【タブー全開!政界斬鉄剣】(91) 小池氏代表辞任で東京都は“役人ファースト”と化す!

池田「今週は、東京都政の今後を展望します。先週号では、『小池百合子知事が都民ファーストの会(※以下“都ファ”)の代表を辞めたことで、小池チルドレンたちが早くも次の選挙に不安を募らせ、地元からの陳情を聞くことから利権に寄っていく展開になる』と述べました。今週は、東京都の巨大な利権について具体的な話をしましょう」

――それは面白そう!
池田「今回の都議選で都ファに入った票の99%以上は、小池知事を支持したものです。チルドレンへの票ではない。都ファは組織票を持たないので、小池さんが党の顔じゃなくなると、次の選挙を“風”ではなく自力で突破する必要が出てくる。各自が其々の地元で強力な支援者を作る必要に迫られ、彼らからの陳情や相談を断れなくなってしまうのです」

――それじゃ自民党時代と変わらんじゃないか。で、東京の巨大利権ってどんなの?
池田「東京都は全国の自治体で唯一の黒字経営で、予算総額はスウェーデンの国家予算を超える約13兆円。その内の1兆円強は社会保障費で、大半は生活保護や介護手当等で支払われるので、利権からは除外します。問題は、残りの事業向け予算、約12兆円です」

――12兆円! その中身は?
池田「約5900億円の豊洲新市場整備費が大問題になりましたが、その程度の額は毎年使われています。東京ビッグサイトや東京国際フォーラム等の巨大施設を多数所有する産業労働局の今年度予算は、約4700億円。道路や河川等を整備する建設局が約5500億円。首都大学東京等を運営する公立大学法人を監督し、都立学校を運営する教育庁は約8000億円。そして、都知事に指揮命令の権限が与えられていないのに、約6500億円もの予算を都からせしめている警視庁等。これらの予算には必ずビジネスが伴いますから、少しでも肖りたい企業や人が必死にチャンスを求めるのです」




――警視庁、何か腹立つぞ!
池田「もっと具体的な話をしましょう。私も国会議員秘書時代に、東京都の利権に纏わる陳情を沢山受けました。例を挙げると、東京国際フォーラムの清掃業務を受注したいメンテナンス会社、東京都が所有する施設の建設や電気工事を請け負いたい業者、東京都立学校に災害グッズを納入したい業者、都立病院に患者さんのカルテ読み取り管理システムを採用してほしいIT企業等です」

――闇が深そうだな…。
池田「しかし、いくら当時、私が仕えていた国会議員が自民党の大物族議員だったとはいえ、これらの案件は都議会の与党議員に了解を貰わなければ、1㎜も進まない鉄板の利権でした。私が携わろうとした事例だけでも、内田茂氏の名前が高いハードルとなって度々登場した。当時、『“都議会のドン”というあだ名は本物なんだな』と痛感したことを思い出しますね」

――でも、今後は“ドン”じゃなくて、“素人集団”がその利権を扱うことになる。大丈夫なの?
池田「大丈夫な訳がない。東京都庁の役人から見れば、素人議員たちを丸め込むことなど朝飯前です。しかも、都議は国会議員と比べて人数が少ない。丸め込む対象者が少ないのだから、役人のやりたい放題です。12兆円もの利権絡み予算を、公明党も含めた都議会の与党議員で割ると、1人当たり約1530億円にもなる。国の場合、国家予算総額約97兆円から、借金の返済や社会保障費を引けば約26兆円。これを衆参両院の与党議員数である約460議席で割ると、1人当たり約565億円。しかも、国会議員の場合は利権に食い込めるまで10年はかかる。その上、マスコミからの監視が厳しく、バレたら徹底的に叩かれる。都議の場合は、ほぼノーチェックな上に利権は巨大。超おいしいですよ」

――このままじゃ、東京都が“役人ファースト”になっちゃうぞ!


キャプチャ  2017年7月31日号掲載

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