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【タブー全開!政界斬鉄剣】(114) カジノ管理委員会を私物化しようと目論む悪いヤツら

池田「今週は、所謂“カジノ法案”の現状と裏側を明かしましょう。今月から始まる通常国会では、カジノ関連法案の審議が始まる予定です。私の元にもカジノ関連ビジネスに関する相談が急増しており、水面下では色々な人たちが動き始めている。しかし、今のままでは日本のカジノは絶対に上手くいかないと断言できます」

――えっ、何で?
池田「カジノ関連法案の内容を役人が考えているからです。元々カジノの話は、低迷が続く経済への刺激を期待して始まったもの。しかし、カジノ関連法案の方向性を決める組織である“特定複合観光施設区域整備推進本部”の事務局の役人たちは今、自分たちの利権漁りに没頭しています。カジノが儲かるか否かなど、彼らの頭には一切ない。このままでは10年か20年でカジノブームは終わり、日本各地に廃墟のようなカジノ施設と、税金を食いまくるカジノの監督官庁だけが残ることになる」

――どうしてそんなことに!?
池田「順を追って説明します。国会で2016年2月に可決・成立した通称“IR推進法”は基本法と呼ばれる大まかな方向性を決めただけの法律でした。これから個別法と呼ばれる具体的な法律を作る必要がある。その原案を安倍首相が本部長を務めるIR推進本部が決めています。表面上は安倍さんや有識者が話し合って決めている形式になっていますが、議論の土台となる資料作りは事務局の役人たちが行なっている」

――その事務局が曲者なんですね?
池田「その通り。話が役人にとって都合のいい方向にしか進まないよう、彼らは議論を巧妙に誘導しています。自分たちに都合のいい資料やデータしか提示しないし、有識者と呼ばれるメンバーも役所の思惑通りに動く人しか選ばない。その証拠に、IR推進会議の議事録をチェックしてみると、カジノ成功のカギや、失敗した場合のリスクと責任の所在といった大事な議論がされていないのです。そんな雑な議論の中で唯一、事細かく定めた項目があるんです。それは“カジノ管理委員会”に関する部分です」

――どんな組織なの?
池田「カジノ関連法が成立後、カジノの設置や運営に関する規制の実権を握る組織です。その権限は、カジノ運営者の選定、運営施設の仕様から従業員の資格や選び方、セキュリティーシステムや機器類の仕様等、広範囲に亘ります。まさにカジノ界の絶対権力者とも言える権力の中枢です。そして、この委員会における主導権争いを、国土交通省、財務省、警察庁、厚生労働省等の役人たちが、水面下で凌ぎを削っているのです」

――ザ・巨大利権だ!
池田「役人たちはカジノ管理委員会を、公正取引委員会等と同様に、政治から独立した行政機関にすることを目指しています。だから、彼らがIR推進会議に提出した資料では、異常に熱心に『公正なカジノ運営の為に、如何に独立性が必要か?』を訴えています。政治家から口を出されずに、役人が好き勝手にできる巨大権限を狙っているということです。しかもご丁寧に、他の独立行政組織の職員数と幹部数までも図表にしている。これは、『膨大な人員と予算を確保するぞ』という強い意志です」

――悪いヤツらだなー!(怒)
池田「この流れを食い止めるには、カジノ管理委員会のトップに政治家が就くように国会で決めるべきです。政治家も信用できないでしょうが、例えば国交大臣や地方創生大臣がカジノ管理委員会の長を兼ねれば、マスコミや世間の注目や批判を受け易くなります。信用できなくても、政治家は選挙で選ばれた国民の代表です。顔の見えない無責任な役人よりは断然マシ。役人たちの好きにさせれば、知らぬうちにカジノプロジェクトは大失敗し、そのツケを国民が払うことになるのです」


池田和隆(いけだ・かずたか) 元農林水産大臣秘書官・政治評論家・『池田和隆国家基本戦略研究会』代表・一般社団法人『社会基盤省エネルギー化推進協会』主席研究員。1967年、熊本県生まれ。法政大学在籍中に松岡利勝氏(農林水産大臣・故人)の私設秘書。公設第2秘書・政策担当秘書・農林水産大臣秘書官を経て現職。


キャプチャ  2018年2月5日号掲載
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