【どの面さげて】(05) どうせ韓国はまた必ず蒸し返す

20160409 10
2年前、『どの面下げての韓国人』(祥伝社新書)を上梓した際、左系の弁護士から「ヘイトスピーチだ」と噛み付かれた。これに対してネット人士が、「あの本は韓国に同情しているのであって、読んでいないことを自白したようなものだ」と反論してくれたものだった。ヘイトスピーチは勿論慎むべきだが、最近は韓国・中国を批判するとへイトスピーチと見做されるらしい。明確な定義も無しに、安易にへイトスピーチ禁止を法令化・条例化することは、表現の自由に関わる問題になる。最近の韓国の対日姿勢には、古くからの多くのコリアウォッチャーが、私も含めて呆れ返っている。しかし、単に呆れているばかりではいけない。彼らの虚偽に基づく反日に対しては、こちらも有効な反撃を試みなければ事態は改善しない。嘗て、韓国の反日は「日本に追いつけ、追い越せ」という、自らを鼓舞する前向きの姿勢に由来するものだった。しかし、このところの反日は、謂わばバーチャルな日本に向けて根拠の無い憎悪を募らせている、謂わば後ろ向きなものに変わっている。しかも、朴大統領自身が、口を開けば“従軍慰安婦”と口走るばかりで、政府主導で日本への憎悪を煽り立てているような状態だから、嘗ての反日とは全く性質を異にしている。また、旧来は主敵として北朝鮮を想定していた筈の韓国軍が、陸海空共に対日戦に備えた兵器体系への大幅な更新を行う始末である。殆どの日本人が、こうした韓国の変化に無頓着だが、これは怖ろしい前兆になり得る事態だろう。最近の北朝鮮の核実験で稍目を覚ましかけたらしいが、韓国は敵と味方を取り違えている。地球上で最も近くにあり、韓流ブームとやらで韓国への親近感を大幅に増大させていた友邦である筈の日本を、ここまで敵視して一体どんなメリットがあるというのだろうか。反日を加速させたからといって、韓国のGDPが増加する訳ではない。寧ろ、これまで技術提携や中間原材料の提供等で、多くの恩恵を受けてきた日本側を硬化させるだけで、何のプラスにもならない。それどころか、態々味方である日本人を敵に追いやっている。マイナスのほうが、遥かに巨大なものになる。それでは何故、韓国は反日をこうも国是のように推進するのだろうか。それは、反日が彼らにとって快感を伴うからである。例えは悪いが、マスターべーションのようなもので、快感を伴うから止めるに止められないのである。しかも、朝鮮半島の人々は、絶対と言っていいほど己の非を認めないし、また他者の非は飽く迄も追及する国民性である。一旦手にした他者の泣き所は、何としても手放そうとしない。こうした歪んだ国民性は、どこから来たのだろうか。古代の史書『三国史記』から近世まで、粗2000年間に、朝鮮半島は実に960回も異民族の侵略を受けている。粗2年に1度の割合である。外敵は、陸続きの大陸側から攻め寄せて来ることが多いが、近世には日本・フランス・イギリス等、海から攻め寄せて来た例も少なくない。

史上、歴代の中国王朝ばかりでなく、女真・契丹・蒙古等、多くの民族が国境を越えてくる。大抵、地方の軍も官僚も真っ先に逃げてしまい、易々と侵入を許してしまう。人々は、文化も言葉も異なる異民族と、自ら取引して生き延びなければならなかった。その場限りの嘘でも、生きる為には平気で吐いてしまう。韓国人が虚言・食言を弄しても、己の主義・主張・利益・立場を守ろうとするのは、こうした歴史によって培われた国民性である。その結果、韓国人は、日本人とは比べ物にならないくらい、とんでもない発信力を身に付けるようになった。対する日本は、単一民族社会とまでは言わないまでも、極めて均一性の高い社会だから、一々口に出さなくてもお互い察し合う文化を育んできた。その為、「寡黙であることが男の美徳である」とすら考えられるに至った。肚芸・言外の言・理外の理といった言葉で象徴されるように、言霊を尊ぶ習慣から、自己主張を慎む風習が一般的になった。一見、容貌や文化が似ているように見える為、誤解の元になるのだが、韓国は、日本とは対極にある異質な国である。僅かな不利益を蒙っても、声高に相手の非を叫び立てる文化である。異民族の征服者に対しては、日本のような肚芸は通用しないし、その場限りの嘘でも構わないから、何とかして自分の主張・要求を伝えようとする。その結果、虚言・食言にもしろ、発言力が磨かれてきたのである。韓国人に対して日本人は、これまでずっと対応を誤ってきた。こちらが善意だと信じてしたことでも、相手はそうは受け止めない。「疚しいことがあるから譲ったのだ」と解釈して、「そこを突けば更なる譲歩・見返りを引き出せる」と思い込むのである。民主党政権下で、朝鮮王朝儀軌(李朝時代の絵巻物)を返還したことがある。ぎくしゃくしていた日韓関係の好転を図るつもりで、飽く迄も日本側の好意でしたことだが、相手はそうは解釈しない。「疚しいことがあるからそうしたのだ」と考えるから、更に反日が酷くなる。対馬の寺院から仏像が盗まれるわ、日本人記者が拘束されるわ、日韓関係は悪化の一途を辿った。韓国人は、その悲惨な歴史から、非を認めたら異民族から殺されるかもしれないことを学んだ。また、相手が異民族である場合、日本人のように黙っていれば「何か企んでいるに違いない」と勘ぐられ、殺されかねない。韓国人は、喜怒哀楽を露わにし、嘘でもいいから喋りまくって生き延びようとする。そのほうが通じ易いからだ。これまでの日本側の対韓国方針は、全て間違っていた。韓国に対する凡その日本人の態度は、こんなものだろう。「また韓国が騒いでいる。放っておくのが“大人の態度”というものだ。韓国人が反日を激化させている。ここはひとつ、謝っておこう。取り敢えず、相手の顔を立てて、譲っておこう」――。この種の大人の態度が、事態を益々悪化させてきた遠因である。こちらが譲ると思うから、向こうは反日をエスカレートさせてくる。これまで、日本側から反日の歯止めになるような対応をしたことが一度も無かったからこそ、今日の救い難い事態に至ったのである。




20160409 11
韓国人の好きな言葉に、“自尊心”と“妄言”がある。自尊心に拘るのは、歴史上、そんなことに拘っていられない場面が少なくなかったからだろう。常に自尊心と言い続けないと、自尊心を保てないからだろう。また、自分と異なる意見は、韓国人にとって必ず妄言なのである。抑々、韓国には議論する習慣が無い。日本人は屡々自嘲的に、「欧米人は論理的だが、日本人は情緒的だ」等と卑下してみせるのだが、韓国人と比べれば、日本人のほうが遥かに論理的である。欧米人のように声高に相手を論破しようとはしないものの、相手を傷付けないように配慮しながらも、恐る恐る根拠を挙げて相手を説得する努力を惜しまない。一方の韓国人は、異なる意見に出会うと先ず激怒する。或いは激怒した振りをする。そして、居丈高に相手を恫喝・威嚇する。それが通じないと、今度は話をすり替える。竹島の問題でも、日本側が領有権の根拠を説明しようとすると、「日本が竹島領有を主張するのは、日本で軍国主義が復活したからだ」と声を荒げて難詰してくる。軍国主義の話をしている訳ではなく、竹島の領有権の根拠を説明しているのだが、この理屈が韓国人には通用しない。若し、相手が抗し難いほど強硬だと判れば、掌を返したように卑屈に屈服する。どちらにしても、論理を尽くして相手を説得することをしないから、妥協点が見つからなくなる。最近、流行の韓国の歴史ドラマを見れば判り易いが、相手を殺すしか解決法が無い。日本人のように、相手の気持ちを忖度するという習慣が抑々存在しないのである。これも、過酷な歴史の後遺症だろう。相手の気持ちを慮る余裕など無かったからだ。李明博前大統領が、竹島上陸に際して天皇陸下に対する無礼な言辞を弄したとして、日本人の多くが「そこまで言うか」と怒ったものであるが、当の李氏は、後に記者会見の際、「私の真意が伝わらなかった」等とあっけらかんと釈明している。日本人が、ここまで言う時は、「その相手とは二度と付き合うまい」と覚悟した上でのことだろう。私の経験でも、「お前など死んでしまえ」と言われた相手から、何事も無かったかのように普通のコメントを付けて、本を贈られたことがある。つまり、“どの面下げて”という感覚が欠如しているのだ。

荒事を嫌う日本人は、「事を荒立てまい」と“大人の態度”を取り続けてきた訳だが、これが逆効果だった。しかも、虚言にもしろ妄言にもしろ、韓国人は聊かの不利益を蒙っても、針小棒大に相手の非を叫び立てる文化である。日本人がいくら我慢して待ち続けても、事態が好転する見込みは無い。それどころか、却って事態の悪化を招くだけである。国際的に韓国非難の論陣を張るくらいの覚悟でないと、日韓友好は望めない。一見、刺々しいようだが、友好とは戦い取るものなのだ。また、韓国人の大好きな従軍慰安婦だが、現在も韓国では『挺身隊問題対策協議会』(略して挺対協)という名乗りが使われているが、明らかに間違いである。1991年、朝日新聞が慰安婦=挺身隊という誤報(捏造?)を報道して以来、この間違いが世界的に流布してしまった。学徒挺身隊・勤労挺身隊は、慰安婦とは全く関係ない。私事だが、年齢の離れた姉が女学生だった頃、自転車に乗って中島飛行機の工場へ勤労動員で通っていたのを、小学生だった私もはっきり覚えている。事は、うちの姉の名誉とも関わってくる。挺対協という名乗りは、この誤報を裏書きしたようなもので、語るに落ちる訳だ。当時の挺身隊だった人々の名で、名誉棄損で告訴すべきだろう。慰安婦に関する日韓合意は、日本人の大好きな玉虫色の決着だが、韓国相手では火種を残すだけに終わるだろう。慰安婦像の撤去の約束も、守られることはあるまい。対日請求権の司法判断は、1965年の日韓基本条約で解決済みの問題だが、蒸し返している。蒸し返すのは、朝鮮民族の得意分野なのだ。日韓基本条約を否定するとなると、日本側にも対韓請求権が生じる訳だが、自分の主義主張しかない韓国人はそこまでは考えない。これまでの北朝鮮との交渉を考えれば、はっきりする。何かの合意ができても、次の会合ではその合意が無視されるくらいは当たり前で、逆に前の合意よりハードルが上がっている場合すらある。韓国人も同じ民族だから、必ず慰安婦カードを蒸し返してくるだろう。韓国に対して事実を突きつけて、反日が高価なものに付くことを実力で教えない限り、金輪際、日韓友好は実現しない。


豊田有恒(とよた・ありつね) 作家・島根県立大学名誉教授。1938年、群馬県生まれ。慶應義塾大学医学部中退。武蔵大学経済学部卒業後、アニメ脚本家・アメリカSF小説翻訳家・SF作家・評論家として活躍。『古代英雄七人の謎』(東京書籍)・『古代史の結論 歴史は二度、嘘をつく』(青春出版社)・『本当は怖い韓国の歴史』(祥伝社新書)等著書多数。


キャプチャ  2016年3月号掲載
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