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【タブー全開!政界斬鉄剣】(188) N国やれ新に未来はある? 政権交代を狙える新党の条件とは

池田「吉本興業に関する報道が落ち着き、今度は“れいわ新選組”や“NHKから国民を守る党”に注目が集まっています。そこで今週は、ミニ政党を含む野党の今後を考えてみましょう」

――れ新とN国は党首のキャラが強烈で注目しちゃうよな。
池田「参議院選挙には全国区で政党名や政治団体名等を記入する比例代表制がある為、知名度や注目度で議席が獲れる選挙制度なんです。過去にもアントニオ猪木氏が設立した“スポーツ平和党”や、“二院クラブ”、“サラリーマン新党”、“税金党”等といったミニ政党が生まれては消えていった。細川護煕元首相が作った“日本新党”や、小沢一郎氏が作った“自由党”、その自由党から分裂した“保守党”等は多少の存在感を放ちましたが、結局は数年で消滅しました」

――規模が小さい政党は生き残れないってこと?
池田「必ずしも規模の問題ではありません。1990年代前半まで最大の野党だった“日本社会党”は、自衛隊が国連のPKO活動に参加することを可能にする為の法案(※PKO法案)に、『自衛隊の海外派兵は侵略戦争に繋がる』等と的外れな反対をしたことがきっかけで消滅しました。彼らは激変する世界情勢についていけず、日本人の生命と財産をどう守るのかという現実的なビジョンが欠落していた。長年に亘って政権を批判するだけで安定した議席を確保できていた状況に胡坐をかき、完全に思考停止状態に陥っていたことが消滅の原因です」

――旧民主党と似ているな!
池田「旧民主党は、政権担当能力の無さを露呈して野党第一党に戻った後も思考停止状態のまま、自らの失敗を反省できず、集団的自衛権の行使を含む安保関連法案に的外れな大反対キャンペーンに出て、国民からの信頼を失い、消滅したのです」

――どういう党なら政権を担える政党に成長できるの?
池田「選挙で過半数を狙うなら、各種企業や団体等からの支持は不可欠です。そして、政権を安定運営する為には、国民の多種多様な利害が大きな単位で集約した企業や団体の意向を、陳情を通じて把握することも重要です。組織票の基盤を利権団体や圧力団体だと非難することは簡単ですが、彼らもまた国民の集合体なのです。企業や団体にとって、自分たちの要望を実現してくれそうな大政党でなければ、支援するメリットなどない。だから、どれだけ瞬間的に注目を集めようとも、れ新やN国が代表者の人気やシングルイシューだけで長い間生き残ることは不可能でしょう。ミニ政党の寿命とは短い運命なのです」

――現実は厳しいんだね。
池田「このように、組織的な基盤を持たないれ新やN国の議席獲得を、何か大きな変化の始まりかのように伝える専門家が意外に多いことが少し気になります。今の若い人たちは情報処理スキルが高いので、人の意見を鵜呑みにはしないでしょうが、信じて期待する人もいる筈です。その希望は近い将来に裏切られる筈なので、今以上の政治不信の加速が心配です」

――既存の野党もダメダメな感じだしなぁ…。
池田「れ新やN国のみならず、民主党から分裂した野党もまた未来はないでしょう。彼らはここ数年、何回選挙をしても国民の7割が保守である与党に票を投じている現実から目を背け続け、『安倍辞めろ!』と子供の悪口レベルで政権に対抗しているだけです。明るい未来など訪れる筈がありません」

――結局、どんな新党なら本当に政権奪取を狙えるの?
池田「一定規模以上の組織票を基盤に持つことはマストです。例えば、実は保守化が進んでいる大手企業の労働組合や、今の自民党に満足していない中小企業や農業系の団体等の要望を吸い上げられる現実的な政策を掲げること。更に、浮動票を狙える魅力的な党首がいれば、十分に可能性はあると思います」


池田和隆(いけだ・かずたか) 元農林水産大臣秘書官・政治評論家・『池田和隆国家基本戦略研究会』代表・一般社団法人『社会基盤省エネルギー化推進協会』主席研究員。1967年、熊本県生まれ。法政大学在籍中に松岡利勝氏(農林水産大臣・故人)の私設秘書。公設第2秘書・政策担当秘書・農林水産大臣秘書官を経て現職。


キャプチャ  2019年8月26日号掲載
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テーマ : NHKから国民を守る党
ジャンル : 政治・経済

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