【こころの玉手箱】フリーキャスター・小倉智昭(05) 糖尿病の記録ノート…マイク人生、東京五輪までは

『世界まるごとHOWマッチ』(毎日放送/TBSテレビ系)の声とアドリブが気に入られ、1984年に文化放送で『とことん気になる11時』が始まった。“とことん気になる便秘”等1つのテーマを決め、「3日では便秘とはいえない」「私は10日出ない」なんていう町の声を交えて1時間喋りまくるラジオ番組だ。運転中の人が一斉に笑うと言われたほど聴取率は高く、優秀作品としてギャラクシー賞を受賞した。ナレーションやラジオの話術が買われて、次々と仕事が来た。『どうーなってるの!?』(フジテレビほか)始め、当初の目標だったワイドショーの司会者にもなれた。数年間、テレビとラジオの帯番組を掛け持ちした。収入は増えたが、忙しさは限界に達していた。30代半ばで糖尿病が発覚。医学番組の収録中に血糖値を測った医師が一瞬黙り込み、「あなた死ぬよ」。暴飲暴食と不摂生で体重は95kgとなり、体が悲鳴を上げていた。食事療法で3ヵ月で30kg減量し、毎日の食事や血糖値の記録を習慣づけた。30年を超す記録ノートを見れば、日々のコンディションが一目瞭然だ。「これほど詳細に書く患者は珍しい」と、主治医から“糖尿病の優等生”と太鼓判を押された。何でも徹底しなければ気が済まない。オーディオ機器・カメラ・機械時計の収集。ライブに年100回以上足を運び、週に40時間を映画や音楽の試聴に費やす。2週間分のテレビ番組を録画し、話題物には必ず目を通す。睡眠を削ってでも何かを吸収したい。アナウンサーを始めた頃、「アナは黒子。表に出るな。引き出しは浅く広く」と言われた。でも、僕は思う。「引き出しは深いほうが強い」。『とくダネ!』(フジテレビ系)は、4月に丸17年を迎える。放送回数は4300回を超えた。僕のマイク人生もそろそろ終盤だが、東京オリンピックまでは頑張りたい。子供の頃からオリンピックに憧れ、これまで6回取材に行った。実は、1964年の東京オリンピックで高校2年生だった僕は、府中の聖火ランナーを務めた。2020年、72歳でキャスターを続けていたら聖火を持って走りたいと本気で思う。それが夢、いや目標だ。 =おわり


小倉智昭(おぐら・ともあき) フリーアナウンサー。1947年、秋田県生まれ。独協大学フランス語学科卒業後、1971年に『日本科学技術振興財団テレビ事業本部』(現在の『テレビ東京』)に入社。1977年にフリーとなり、『世界まるごとHOWマッチ』(毎日放送/TBSテレビ系)のナレーションが話題に。1秒で18文字話す早口。現在は『とくダネ!』(フジテレビ系)キャスター。


≡日本経済新聞 2016年3月4日付夕刊掲載≡
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