聖地巡礼で訪れたキモオタたちなのだ。地方都市に出現した、このある種異様な光景には、一体どういったカラクリが潜んでいるのか。また、何故ガルパンがこれほどまでに人気を博しているのか。今回は、その辺りの謎に迫ってみよう。ガルパンと大洗町の関係は2012年にまで遡る。その年の10月にガルパンのテレビ放映が始まったのだが、そこで物語の舞台となっていたのが大洗町だ。しかも、ガルパンでは大洗は単なる“背景”ではなく、“戦場”として扱われた。そして作中では、美少女たちが大洗の町を戦車に乗って駆け巡り、実際にある公共施設や旅館を容赦無く打ち壊すのだが、その“破壊のカタルシス”に多くのオタクたちが痺れてしまった。こうして“聖地巡礼”への熱をヒートアップさせたキモオタたちは、まんまと同年11月、第16回大洗あんこう祭に大挙する運びとなったのだ。この為、例年は精々2~3万人に留まっていたイベントの来場者が、2012年には6万5000人、翌2013年には10万人に膨れ上がり、現在も続く“ガルパンオタの大洗巡礼ブーム”に連なっていったのである。

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しかし、ここで気がかりなことが1つある。昨年を例にした場合、イベントの来場者数は11万人だが、そのうち例年訪れていた3万人を除くと、残りの8万人は全員キモオタという計算になる。人口たった1万6000人の町に、美少女にブヒブヒ息巻く犯罪者予備軍が8万もの大群で押し寄せてくるのだから、一般市民は勿論、小さな子供を持つ親であれば不安を抱き、拒否反応を示すのが普通ではないだろうか。実際、大洗を訪れたキモオタたちの傍若無人な振る舞いも多数報告されている。例えば、公衆の面前で美少女キャラクターの等身大ポップに唾液を擦り付けたり、「劇中に登場したから…」というくだらない理由で、他人の家の敷地や会員制のゴルフ場に無断で侵入したりと、不法行為を働いているのだ。だが、信じられないことに、大洗の町民たちはそんなキモオタたちにとても寛容な態度で接しているという。試しに商店街を歩いてみると、「是非、抱きついて下さい」とでも言わんばかりに美少女キャラクターの等身大ポップが乱立し、町民の中には「ガルパンのファンの方は礼儀正しい」等と手放しで褒める人までいる始末だ。そして、それを真に受けたキモオタたちも、お得意のツイッターで「大洗サイコー!」等と吹聴しているというのだから、もう新手のカルト宗教のような薄ら寒さ・気持ち悪さを覚えてしまう。このように、かなりお目出度い大洗の町民たちだが、彼らは1つだけ重大な勘違いをしている。キモオタたちは「大洗サイコー!」等と吠えてはいるが、単に“ガルパンの舞台”だから大洗に来ているだけで、別に大洗の歴史や文化に興味や関心は抱いてはいないのだ。仮にガルパンの舞台が大洗でなく神奈川県川崎市だったとしても、キモオタたちは「川崎サイコー!」と川崎に大挙するだろう。故に、“町興し”としては何の意味も無い行為であり、寧ろ犯罪の温床を自ら作る愚行に他ならない。若し、大洗の町民たちが真に故郷を愛しているのであれば、ガルパンのキモオタたちを見かけたら笑顔で迎えるのではなく、毅然とした態度で塩を投げ付けるべきなのだ。それこそが、長い歳月をかけて大洗を発展させてくれた先人たちに報いる行為であり、真の郷土愛と呼べるものだろう。




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扨て、ガルパンが大洗町に齎した町興しが全くの幻想だとわかったところで、お次は作品そのものを掘り下げてみよう。先ずは、「ガルパンがどれほど人気があるのか?」というところだが、これはDVDの売り上げをみれば手っ取り早い。一般に、テレビアニメのDVDの売り上げは、1巻当たり凡そ3000~5000枚が採算ラインと言われている。そこで、ガルパンのテレビシリーズの売り上げを確認してみると、驚く勿れ、初回限定生産のもので1巻当たり平均で3万5000枚近くも売れているのだ。これはもう、帯アニメとしては年間MVPクラスの大ヒットと言えるだろう。他にも、OVA・劇場版アニメ・コミカライズ・ノベライズ・ゲーム・フィギュアまで幅広く展開しているが、そのどれもがヒットを飛ばしているのだ。これだけ売れていると、まるでガルパンがとても面白い作品のように見えてしまうかもしれないが、それは大きな間違いだ。実際にガルパンを視聴すると、真面な人間であれば、その余りに杜撰なストーリーやキャラクターに怒りを通り越して呆れ果ててしまうに違いない。ガルパンの制作陣が一番に力を入れているところは“戦車バトル”。実際に、作中の大半の尺がそこに割り当てられている。それ故、ストーリー作りに余力が回らなかったのか、ドラマの肝となる登場人物たちの台詞や行動にまるで一貫性が無い。たった1話の中でさえ性格が丸っきりブレているので、そのキャラクターが記憶障害か二重人格に思えてくるほどだ。例えば、主人公の西住みほは第1話の冒頭で、“戦車に乗ること”にトラウマを抱えていた。西住は、以前いた学校で戦車バトルの最中、川に沈んだ仲間を助けに行った為に自軍が敗北してしまった。そして、それをキツく咎められ、戦車に乗れない精神状態に陥ってしまったのだ。だから、同1話で生徒会長から戦車に乗ることを強いられた際、光を失い、怯えた瞳で頑なに拒否していた。その描写から、抱えているトラウマがとても重いものだと推察できる。だが、出会って間もない、未だ友人とすら呼べないクラスメイト2人にとってつけたような友情パワーを見せ付けられて、あっさり戦車に乗る決意をする。そして更に、その後直ぐとんでもない行動を視聴者に見せ付ける。あれほどトラウマを抱え、レイプ目で怯えていた戦車を前に、迷うこと無く歩み寄って、キラキラした瞳で「いけるかも♪」と元気に呟くのだ。普通、ドラマで重いトラウマを抱えているキャラクターの場合、その対象に向き合った時、せめて一度は瞳を逸らす演出が入るものだ。そして、こんな頓珍漢な調子が粗全キャラクター、最終話までずっと続いていく。つまり、“ドラマ”を見ようとすると、中身の無い木偶人形が脈絡の無い台詞をタラタラ垂れ流す様を見せ付けられてしまうのだ。故に、“ドラマ”を楽しめる要素は1ミリも無く、頭には常に疑問符が浮かぶので、視聴してもストレスしか生まれない。

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では何故、そんな糞みたいな代物をキモオタたちは「面白い!」等とほざけるのだろうか。以下、その秘密を考察してみよう。どこをどうやっても見る価値の無いガルパンだが、少なくともDVDを買ったり、大洗を訪れたウン万人にとっては、とても魅力的な作品であるに違いない。彼らは果たして、ガルパンのどこに魅かれているのだろうか? それを考える上で真っ先に思い付くのは、ミリタリーオタクと美少女萌えオタクだ。前者は「戦車が動いてさえいれば幸せ」、後者は「美少女がキャッキャウフフしていれば幸せ」という単純な脳味噌をしている。彼らにとって、作品を計る物差しは“戦車”と“美少女”だけなので、極論、他の要素が全く存在していなくとも気にならないのだ。だが、果たしてそれだけでウン万もの人間を虜にすることができるだろうか? それこそ、ガルパンよりもっとわかり易い単細胞馬鹿向けアニメもごまんとあるのに、何故ガルパンだけが根強い人気を保っていられるのか? では一度、基本に立ち返ってガルパンの正式名称を思い出してみよう。『ガールズ&パンツァー』。意味は“少女と戦車”だ。驚くほど捻りの無い、まさに中身スカスカの本作を象徴している見事なタイトルと言える。だが実は、ガルパンがキモオタたちを魅了する真の理由は、この基本的な部分にこそ隠されているのだ。ガルパンを構成する要素のうち、“少女”は作中にも出ているのでそのままの意味でよい。だが、非生物の“戦車”は違う。“戦車”は一般的に、極普通の少女にとってはとても取っ付き難い男性的なアイテムだ。だが、ガルパンの世界では違う。少女たちは何ら迷うことなく、寧ろ積極的に戦車に触り、頬ずりをし、自分たちの日常の一部として受け入れている。つまり、現実世界で女性に話しかけることすらできない受け身スタイルのキモオタにとっては、“戦車”を“自分”に置き換えるだけで理想の世界が完成するのだ。自分(戦車)は何ら働きかけずとも、少女たちは勝手にチヤホヤし、その上、無条件で自分(戦車)を頼りにしてくれている。よくあるハーレム系のアニメでは、登場する主人公はどうやっても自分ではなく、別人格の誰かになる。しかし、ガルパンであれば戦車は喋らないので、余計な邪魔をされること無く、美少女たちと水入らずでキャッキャウフフできるのである。これこそが、凡百のハーレム系アニメとガルパンを分かつ最大のポイントであり、ガルパン成功の本質である。想像力の乏しいキモオタたちは決して自ら気付くことはできないものの、潜在下で自分がチヤホヤされる余韻に浸れるので、ガルパンを求めてしまうのだ。つまり、これは“作品にハマっている理由を自ら理解することすらできない”状態であり、嘗ては存在しなかった新しいオタクの姿とも言えよう。

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ここまで考察してきた結果を纏めてみると、ガルパンは3つの罪で人類にとって有害極まりないアニメだと断定できる。先ず1つ目は、大洗の町民への罪。ガルパンは悪意無き大洗の町民たちから郷土を愛する心を奪い、金満主義へと走らせたばかりか、平穏な生活を脅かす犯罪者予備軍を自ら迎え入れるように仕向けている。これは地域社会を崩壊させ、延いては国家を崩壊させる重罪“内乱罪”に値する極めて重い罪だろう。そして2つ目は、人間の尊厳を踏み躙った罪。人類は紀元前の昔より、数千年に亘って“個性豊かな人間たちの物語=ドラマ”を楽しんできた。ドラマを楽しむことは、想像力の無い動物には決して真似できない、万物の霊長たる人間にだけに許された高尚な趣味と言える。元々、ドラマ作りを放棄しているガルパンは、その存在自体が人類が有する“人間性”そのものを冒涜しているのだ。最後は、少子化を助長させている罪。いい歳をしてガルパンにハマっている男たちは、受け身なばかりかプライドが高い。そんな男は一生結婚など出来はしないが、ガルパンがあることで彼らは無意識に「許されている」と感じてしまう。つまり、ガルパンは諦めるブサ男を増産し、少子化を助長しているのである。たとえブサイクでも、前向きな奴にはモノ好きな子が靡いてくれる。しかし、諦めている奴には決してチャンスは訪れはしないのだ。扨て、賢明な読者諸兄であれば、ガルパンとそれにハマっている輩が如何に害毒であるかわかった筈だ。若し、諸兄らの身近に「ガルパンはいいぞ」等と浮かれいる友人がいたら、是非、一声かけて救ってあげてほしい。それが正しき心を持つ人間の、最低限の務めではないだろうか。


キャプチャ  2016年3月号掲載

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テーマ : ガールズ&パンツァー
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