内容ペラペラの駄作だらけなのに何故か売れている不思議――『掟上今日子の備忘録』原作者・西尾維新ブームの真相

YouTuberみたいなふざけたペンネームで、読み辛い文章を垂れ流しているだけなのに、滅茶苦茶売れている小説家(ラノベ作家)の西尾維新大先生。儲かってて妬ましいので、その実態に迫る!

20160320 13
出版不況の今、彗星の如く現れた小説家・西尾維新。映像化された作品も多く、独特の世界観やキャラクターで人気を博し、彼の年収はゆうに億を超えるとか…。西尾維新なんて黒歴史の権化みたいなペンネームなのに、めっちゃ儲かっているんですね。年間100万部以上も売れているんだから、さぞ面白い作品なんでしょうよ…と思いきや、吸血鬼の男子高校生が女子高生にモテてハーレムになるライトノベルだったり、1日しか記憶が持たない探偵という設定詰め込み過ぎな推理小説等、ペラペラの子供騙しな駄作ばかりです。それもその筈、西尾大先生の作品には物語の基盤となるプロットがありません。「アイディア等は基本的には書き留めません。思いついたものを忘れないうちに書く、というのがスタンスです」(『あのひとの“ほぼ日手帳”』)とさらっと語っています。そんなスタンス(笑)で書かれた小説に重厚感なんてものはありません。その薄っぺらさが中二病患者のニーズにマッチして売れているようです。中二病患者の為に恥も外聞も無く駄作を量産する彼に敬意を表して、“西尾大先生”とお呼びしましょう! ただね、西尾大先生からはどうもカネの臭いがするんですよ…。ただの中二病作家なら哀れむだけですが、どうも“ビジネス中二病”である可能性が浮上しています。今回は、金儲けの為に中二病感を醸し出す西尾大先生の素顔に迫ります。そんな西尾大先生と言えば、自らのボキャブラリーを披露する為の諺表現が有名です。「清濁併せ呑む大きな心」(『化物語(上)』)や「艱難辛苦」(『化物語(下)』)等、兎に角画数の多い単語を一々挟んできます。“阿良々木暦”や“隠館厄介”等の登場人物のイタい名前も同じです。そして、これらの文字に読者は過剰に反応し、「何だか、頭が良くなった気がする~」なんて錯覚を起こすのです。何せ、中二病は画数が多い漢字が大好物。そして、作中の回りくど過ぎる文章表現も西尾作品の特徴です。例えば…。「順番をきっちり守って、泣き出したのである。順番。そう、靴下を履く前に決して靴を履いたりはしないように、彼女はゲームをセーブする前に、友人に駆け寄ったりはしなかった」(『少女不十分』)。この靴下云々のような明らかに無駄な文章が、作中に鏤められています。正直、文字数の水増しとしか思えません。

文章の引き伸ばしに躍起な西尾大先生は、1日の執筆量を2万字と決めているとか。ストップウォッチを駆使して、分単位で執筆速度を測りながら書いているとのこと。2万字ノルマを達成する為に表現を回りくどくしている面もある筈。薄い内容を誤魔化して馬鹿な読者に本を売る為、今日も文章を捏ね繰り回しながらボキャブラリーを誇示していることでしょう。ご苦労様です。このように、中二病臭い表現を並べて羞恥心や自尊心を捨て、彼が追い求めているのが“筆の速さ”。2002年のデビュー以降、毎年4冊以上を刊行しています。彼が速さに拘る理由は、自身が確立した中二病向け小説というニッチ産業ならば、1000円以上もする単行本が馬鹿売れすることに気付いたからでしょう。何と強かなことか…。稀代の守銭奴・西尾大先生に踊らされている信者は、実に哀れでイタいのも事実です。イケてる難しい単語以外に、西尾大先生の書く“言葉遊び”とやらが大好きらしいです。例えば、「阿良々木暦は永久に仏滅です」とか「いろはにへとへとみたいね」(『化物語(下)』)とか。そう、ダジャレです。特に、“物語”シリーズは粗ダジャレで構成されています。更に、西尾流のダジャレや諺を日常会話にぶっ込んでくる傍迷惑な信者も存在するとか。西尾大先生が見開きページを「死んじゃえ」(『猫物語(白)』)の文字で埋め尽くせば、「『死んじゃえ』だけでページ埋め尽くす発想スゲー!」みたいに喜びます。喜んでる信者も気持ち悪いし、それを想像してドヤ顔してるであろう西尾大先生も気持ち悪いです。そして、イタい信者を増やしてしまった要因は、オサレアニメ会社『シャフト』の影響も大きい。物語シリーズのアニメを手掛け、作中に登場する本筋とは全く関係ない心情や無駄な情報を、サブリミナル的にクールな止め絵を入れて誤魔化しました。その結果、オサレ被れのアニオタも西尾大先生に釣られてしまったのです。アニメ化で更に信者を増やして原作を売り、グッズ展開を広げて収益アップ。更なる新作のアニメ化…。中二病とアニオタという“カネのなる木”を得た西尾大先生とシャフトは、もう10年近く同じことを繰り返しています。ビジネス中二病、恐るべし。西尾大先生が中二病の仮面を被った守銭奴ということがわかったところで、以下、各作品を軸に西尾維新ブームを見てみましょう。




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■西尾維新大先生の超名作真剣批評
①『化物語 上・下』(講談社)
2006年に第1作『化物語』が発表された“物語”シリーズは、今や計19作の西尾史上最長のシリーズとなっています。その殆どがアニメ化され、まさに西尾大先生の代表作。阿良々木暦という心底読み難い名前の男子高校生が、街で起きる奇妙な事件を解決していく怪異小説を謳っていますが、蓋を開ければただのハーレムもの。ホッチキスで他人の口内に攻撃をしかけてくるツンデレ女子高生の戦場ヶ原ひたぎに始まり、血の繋がらない両親と共に暮らし、粗人間扱いされてない羽川翼。阿良々木暦を襲った吸血鬼の忍野忍。神社で蛇を殺しまくる女子中学生の千石撫子…等々。粗全員が阿良々木のことを好きです。因みに、章毎に関わる女キャラクターが変わるオムニバスに近い形式です。しかも、全員が全員思わせぶりな台詞を発するだけで、何が言いたいのかわかりません。そんなハーレム女子は突然、裸になったりして、読者は完全に置いてきぼり。物語の前半はお得意の引き伸ばし作戦で、分量があるように見せかけてますが、「そんなことは日常自販機」や「人の好みは選別差別という話です」「千差万別だろ!?」みたいな寒いダジャレと、雑談が8割。その他には“素敵滅法”だの“浅学非才”だの、あまり一般的でない用語が並び、終始、西尾大先生が持っているボキャブラリーを存分に発揮する場でした。中高生が読むんだから、用語解説して多少は学びの要素を入れたほうがいいのでは? 投げっ放しの単語が紙面に散らかっています。読者としては謎の四字熟語が出てきただけで、読書のリズムが狂います。抑々、キャラクター名が読み難過ぎてつっかえます。何ですか、八九寺真宵(はちくじまよい)って。読めねぇよ! 事件の解決方法の殆どは、主人公が死に難い能力を最大活用して敵に体当たりするだけ。しかも、見せ場の如くバトルシーンがあったとしても、描写が細か過ぎて伝わり難くなっています。ものに依っては戦わずに話し合いで解決したりするので、クライマックスは盛り上がりに欠けます。こんな感じでダラダラと10年近くも続いてる“物語”シリーズ。最早、西尾大先生の単語帳だと思って読むしかないし、それなら別に読まなくてもいいと思います。

②『掟上今日子の備忘録』(講談社)
2014年に第1作目を発表後、次々とシリーズが増えていき、速攻でテレビドラマ化も果たしたのが本作。1日で記憶がリセットされる探偵の掟上今日子。そんな彼女に事件解決を依頼する青年の隠館厄介は、様々な事件に巻き込まれる不遇な体質。設定に色々盛り込まれ過ぎている感があり、抑々タイトルだけでお腹一杯。また、隠館厄介という男の視点で事件発生から解決に至るまでが綴られているんですけど、かなり読み難い! 事件の概要を説明していると思ったら、突然、厄介の“今日子さん好き好き♡”みたいな主観が入り交じるので、展開が遅く、これまた内容の水増し感がありました。手を変え品を変え、文字数を稼ぐ西尾先生のスタイル、ブレないですね。本当に迷惑な話です。ただ、他の作品と違って、突拍子もない奇天烈キャラの登場も無ければ、よくわからない謎単語の出現も少なめ。事件のトリックも、「それってただの偶然じゃないの?」みたいな内容でした。「へぇ」って感じです。尚且つ“胡散臭い”や“大袈裟”なんて、一般的な単語にルビまで振る親切っぷり。読者を馬鹿にしているんでしょうか? 下ネタも少なめで、恋愛的要素を入れ込んで女子受けを狙う展開。「最初からドラマ化も視野に入れて西尾文体を和らげたのか」と勘繰るくらい、印象に残らない内容でした。中二病の西尾維新信者向け作品というニッチ産業を制覇した西尾大先生。愈々大衆向けの作品を書いて、巨万の富を築こうとしている臭いがプンプンします。

③『少女不十分』(講談社)
「この本を書くのに、10年かかった。」という西尾大先生のイケてるキャッチコピーと共に発売された本書。「西尾大先生が10年もかけた作品、読まない訳にはいかない!」という思考回路の浅い信者を煽る手法で、この本を売り捌きました。本当に10年かかった訳ではなく、実際の執筆期間は数日。「これは自虐的な叙述トリックで、意味合いとしては『この小説を書くためには10年分の作家経験が必要だった』」(『本題』)と、鼻につく感じで語っています。10年間の集大成とも言えるこの作品は、女子小学生のUが大学生の“僕”を誘拐し、自宅の倉庫で7日間監禁したというワンシチュエーションコント。Uという少女は、小刀で武装して大学生の“僕”を脅したり、両親に虐待されていたり、他人とのコミュニケーションが上手く取れなかったりと、西尾大先生が他作品で描いてきた、如何にもトクベツ感のある奇天烈キャラ。主人公の“僕”に至っては、まさに自意識の塊。物語前半は、小説家志望から小説家になった“僕”の自慢話が延々と綴られ、無駄な情報が垂れ流されているだけ。この無駄情報を全て省けば、3分の1まで削れる筈。だって、「少女に転ばされて顔を覗き込まれた」という状況を描写するだけで1ページ半くらい使っているんですよ? 正気かよ。前半では余計な情報量を兎に角増やして、ラストへの伏線を煙に巻いていたようですが、伏線とかどうでもよくなるほど後半は異常にあっさり終わります。伏線の回収もサラッとしてて、「あ、そう」って感じです。読後感は「あ、そう」。

この世には、“売れているものが正義”という価値観があります。その点で言えば、西尾大先生は大正義。ターゲットを絞り、読者が飽きる前に速攻で続編を出せば、固定ファンはつい買ってしまい、確実な売り上げが見込めます。強かですね。若しかしたら、売れるものを書くことに集中し過ぎて、本当に書きたいものなんて最早無いのかもしれない。『化物語』のあとがきでは「百パーセント趣味で書かれた小説」なんておどけて言っていますが、本気出せばよくない? 本気出して叩かれるの怖い感じ? 趣味で本を出されちゃ困りますよ。今、西尾作品に夢中の読者たちも、いつか愛読者だった過去を黒歴史として抹消する日が来るんでしょう。だって、作者がダラダラ書いたダジャレばかりの小話に、若しも人生観を変えられてしまったら恥ずかしいですよね? せめて、作者が真剣に考えて世に出した本に心動かされたい筈。西尾維新の作品で時間を無駄にしている貴方。10年後も「西尾維新が大好きです」って言えますか?

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■まだまだあった! 西尾大先生のヤバい醜態
①漫画原作で大コケ 『めだかボックス』
『めだかボックス』(集英社)とは、飛ぶ鳥を落としていた西尾大先生が初めて漫画原作を手がけた『週刊少年ジャンプ』の連載漫画。何でも、めっちゃ強くてめっちゃ天才の完璧な女子高生・黒神めだかが、学園内で起きた問題を解決していく漫画。何だか作画もムチムチしてて見辛いし、コマの中には西尾大先生お得意のモノローグがびっしり…。挙げ句の果てに、“消去しりとり”とかいうしりとりするだけのバトルを展開しました。やりたい放題やってみた結果、全然人気が出なかったようです。これは明らかに、「西尾維新なら売れるだろ」的な安直な発想をしたジャンプ編集部の采配ミス。最大の被害者は、クソみたいな漫画を読まされた読者ですよ。
②『ジョジョ』のノベライズがクソ
漫画『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社)の大ファンを公言している西尾大先生。2011年には、念願叶ってジョジョのノベライズ本を書くに至ったのですが、その内容がこれ以上ないほど、ジョジョオタから袋叩きに遭っているんです。ジョジョの登場人物・ディオが書いた手記を題材にして、ダラダラと適当なことを綴った本作の評価は、「荒木飛呂彦の新作イラスト集に字が書いてあった気がする」「ディオはこんなこと言わない」的なものばかり。また、過去に西尾大先生と荒木飛呂彦が対談した際、西尾大先生は重要なキャラクターの名前が思い出せず、ジョジョオタから“ニワカ”認定されているとか。抑々、一オタクが公私混同してノベライズを書いちゃうのも、それを一々批判するオタも双方キモいですけどね。
③パソコンを使わない拘りのスタイル
西尾大先生が毎日、大急ぎで1日2万字を打ち込む愛機は、パソコンなんて低俗なものではありません。『キングジム』から発売されている『ポメラ』とかいう、インターネットもプリンターも繋がらないデジタルメモ。え、何それ? 何で? どうやら、西尾大先生が本当に使いたいのはワープロだそうで、「プリンター一体型のワープロを作って下さい」(『本題』)、「是非、他に何の機能も付随していない、ワードプロセッサを作って欲しい」(『少女不十分』)と熱く語っています。“是非”が漢字表記なことにイラッとしますが、時代に流されない独自スタイルを貫く姿、最高にイケてるなぁ。
④矢鱈と“小説家”を自称する西尾大先生
ライトノベルと小説の定義は未だに曖昧。「ライトノベルレーベルから発売された読み物はラノベ」なんて説もあります。そういう意味で言えば、西尾大先生はいつも『講談社BOX』等の一般文芸から著作を発売している作家です。でも、一般的には“ライトノベル作家の西尾維新”というイメージが強いし、ご本人様もラノベ作家と言われることは気にしていないらしいんですけど…。何だか、矢鱈と“小説”や“小説家”という言葉を使うんですよね。特に、小林賢太郎や荒川弘等の名立たる著名人たちとの対談集『本題』の中では、「“<物語>シリーズ”と呼んでいる小説群」「小説を書いていた時には」「僕も小説家になる前」と“小説”という単語を何度も使います。“作品”とか“作家”とか、色々と代替用語があると思うんです。それでも頑なに自らを“小説家”と呼ぶ西尾大先生…。それって、ラノベ作家だと思われるのが嫌なんじゃないの? 真偽のほどは不明です。しかし、確実に言えるのは、西尾作品を読んでいる層はラノベ大好きな中高生だってことですけどね。


キャプチャ  第11号掲載


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テーマ : 西尾維新
ジャンル : 本・雑誌

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