【私のルールブック】(134) 今イチ信用し難いタイプの人々を紹介します

どうやら、私は疑い深いタイプの人間と思われているらしい。確かに間違ってはいない。そりゃあそうでしょ。そんなに簡単に人を信用するなんてできますか? 抑々、信用という言葉を安易に使ってはいけないと思うんです。ただね、誤解されがちなんですが、“信用したい”という欲求は普通に持っているんです。だって、信用できる人がどれだけいるかで、仕事の拡がり方や進み方も格段に変わってきますから。結局は、「仕事なんてものは、信用できる人探しを延々続けることなんじゃないの?」と言っても過言ではないんじゃないでしょうか。以上のことから、今号は私が今イチ信用し難いタイプの人々を紹介したいと思います。先ずはわかり易いところからいきましょうかね。“タッチが多い女性”。いますよね~。何だか知らないけど矢鱈触ってくる女の人。そりゃあ男ですから、悪い気分はしませんよ。

けどね、接客業でもないのに、それこそ信用の度合いに関係なくタッチしてくる女性を、私は信用することなんてできません。だって必要ないから。況してや恋人の対象になど死んでもならない。そういう人は恋人がいようがいまいが、100%ヨソでも触りまくっていますから。ただ、女性であることを仕事面で利用するやり方を否定するつもりはないんです。それも1つの処世術というか、生き方ですから。事実、思わせ振りな態度に靡く男もいる訳で。でも、私は無理です! 次に、つい先日あった出来事なんですが、迎えのタクシーに乗り込もうとしたところ、ドアにバッグが狭まってしまいまして、私が奮闘していると、漸くドライバーさんがやって来て手伝い始めたんです。ところが、1~2回ちょこちょこっとバッグを動かしただけで、「いや~深く挟まっちゃっているな」「無理か」と独り言。私、こういう時に独り言を言う人は絶対に信用しません。独り言って2通りあると思うんです。無意識に思わず呟いてしまった独り言と、誰かに聴いてもらいたい、聴かせる為の独り言風の独り言が。人に聴かせる為の独り言では、最早独り言として成立していませんから。

バッグをちょこちょこ動かしただけで「無理か」ってさ、取り敢えずやれるだけのことはやったと見せかけておいて、「でも責任は取れませんよ」「判断するのは貴方です」って言っているようなもんでしょ。「だったら最初っから手なんか貸すなよ」って話なんです。結局、「もういいです」と言って力ずくで引っ張ると、めりめりと嫌な音を立てながらも外すことができたんですが、買ったばかりのバッグには傷が…。するとドライバーさんは、そんなことなどそ知らぬふりで引き攣った作り笑顔で、「よかった~」と再び独り言なのか、はたまた私に向けたつもりなのか、中途半端なリアクションをされました。よ~くわかりました。一生そうやって責任から逃れ逃れて生きていって下さい! そりゃあ、このご時世、下手に責任負っちゃったら損するだけですから。当たらず触らずが一番賢い生き方なんでしょう。でも、本当にそれでいいんですかね? たとえ小さな事でも負い目は残りますよ。消えませんよ! 人を信用したかったらね、先ずは自分が信じてもらうに値する生き方していないと無理ですから!


坂上忍(さかがみ・しのぶ) 俳優・タレント。1967年、東京都生まれ。テレビ出演多数。子役養成に舞台の脚本・演出等、多方面で活躍中。


キャプチャ  2018年1月25日号掲載
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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

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