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【タブー全開!政界斬鉄剣】(191) 目の前に被害者がいても門前払い! 現場を腐らせる警察上層部の実態とは?

池田「世間を騒がせたあおり運転事件では、『煽られる側も含めたドライバー全体の運転マナーの低下等にも問題がある』と前回指摘しました。今週は、世間から煽られなきゃ捜査もしなかったであろう警察の腐った体質について解説します」

――ストーカー被害者に対してもそうだけど、本当に警察は国民の為に動かないよね。
池田「政治と選挙の世界に長く身を置いていると、エリート警察官僚は勿論、現場の警察官とも緊密に接する機会が多くあります。だから、警察の内部事情を聞く機会も多いのですが、被害者が目の前にいても動かない体質を生んでいるのは、明らかに警察官僚側の上層部です。現場の警察官は、勿論例外もありますが、多くは真面目で正義感も持った人たちです」

――現場が動けない理由は?
池田「例えば、警察官が職務質問に抵抗する乱暴な市民を押さえつければ、『過剰だ』『暴行だ』等と問題視され、始末書を書かされる。だから、激しく抵抗しそうな相手こそ見て見ぬふりをする。リスクを冒して任務を遂行しても、乱闘になれば上司に怒られるし、始末書は書かされるし、人事評価も下がる。公務員としてメリットがないのです。テレビカメラが密着している時だけは違う対応になりますが」

――今回のあおり運転事件のように、映像という明確な証拠があっても動かない理由は?
池田「被害者から被害届を受理するだけで、それを受理した警察官は上に報告する為に膨大な書類を書かされます。そして、受理した被害届の事案が解決しないと、『検挙率が低下した』と上司に怒られ、今度はその理由を書類で提出させられるのです」

――どうしてそんな仕組みに?
池田「上層部の責任逃れが目的です。現場の警察官の行き過ぎた行動が問題視された際に、警察幹部が会見で謝罪する場面を見たことがありますよね。県警本部長等のエリート警察官僚は、約2年毎に異動を繰り返して全国を渡り歩きながら出世します。彼らはその過程の“仮初めの職場”で、人間的な交流も愛着もない部下のミスで謝罪して出世に悪影響が出るのは、真っ平御免なのです」

――気持ちはわかるけど、それなら最初から警察官になるなよ!
池田「その通りです。彼らは謝罪会見等の度に、『再発防止策として、現場の警察官にはこういう手続きを踏ませるように致します』等と発表する。その手続きの目的は、監督不行き届きで責任を問われても自分たちの出世に響かないようにする為の保身策です。そんな手続きの積み重ねが、現場の警察官を雁字搦めにしている」

――そういうことか。
池田「だから現場警察官の多くも、目の前の国民を守ることよりも、上司と自分の心の平和を守ることを優先するようになる。勿論、それに反発して仕事をする正義感の強い警察官もいましたが、彼らの多くは組織的な嫌がらせを受け、捜査に関係ない部署等に左遷されて、二度と戻ってこられない。そんな光景を見続けるうちに、『自分にも家族や生活があるし』と“余計なことはしない警察官”になり下がっていくのです」

――こりゃ根深い問題だな。
池田「実は、あっという間に組織体質を変えられる秘策はあります。あまり知られていませんが、警察庁は国家公安委員長という国務大臣の指揮下にはありません。警視庁や各道府県警も知事の指揮下に入っていない。それなのに、多額の予算だけは都道府県から分捕っている。警察以外の役所には、大臣や知事や市区町村長等、選挙で選ばれた人間がトップにいて指揮命令権を持っています。だから、警察のトップを選挙で選ばれた人間にすることで、国民からの評価を気にする組織に変えられる。アメリカでは、保安官と一部の警察上層部が選挙で選ばれています。日本でも、上層部の官僚体質を変えれば、警察の信頼と威信は回復するでしょう」


池田和隆(いけだ・かずたか) 元農林水産大臣秘書官・政治評論家・『池田和隆国家基本戦略研究会』代表・一般社団法人『社会基盤省エネルギー化推進協会』主席研究員。1967年、熊本県生まれ。法政大学在籍中に松岡利勝氏(農林水産大臣・故人)の私設秘書。公設第2秘書・政策担当秘書・農林水産大臣秘書官を経て現職。


キャプチャ  2019年9月16日号掲載
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テーマ : 警察
ジャンル : 政治・経済

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