【タブー全開!政界斬鉄剣】(67) バラク・オバマは自己中心的な偽善で世界を混乱させただけだった!

池田「遂に、ドナルド・トランプ氏がアメリカの大統領に就任しましたね。今週は、トランプ大統領を誕生させる土壌を作ってしまったバラク・オバマ前大統領の功罪を総括したいと思います。結論から先に言うと、オバマ氏はアメリカ史上でワースト3に入るほど稀に見る無能で最悪な大統領でした。トランプ大統領が今後、世間の“予想通り”に失策を重ねたとしても、『オバマより世界を混乱させることは不可能だろう』と言えるほどのレベルです」

――そんなに最悪だったの?
池田「多くの方が意外に思われるかもしれませんね。若しオバマ氏が真面に見えるとしたら、それは彼が唯一持った才能である演説の巧さが生んだ幻想に過ぎません。特に、最後に行った演説と、その翌日に行われたトランプ氏の記者会見とのコントラストは、『オバマはいい大統領だった』との印象を世界に与えたことでしょう。しかし、政治家とは、特にアメリカの大統領は、人間性ではなく結果が問われる立場です。オバマ氏が残した結果を冷静に見てみると、彼がどれだけ無能で、どれだけ世界を大混乱に陥れたかが理解できると思います」

――オバマが残した結果って?
池田「中近東の大混乱・EUの弱体化・テロの大増殖・ロシアの先鋭化、そしてアジアの不安定化です。まさに負の遺産ばかり。最近はトランプ氏のツイッターでの発言が物議を醸していますが、オバマ氏がSNSを通じて混乱を助長した“アラブの春”に比べれば、全く問題にもなりません。オバマ氏による軽率で偽善的な呟きが原因で、中近東は一気にカオスと化したのです。政治的にも経済的にも安定していたチュニジア、エジプト、リビアが、オバマ氏のせいで今も混乱が続いている。そのアラブの春が原因でシリア情勢も深刻化し、今も悲惨な状況のままです」

――そう言われてみれば…。
池田「そのシリアから大量の難民が流入してヨーロッパは混乱し、弱体化が止まりません。更に、シリアのアサド政権を支持したくないドイツを中心としたEUの思惑に安易に乗っかり、反政府主義勢力という名のテロリストたちに大量の武器と弾薬を提供し、混乱が深まり、収拾がつかなくなった。挙げ句の果てに、その混乱が敵対するロシアとイランの力によって鎮静化したというお粗末ぶりです」




――確かにそうかも。
池田「更に、クリミア問題でも致命的なミスを重ねた。クリミア半島の大多数を占める親ロシア派住民を保護する為に軍隊を動員するという、ウラジーミル・プーチン大統領からすれば極めて自然な政治判断に対して、オバマ氏はロシア側の言い分を聞くこともなく、『非人道的だ』と責め立てて経済制裁を行った。それに追従した日本まで、ロシアから敵視されてしまいました」

――日本も巻き添えか…。
池田「そこは、日本の外務省が無能なだけです。ロシアへの経済制裁に参加しておきながら、『北方領土が返還されるのではないか?』というトンチンカンな期待を持ってしまう連中ですから。それよりも、日本がアメリカから受けた最大の被害は、アジア情勢の不安定化です。オバマ政権は、自国の経済的なメリットを優先するあまり、中国の膨張政策を放置し続けた。おかげで、東シナ海の日中中間線は有名無実化し、日本の領海と領空は侵犯され放題。中国による東シナ海の内海化はほぼ完成し、南シナ海にまで勢力が拡大しました」

――本当に最悪だ!(怒)
池田「北朝鮮の核武装化だって止められなかった。そんなオバマ政権に100%追従したのが日本外交です。外務省の上層部は北米局出身者ばかりなので、オバマ政権が世界を混乱に陥れた事実も理解できていないでしょう。そんな連中がトランプ政権の先行きを見通せる筈もない。次回は、無能な外務省の代わりに、トランプ政権の今後を予測してみたいと思います」


池田和隆(いけだ・かずたか) 元農林水産大臣秘書官・政治評論家・『池田和隆国家基本戦略研究会』代表・一般社団法人『社会基盤省エネルギー化推進協会』主席研究員。1967年、熊本県生まれ。法政大学在籍中に松岡利勝氏(農林水産大臣・故人)の私設秘書。公設第2秘書・政策担当秘書・農林水産大臣秘書官を経て現職。


キャプチャ  2017年2月6日号掲載



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テーマ : 国際政治
ジャンル : 政治・経済

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