激突! 6代目vs神戸山口組…司忍組長が極秘上京&“秘策”獄中襲名と全面戦争

全国で頻発する両派の抗争事件に、『国家公安委員会』の河野太郎委員長が「対立抗争状態にある」と明言。そんな中、関東の傘下組長にある“指示”が下った――。 (取材・文/フリージャーナリスト 時任兼作)

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「市民生活に支障を来すほどの事態だ」――。ある捜査幹部は、厳しい口調でそう語った。一連の『山口組』分裂構想は愈々山場に差し掛かってきた。警察当局は今月7日、急遽「(6代目)山口組・神戸山口組は抗争状態にある」と認定し、集中取締本部を立ち上げて厳戒態勢を敷いた。東京・歌舞伎町で先月15日、神戸山口組関係者と6代目山口組の中核組織『弘道会』の間で暴行事件が発生したのを皮切りに、双方のぶつかり合いが激化し、全国に波及している。「事の発端は、中国人クラブの客引きやホステスの引き抜きといった現場の些細なトラブルにあった。弘道会側が『手を引け』と威圧したが、神戸側が容認する筈がない。あっという間に大事になり、流血騒動に至った」(山口組関係者)。同月23日には、福井県の神戸山口組系の暴力団事務所に銃弾が撃ち込まれ、27日には神戸山口組の東京責任者宅が銃撃された。これは、歌舞伎町事件の余波と見られている。この直後には同組の構成員が襲撃され、重傷を負った。今月に入ると、1日に大阪府の神戸山口組系事務所の近隣駐車場に車が突っ込み、3日には北海道旭川市で同様の事件が起こった。更に4日には、長野県・富山県で6代目側が攻撃され、5日から6日にかけては茨城県・三重県・兵庫県でぶつかり合いがあり、水戸の住宅街で銃弾が5発撃ち込まれる事件まで発生した。昨年8月の分裂以降、6代目山口組と神戸山口組は徹底して構成員の抗争を抑え込んでいたが、今、何が起きているのか。

実は、殆ど知られていないことだが、今年1月、6代目山口組の司忍組長(74・上段写真左)がお忍びで上京していた。「6代目の動向を常時ウォッチしている捜査班が上京を確認している。騒動の渦中に態々足を運んだ目的は、組織の引き締めだったようた。6代目は、神戸側の仕掛けに対して血気に逸る東京の幹部連に向かって、『今は絶対に手を出すな』と厳命した」(捜査幹部)。また、「短期間の東京滞在で目的を果たした6代目は、密かに名古屋へと戻った」と捜査官の1人は明かす。司組長はその後、先月末にも上京。拘置所にいる直参組長と面会したと伝えられる。しかし、こうした司組長の必死の引き締めにも拘らず、事態はその後も過激化の一途を辿った。「最早、(抗争厳禁等)そんな悠長なことは言っていられないほど、末端は困窮している。日々のシノギ(稼ぎ)に汲々とする3次団体・4次団体の構成員らは、(縄張りを奪われて)『はいそうですか』とはいかない。これ以上黙っていたら食い詰めてしまう」(前出の捜査幹部)。中国人クラブからの上納金等、ただでさえ少ない収入源を奪い合う6代目山口組系と神戸山口組系の衝突は、上層部の統制が効かない領域に入りつつある。そこで今、山口組本家で練られている“ある計画”があるという。警察幹部は長期間に亘る情報収集の末、遂に掴んだものとして“極秘シナリオ”という言葉を口にした。




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「暴対法逃れの秘策と言うべきもので、シナリオはこうだ。先ず、司忍組長が病気療養名目で引退。次いで、獄中の髙山清司若頭(68・右写真)が7代目を襲名し、高山7代目は獄中から指示を出す。こうすれば、組長の使用者責任は問われない。6代目は引退し、7代目は公には世間と接触できない立場にあるからだ。仮に問われたとしても、既に獄中の身。恐れることはない」。これまで、司組長ら山口組幹部が抗争を避け、穏便路線を指示してきたのは、改正暴対法で付け加えられた“使用者責任”が自らに適用されることを意識してのことだった。組員が暴発すれば、その責任は組長にもかかり、逮捕に至るケースがあるからだ。しかし、それを恐れていては組の存続自体が危ぶまれる。「ヤクザはやはり力。このまま抗争もせず、黙っているだけでは示しがつかない。“獄中襲名”は穏便路線から転じるウルトラCで、既に現場はその方向で舵を切りつつあり、幹部連も容認している」(前出の山口組関係者)。この計画が実行に移された時が、本格抗争の始まりになるのか――。山口組上層部には、これを是としない声もあるものの、「司組長が療養する予定の病院は既に手配済み」だという。一方、取り締まりの手を強める警察は、強い捜査権限が認められる“特定抗争指定”への動きを探っているが、最早この抗争、行き着くところまで行くしかないのかもしれない。


キャプチャ  2016年3月25日号掲載


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