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【私のルールブック】(130) 保護センターから引き取った前脚を1本失ったワンちゃんのこと

『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)をご覧の皆さんの中には知っていらっしゃる方もいるかと思いますが、今年6月に茨城県の保護センターからワンちゃんを引き取らせて頂きまして。で、このワンちゃんというのが、前脚を1本失ってしまった子で、どうやら猪の罠に引っ掛かってしまったらしく、保護センターにふらりとやって来た時には、前脚がほぼちぎれてブラブラ状態だったそうです。しかも猟犬として厳しく育てられたようで、飼い主以外には中々懐かないときた。なのに、肝心の飼い主さんはというと、どこに行っちゃったんですかね、恐らく捨ててしまったのではないかということなんです。まぁ、あくまでも推測の話になってしまうのですが、要するに飼い主に捨てられてしまい、彷徨っていたところ、猪の罠に掛かり、息も絶え絶えで辿り着いたのが保護センターだった訳です。そういった意味では運が良かったとも言えるのですが、センターに迎え入れるには健康状態をチェックしなければなりません。

すると、レントゲンで数え切れないほどの散弾銃の破片が体内に見つかり、私も拝見しましたが、怒りを通り越してやるせなくなってしまいました。ただ、現実問題として可哀相だけでは引き取ることはできません。何せ、我が家には既に11匹のワンちゃんたちがいる訳で、その全てが小型~中型犬。前脚の無い彼は大型犬に近い大きさですから、お兄ちゃんたちにしてみれば「ちょっと勘弁して下さいよ」ってことになりかねませんからね。でもね、勿論悩みはしましたが、もうどうにもならないんですよ。だって、ぱっと見た時に「ウチにおいで」って思っちゃったんだから。不幸な生い立ちの子だからとかではないんです。初めて会った時、小雨降る中で鎖に繋がれて佇んでいる姿を見た瞬間、「君さえ嫌じゃなかったらウチにおいでよ」って思っちゃったんだもん。で、決めたら私は早いので、手続きを済ませ、引き取らせて頂きました。お兄ちゃんたちは初めこそ驚いておりましたが、不思議なことに拒否反応を示す子は1人もいなかったんですよね。もう、本当に感謝。




ただ、ただなんですよ。とっても頭の良い子なんです。家での粗相等は皆無。吠えもしません。全くと言っていいほど手が掛からない。ただ…懐かない。覚悟はしていたんです。けど、どこかで仄かに期待もしていたので、あの手この手を使って距離を縮めようと試みるも、結果が中々出ない現状に力不足を痛感している次第。というか、保護センターからワンちゃんを引き取るって、こういうことなんでしょうね。直ぐに懐いてくれる子もいるでしょうが、多かれ少なかれ、元の飼い主さんの躾・環境・思い出、そして裏切り等々が記憶として残っている訳ですから、簡単にいくほうがおかしいんです。“筑波サンタ”と名付けさせて頂きました。推定年齢3歳だそうです。ですが、我が家では末っ子扱い。新参者ですから、当然、御飯から何から全て最後となります。名前は覚えました。ですが、呼んでも近付いてくれることは殆どありません。お兄ちゃんたちにも自ら近付くことはありません。性格は穏やかというよりは、相当な頑固者。でも、可愛くて仕方がない。サンタと私の闘いは始まったばかりですが、焦ることなく、諦めずに闘い続けます!


坂上忍(さかがみ・しのぶ) 俳優・タレント。1967年、東京都生まれ。テレビ出演多数。子役養成に舞台の脚本・演出等、多方面で活躍中。


キャプチャ  2017年12月21日号掲載


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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

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