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【タブー全開!政界斬鉄剣】(104) “リベラル派の躍進”は嘘!? 選挙結果を正しく分析せよ!

池田「大手マスコミが希望のドタバタ劇や立民の躍進ばかりを報道するのは、明らかに偏向報道だと思います。若しかしたら、選挙結果の裏側に潜む“明確な事実”から国民の目を逸らしたいのかもしれません」

――明確な事実って!?
池田「立民の躍進でリベラル勢力が息を吹き返しているかのような報道が目立ちますが、それは違います。完全に逆。事実は保守勢力の圧勝です。与党は全議席の3分の2以上を獲得しました。これは、法案を参議院で否決されても衆議院の再可決で成立できる“事実上の一院政”とも言える圧倒的な数字です。更に、希望は確かに事前の期待値からは失速しましたが、同じく保守系野党の維新と合わせて61議席にもなります。与党と合計すると、実に全体の80%を超える議席が保守勢力で染まったということなのです」

――それが意味することは?
池田「80%以上の人たちが保守政党に投票したということは、多くの人が保守政党同士の建設的な2大政党制を望んでいるということです。つまり、過去に最大野党だった社会党の再来や、最近までの民進党のようなリベラル政党は望まれていない訳です」

――じゃあ何で立民が躍進できたの?
池田「連日の報道を見ていると、『立民が改選時の15議席から55議席へと3倍増の大躍進を果たした』という印象を持ってしまう。でも、それは表面的な数字に過ぎません。最大のリベラル派政党であった民進党は、改選前に70議席(※衆議院)もあったのです。それが55議席に減り、無所属で当選を果たしたリベラル派だと思われる議員約10議席程度を足しても減っていると考えるべきです」




――それは多くの議員が希望に流れたからでは?
池田「希望に行った議員たちも、改選前はリベラル派として政治活動をしていた訳です。安保法制に反対したり、外国人に参政権を与えようと画策したりと。それが保守派に転じてしまった。更に、立民は日本共産党に流れる筈だった浮動票も食ったので、日本共産党は9議席も失った。つまり、リベラル勢は約15議席も減らしたんですよ」

――なるほどー!
池田「あと、どんな情勢の時にも鉄板のように議席数が変動しない公明が、今回は5議席も減らしました。普段よりも比例票が約15%も減ったのです。その原因は、公明が東京都議会議員選挙で自民を裏切ってまで都ファに協力したのに、小池さんは公明の山口代表に何の相談も無く希望の党を立ち上げ、旧民進との協力を選択したからです。これに対する創価学会員の怒りは凄まじく、“小池憎さ”のあまり、希望の敵である立民に比例票を投じた学会員が多かったのです」

――えええ~!?
池田「また、立民の枝野代表の“自分たちも保守”という無茶苦茶な主張に騙されてしまった人たちの票も相当数あった。維新が失った3議席分も、立民に流れた浮動票でしょう。つまり、保守思想の有権者の票も立民に多く流れたということ。リベラルの躍進なんて全くの出鱈目報道なんですよ」

――では、立民等のリベラル系野党はどうなるの?
池田「カギを握るのは労働組合の連合です。選挙後、民進代表の前原氏が、記者から今後の党運営について問われた際、『連合と相談して決める』という趣旨の信じられない返答をしたのです」

――どこがおかしいの?
池田「選挙で大敗したからといって、主要な支持団体に政党の今後の方針について相談するなんてことは絶対にあり得ません。私も嘗て、自民が大敗して野党に転落した状況を経験しましたが、党執行部が日本経団連や農協等といった支持団体に相談をする等という本末転倒なことを聞いたことがない。つまり、前原氏の発言は、連合が民進の事実上のオーナーであり、党運営に口出ししていることを証明したものなのです」

――深いなぁ!
池田「以前にも解説しましたが、連合を構成する組合員の大多数は大企業や優良企業の正社員です。社会的に安定している彼らの大半は現状に満足しており、保守的な傾向にある。その証拠に、連合が分裂状態で臨んだ今回の選挙で、保守政党が全体の8割を占める結果になった訳です」

――じゃあ、連合がリベラルではなくなるの?
池田「選挙前までは、民進に愛想を尽かした連合が、組合員が保守化する現実も踏まえ、小池さんとタッグを組んで生き残ろうとした訳です。しかし、小池さんの“排除発言”で状況が一変した。連合内で最大の組合員数を誇る地方公務員を中心とした自治労と、公立学校の教員を中心とした日教組が大反発し、分裂選挙になってしまった。その結果、保守寄りの労組が支援する希望が伸び悩み、ガチガチの左派である自治労と日教組が支援する立民が伸びたのです。これで今後のパワーバランスが確定的になりましたね」

――つまり…。
池田「連合の活動方針は自治労と日教組主導のリベラルに揺り戻され、立民に対しても、今も未だ参議院議員を抱える民進にも口を出して、影響力を行使するでしょう。国民の80%以上が保守志向なのに、それを無視した活動方針になるのは確定的です。大多数の国民が得をしないこの流れを変えるには、連合こそ保守とリベラルで分離・再編して、新たな労組の枠組みを作るしかないと私は思います」


池田和隆(いけだ・かずたか) 元農林水産大臣秘書官・政治評論家・『池田和隆国家基本戦略研究会』代表・一般社団法人『社会基盤省エネルギー化推進協会』主席研究員。1967年、熊本県生まれ。法政大学在籍中に松岡利勝氏(農林水産大臣・故人)の私設秘書。公設第2秘書・政策担当秘書・農林水産大臣秘書官を経て現職。


キャプチャ  2017年11月13日号掲載

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