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【タブー全開!政界斬鉄剣】(209) 妙な静けさを保つ北朝鮮の裏に韓国の“脱米親中”の気配あり!

池田「今週のテーマは、最新の朝鮮半島情勢についてです。北朝鮮は年末年始に大きな動きに出るとみられていましたが、年が明けても沈黙を続けています。彼らが動かないことは、逆に大きな動きとも言える。我々は、その背景にある世界情勢の変化を理解する必要があります」

――北朝鮮の動きと最近の世界情勢の変化が関係あるの?
池田「勿論です。1月3日にはイラン革命防衛隊の司令官がバグダッド近郊でアメリカ軍に殺害され、イランとアメリカが戦争突入かというほど緊張が高まりました。それに加えて、アメリカと北朝鮮、アメリカと韓国、中国と韓国、そして日本と韓国の関係も、北朝鮮の行動に強い影響を及ぼしています」

――それら全ての問題が北朝鮮に影響していると?
池田「そうです。アメリカにとってのイランと北朝鮮は、核の開発等、最優先で解決すべき問題を抱える国のツートップです。しかし、弱体化が進む今のアメリカには、中東と東アジアで同時に事を構える程の余力はない。だから、ドナルド・トランプ大統領は昨年、当時のアメリカ国内では反対意見の多かった米朝首脳会談を強行してまで、北朝鮮の問題を先に解決しようと試みたのです。より優先度の高い中東問題に専念する為です。しかし、その結果は完全な大失敗に終わりました」

――どうしてそう言えるの?
池田「アメリカは、北朝鮮の核開発を終わらせるという目的を達成できずに、問題を先送りにしただけ。北朝鮮はアメリカと一対一の交渉ルートを確立するという、以前なら誰もがあり得ないと考えていた大きな目標を達成できた。更に、米朝会談の実現と、その結果に強い影響を与えた中国は、アメリカと肩を並べる程の影響力を持つ国になったとの認識を世界中に広めた。それらの要素全てが、アメリカの外交的敗北を意味します」

――そうなるのかー。
池田「そんな犠牲を払ってまで、トランプ大統領が専念しようと頑張った中東への介入ですが、アメリカに賛同する国は少ない。ロシアと中国は明確に反対の立場を表明したし、欧州諸国も歩調を合わせようとまではしてくれない。味方はサウジアラビアとイスラエル、日本くらいという厳しい状況です。そんなアメリカの弱り方を敏感に察知して、露骨な行動に出ているのが、実は韓国なのです」

――韓国が!?
池田「日本では殆ど報道されていませんが、韓国では今、反米機運が急激に高まっています。ハリー・ハリス駐韓アメリカ大使に対して、『ヤツの髭が気に入らないから国外追放にしろ!』等という感情的な個人攻撃にまでエスカレートしている。少し前までは日本と同様に、何があっても“アメリカ様には絶対服従”という流れだったのに、です。これは所謂徴用工や慰安婦、対韓輸出規制等の問題で悪化した日本との関係で、アメリカが日本の肩を持っていることへの反感も影響していますが、実はもっと重大な要因も発生しているのです」

――反日を飛び越えて反米にまで発展する重大な要因って?
池田「先月、韓国を訪れた中国の王毅外務大臣が、『アメリカから中国に乗り換えたほうが、北朝鮮との融和や統一への近道だ』という趣旨に読み取れる発言をしたのです。超ド級の爆弾発言です。しかし、それに対してアメリカは未だ特別な反応を示せていない。これは、今のアメリカが東アジア情勢に本腰で介入する余裕がないことの証明です。それを敏感に察知した韓国と北朝鮮が、即座に外交方針を変え始めたというわけです」

――行動に表すのが早いな。
池田「昔から、朝鮮半島の国家は地政学的な理由で強国に靡く傾向が強い。韓国が米韓同盟から離脱して、中国側につく展開だって十分にあり得ます。それは北朝鮮にとっても大歓迎の流れなので、今は他国への挑発は得策じゃないと判断して静けさを保っていると分析するのが妥当でしょう。我々は、現在の国際情勢に強い危機感を持って注視するべきだと思います」


池田和隆(いけだ・かずたか) 元農林水産大臣秘書官・政治評論家・『池田和隆国家基本戦略研究会』代表・一般社団法人『社会基盤省エネルギー化推進協会』主席研究員。1967年、熊本県生まれ。法政大学在籍中に松岡利勝氏(農林水産大臣・故人)の私設秘書。公設第2秘書・政策担当秘書・農林水産大臣秘書官を経て現職。


キャプチャ  2020年2月10日号掲載
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テーマ : 北朝鮮問題
ジャンル : 政治・経済

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