FC2ブログ

【私のルールブック】(229) 初めて前向きな気持ちで受けることができた人間ドック

1ヵ月程前に人間ドックに入った。今でこそ毎年受けるようになりましたが、それまでは極度に具合が悪くなった際、仕方なしに行く程度だったのです。しかし、月曜日のみの担当だった『バイキング』(フジテレビ系)を帯(※月~金)で引き受けることをきっかけに、3ヵ月に一度の定期健診と毎年の人間ドックを決めたのです。連日の生放送となりますから、自身の不摂生が原因で迷惑をかけることなど当然できる筈もなく。とはいえ、誰しも病に襲われる可能性はあるわけで。ならば、やるべきことはやっておいて、それでも何かがあった時は「ごめんなさい」としないと、筋を通すことはできませんから。…と言いながら、毎年憂鬱でございます。勝手な思い込みなんでしょうが、病院って何か負のイメージがあるといいますか、いくつになっても怖さが付き纏う。

わかり易く言えば、「癌って言われたらどうしよう」とか、あって不思議ではない年齢ですから。それでなくても私はネガティブの塊なのに、病院でネガティブ思考に陥った時ほどしんどいものはありませんから。ただ、何故か今年は様子が違ったんですよね。勿論、前の晩から憂鬱 ではあったんです。それがいざ病院内に足を踏み入れると、「年一の人間ドックって結構いいかもな」って、本当に何故かそういう思考が働きまして。病気は怖いんだけど、見つかったら見つかったで、逆に対処のしようが生まれるんじゃないかと。治療や手術をして治るものなら治して頂けばいいですし、最悪手遅れだったとしても、凡その時間が計算できるのではと。一口に手遅れといっても、「余命半年とお考え下さい」から、「1~2年はもちそうですね」まで様々だと思うんです。ならば、その限られた時間の中でやりたいこと、やるべきこと、やっておいたほうがいいことを選別し、優先順位を計り、行動を起こすことができるんじゃないのって。

誰だって死にたくないと思うのは当たり前。ですが、どれだけ健康に気を遣っていようが、老化は防ぎようがないわけで、老いるということは必然的に病に侵され易くなるということですから。ならば、どんなに憂鬱だろうが億劫だろうが、年に一度は人間ドックのお世話になれば、たとえ何かが見つかったとしても早期発見は間違いないわけです。早期に発見できたということは、それが治るものであろうが治しようがないものであろうが、どちらに転んでもある程度の幅で時間は計算できるわけですから、こんなに有難いことはない。今年の人間ドックは、初めてそんな気持ちで受けることができたんですよね。なので、結構あっという間に終わった感じでした。MRIやPET、胃カメラはしんどいですが、苦痛とまではいかなかったです。これも歳を重ねたことの表れなんですかね。諦めがついてくるといいますか、無駄にバタバタしなくなってくるんですよ。何より前の晩から絶食ですから、終わった後の食事が美味しいこと。そして、食後の一服がこれまた格別! ええ、誰に何と言われようが煙草は止めませんよ。健康志向ばっかりじゃ頭がおかしくなりますから。はい、煙草を止めるつもりはありましぇん!


坂上忍(さかがみ・しのぶ) 俳優・タレント。1967年、東京都生まれ。テレビ出演多数。子役養成に舞台の脚本・演出等、多方面で活躍中。


キャプチャ  2019年12月26日号掲載
スポンサーサイト



テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

Categories
Profile

KNDIC

Author:KNDIC
Welcome to my blog.

Latest articles
Archives
Counter
I'm participating in the ranking.

FC2Blog Ranking

information
Search
RSS Links
Link
QR Code
QR