【儲かる農業】(08) 脱サラでも大丈夫! 先輩ファーマーのノウハウを盗め!

農業への扉が開かれている。雇われの身で“稼ぐ”こともできるようになり、就農の在り方は多様化している。

20160411 0620160411 07

「広々とした自然の中で働き、しかも、しっかり稼げたら」――。そんな夢を抱き、農業に参入する人が増えている。10年ほど前、新規就農のイベント会場では、勧誘する側の農家が就農希望者を門前払いしたり、「そんな覚悟で農業ができると思っているのか」等と説教を垂れたりすることも珍しくなかった。だが、最近の農業は懐が深い。農家の高齢化に悩む農村側も柔軟な姿勢で、多様な人材を受け入れるようになっているのだ。石川法泰さんと中村美紗さんは、東京都内の『日本農業経営大学校』で農業を学ぶが、2人とも寄り道をしてから農業の道に進んでいる。石川さんの前の職場は監査法人。脱サラ組だ。公認会計士として培った数字から経営を分析する力で、農業に挑む。農家というより、コンサルタントのような語り口で、将来の夢を語る。元格闘家の中村さんは、獲物を逃さない嗅覚と、格闘技イベントの運営で培った企画力・営業力で、農産物の販路を自分で確保する経営を目指す。生産現場で研修を受けている濱田大輔さんは、20kgを超える九条ネギを満載したコンテナを軽々と運ぶ。既にネギ栽培のプロフェッショナルだ。夏場は1日4リットルもの水を飲むことがあるなどハードな作業もあるが、研修先の農業生産法人の社長や、先に独立していった先輩が農業で稼ぐ姿を見て、「いつか自分も…」と奮起している。本誌の担い手農家アンケートで、“儲かる農業”のモデル農家に選ばれた農業生産法人『ワールドファーム』のホープである桑畑翔太さんは、20代の若さで年収700万円を稼ぐ。同年代の平均年収よりずっと上だ。但し、本人によれば、「若い後輩たちを引き連れて食事に行き、“独演会”を開く為、出費は嵩む」とのこと。経営者として独立する選択肢は、雇われ農業に比べてハイリスクだが、成功すれば高いリターンが期待できる。上村健一郎さんと山田広治さんは、独立志向の農家の登竜門である農業生産法人で働きながら農業を学び、独り立ちした。共に出身の法人を通して農産物を販売している為、自らは野菜を作ることに集中できるのが強みだ。山田さんは昨年、売上高6000万円を達成。「『農業で儲けるなんて大袈裟だ』と思っていたけれど、最近、意外と儲かるようになってきた」とほくほく顔だ。


キャプチャ  2016年2月6日号掲載


スポンサーサイト

テーマ : 農政
ジャンル : 政治・経済

Categories
Profile

KNDIC

Author:KNDIC
Welcome to my blog.

Latest articles
Archives
Counter
I'm participating in the ranking.

FC2Blog Ranking

information
Search
RSS Links
Link
QR Code
QR