【儲かる農業】(10) 最大級就農イベントに潜入! 素人にもわかる農業の始め方

「農家になりたい!」。そう思い立ってはみたものの、ズブの素人は何から手を付ければよいのだろう? 大型就農イベントへの潜入レポートから、憧れの農家になる道筋を紹介する。

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都会であくせく働くのに疲れたら、いっそ田舎に移住して農家に転身するのもありかも…。東京生まれ・東京育ちの記者(女性・31)が、そんな思いを胸に訪れたのが昨年12月、東京都内某所で開かれた『新・農業人フェア』だ。これは就農希望者に向けた、謂わば“合同会社説明会”。2014年度は全国の農家・農業法人・地方自治体等約1000団体が出展し、8000人超が参加した国内最大級の就農イベントだ。会場に足を踏み入れると、老若男女、大勢の人で熱気むんむん。ずらりと並んだ各ブースからは、「未経験者でも大歓迎です!」「一緒に農業やりましょう!」と勧誘の声が飛んでくる。参加者は20~30代が多い印象で、夫婦と思しき男女ペアも。皆、資料を見ながら目当てのブースに座ると、担当者と膝を突き合わせ、熱心に話を聞いている。予想以上の賑わいに記者が臆していると、席の空いたブースの担当者に手招きされた。宮崎県の新規就農相談センターだ。「お薦めはハウス栽培のキュウリです。初心者でも作り易くて、手取り収入が多いんですよ」。確かに、県内主要農作物の経営状況を纏めた表を見ると、他の農作物に比べて、収入と労働時間のバランスが丁度いい感じ。「キュウリを作るかどうか、今は決められないけれど、次にどうしたらいいんですか?」。記者がまるでとんちんかんな質問をすると、担当者は初心者バージョンで“農家への道”を解説してくれた。曰く、情報収集をしながら現場体験を行い、どこで何を作りたいかが定まったら、数年間の研修を受けるとのこと。研修先は農家や農業法人等様々。直ぐに独立する人もいるし、法人に就職して社員として働きながらノウハウを蓄積する人もいるそうだ。

ふむふむ。礼を言って席を立ち、周囲を見回すと、確かに、研修生や社員を募集しているブースが結構あることに気付いた。山梨県のある大手法人では、一般企業が用いる経営・マーケティングノウハウ・ICTを活用した“収益性の高い次世代型農業”を謳っていた。正社員の月給は最高50万円。記者が貰っている給料よりも高い! 福島県のある野菜農場でも研修生を募集していた。女性寮の完備や家族での移住・就農者が多いことをアピール。農業で稼ぐ豊かさよりも、里山暮らしで得られる本当の豊かさに重きを置いていると感じた。実際に、「年間100万~200万円もあれば十分に暮らせる現実がここにはある」(代表者)という。岩手県のホップ農園の経営者は、農作物を契約する大手ビール会社に卸すだけでなく、「自らクラフトビールの製造・販売も始める」と将来設計を熱く語った。夫婦で脱サラして農家になったと聞き、記者と同じ心境に親近感が湧いた。あっという間に時が過ぎ、フェアは終了。農家の経営方針は千差万別ということがよくわかった。気になる待遇面だが、法人に就職すれば月給は15万円前後からスタート。独立組の場合は経営の手腕次第だ。それに加えて、国のサポートも手厚い。45歳未満の新規就農者は、年間150万円の給付を最長7年、返済義務無しで受けられる。独立する為の特別な借入制度も揃っている。詳しくは上表を見て、貴方にぴったりの“農家への道”を見つけてほしい。


キャプチャ  2016年2月6日号掲載




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テーマ : 農政
ジャンル : 政治・経済

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