FC2ブログ

【私のルールブック】(234) パワハラ問題に対する私の覚悟

昨年はパワハラ系のニュースが多かったような気がします。いや、正しくは“昨年も”なのかな。どちらにせよ、今年もパワハラ関係のすったもんだは増えると思われます。何故ならば、未だ線引きが曖昧ですからね。専門家の中には、「パワハラされたほうがパワハラと感じたら、それはパワハラなんだ!」と仰る方もおりますが、それはあまりに暴論と私は感じています。高校生が教師を挑発し、確信犯的に暴力を振るわせ、その動画がインターネット上に流れたニュースがありましたよね。勿論、挑発に乗ってしまった教師のほうにも問題はありますが、教師だって人間ですから。問題は、あの一件が象徴するように、気に入らないヤツを陥れようと思えば、今の世の中、いくらでもやりようはあるわけで、「パワハラされました!」と声を上げた方がいたとしても、きちんと検証することが何より大事なのではないかと思うのです。パワハラと一口に言っても、全てケースは異なるわけですから。

ただ、だからといって声を上げ難い空気にしてはいけない。そういった意味では、漸く声が上げ易くなった今の状況は歓迎して然るべきと、私は思うのです。要はそこからですよね。受け止める側の体制、被害を受けたと感じた方と加害者になり得る方との間に入る人間だったり、組織の体制が、まだまだ未成熟なのではないかと。一方で、これだけパワハラが社会問題化しているのに、何故無くならないのか? 私は、変われないおじさん&おばさんの多さが原因のひとつと感じています。昭和のやり方が通用しなくなったのは明らかです。にも拘わらず、「俺の時代は…」「俺が若い頃は…」感を捨てることができず、自身のやり方を押し通してしまう。ぶっちゃけ、私の一昔前のやり方も、今ならパワハラに該当するものもあったかもしれません。ですが、良くも悪くも世の流れがパワハラ排除に向かっていることは歴然で、ならば俺のやり方云々に拘っている暇があるならば、変えなければいけないんです。立場がある人間ならば尚のこと、新しいやり方を模索しなければならない。

立場がある人間ならばと敢えて付け加えさせて頂いたのは、自分のやり方に拘る余り、自身だけに火の粉が降りかかって来るならまだしも、家族や会社にまで迷惑が掛かる可能性があるならば、大人げない行為にしかならないのではないかと。立場のある人間だからこそ、その時代時代に自分自身をフィットさせていかなければいけないのかなと。とはいえ、簡単ではないですよね。だって、昭和のやり方で来ちゃっているんだから。身体に沁み込んでいるんですから、容易ではないと思います。なので、私は決めているんです。自分なりに適応させたつもりでいますが、流石にこれは我慢できないと思ったら、たとえ周りからパワハラと言われようが厳しく叱責すると。逆に、こんな時代でも歯応えのある若者がいたら、第三者から見ればパワハラ紛いの指導に映っても、自分の持っているものを全て移譲しようと。勿論、どちらの場合でも相応の覚悟が必要となりますが、そんなの気にしていたら何にもできなくなっちゃいますからね。いいのいいの。


坂上忍(さかがみ・しのぶ) 俳優・タレント。1967年、東京都生まれ。テレビ出演多数。子役養成に舞台の脚本・演出等、多方面で活躍中。


キャプチャ  2020年2月6日号掲載
スポンサーサイト



テーマ : 労働基準法と職場環境
ジャンル : 就職・お仕事

Categories
Profile

KNDIC

Author:KNDIC
Welcome to my blog.

Latest articles
Archives
Counter
I'm participating in the ranking.

FC2Blog Ranking

information
Search
RSS Links
Link
QR Code
QR