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【タブー全開!政界斬鉄剣】(222) ピント外れな政策が続く安倍首相に悪影響を与え続ける謎の官邸幹部官僚

池田「安倍首相が打ち出すコロナ対策は、国民の感覚からズレているなと感じる人が多いようです。何故そうなってしまうのかを考えた時、首相官邸内のパワーバランスの変化が最大の原因かなと私は考えています。官邸の最高権力者は勿論、安倍首相で、ナンバー2は菅官房長官です。しかし、3年前程前から急激に菅さんの存在感が薄くなってしまいました」

――存在感が強くなったのは?
池田「首相補佐官と筆頭の総理秘書官を兼任する今井尚哉氏です。彼は経済産業省の現役官僚でもある。通常、筆頭の総理秘書官には、首相の秘書を長年務めてきた人物を政務秘書官として就かせるのが一般的です。小泉元首相時代の飯島勲さんのように。しかし、安倍首相は2012年の第2次政権発足時から官僚である今井氏を、7年半にも亘って起用し続けている。しかも、昨年9月から首相補佐官も兼務させる、前代未聞の異常な重用ぶりです」

――どうしてそんなことに?
池田「第2次安倍政権発足から暫くは、安倍首相と菅官房長官のタッグが上手く機能していました。菅さんの重要な役割は、与党議員の元に日本中から集まってくる要望や苦情、実態等を細かくタイムリーに把握して、安倍首相に伝えることでした。だから、安倍首相は役人からの話だけじゃなく、幅広い情報や国民の声を知ることができた。しかし、2017年から菅官房長官の存在感が薄くなってしまった」

――何があったんだ?
池田「そこには、省庁による秘書官を通じた政治家操縦術が影響しています。官僚の大臣秘書官とSPは、首相や大臣に一日中密着します。彼らは政治家に、『付き纏われているようで最初は慣れないでしょうが、我々を空気だと思って、普段通りの活動をして下さい』と最初に告げます。政治家も人間ですから、馴染みの飲み屋や密かな趣味を持つ人も多い。最初は恐る恐る同行させますが、いつまで経っても行った場所や誰と会っていたか等の情報が誰の耳にも届かないことに気付きます。彼らは本当に口が堅く、大臣の家族や秘書にも断じて行動を明かしません」

――プロだね~。
池田「絶対に秘密を漏らさない、有能で頼りになる人間への警戒心は次第に薄くなり、信頼を寄せるようになります。政策面から個人的な問題まで相談したくなるのは自然な流れです。その結果、閣僚を経験した多くの政治家は、自然に自分の弱みを役人に知られ、役所や役人の話に対して、内心で反対だとしても強くは出られなくなる。政治家にとっては“知らず知らずのうちに”でも、役所としては“計算通り”の政治家操縦術なのです」

――おっかねーな、役人!
池田「森友学園問題に安倍首相夫人が関わっていたことは明らかです。ここからは想像になりますが、安倍首相は当時、自分の妻の悩みまで今井氏にしていたのだと思います。権力者の秘密を知って信頼もされれば、人は調子に乗るものです。そんな態度や行動が目についたのか、麻生財務大臣や菅官房長官はその当時、『今井氏を近付け過ぎるな』と安倍首相に忠告したそうです。しかし、安倍首相は耳を貸さず、菅さんと距離感が生まれた」

――そんなことが…。
池田「官僚はあくまで行政の担当であって、政策の意思決定に影響力を持たせてはいけません。公務員はコロナ危機下でも収入が減るどころか、毎年増えるから、一般国民の危機感はわからない。特にキャリア官僚は基本的に上から目線の人間が多く、国民よりも省益を優先する。出身省庁が所管する一部の業界に利益誘導しようともする。だから、今のような連続する危機対応の決定は、絶対に政治家自身でやる必要がある。安倍首相は、其々の地元で有権者からの悲痛な声や要望を日常的に聞いている与党議員の意見を吸い上げてから、意思決定をすべきです。更に、筆頭の総理秘書官には、国民生活の現場を生で把握している人間を起用すべきだと思います」


池田和隆(いけだ・かずたか) 元農林水産大臣秘書官・政治評論家・『池田和隆国家基本戦略研究会』代表・一般社団法人『社会基盤省エネルギー化推進協会』主席研究員。1967年、熊本県生まれ。法政大学在籍中に松岡利勝氏(農林水産大臣・故人)の私設秘書。公設第2秘書・政策担当秘書・農林水産大臣秘書官を経て現職。


キャプチャ  2020年5月18日号掲載
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テーマ : 安倍晋三
ジャンル : 政治・経済

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