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【私のルールブック】(283) アニメは苦手だったのですが…

私は映画に魅せられた者のひとりである。勿論、出演する側としてもそうなのだが、無趣味の私が唯一飽きが来ていない、飽きようがないのが映画なのです。しかし、どれもこれもというわけではないのよね。ぶっちゃけ、SFものが苦手です。だって現実味を感じないから。「数十年先にはきっとこんな世界が来るんだろうな~」と思いつつも、一観客として作品に入り込めないのだ。更にアニメも苦手ときたもんだ。お叱りを受けるかもしれませんが、『鬼滅の刃』も未だ観ておりません。理由はSFものと同じで、実写でないと入り込めないんです。だって絵なんだもん。とはいえ、ディズニー作品を始め、宮崎駿監督作、今時なら新海誠作品も目は通しているのですが、ほぼほぼ記憶に残っていない始末。要するに、これだけ人気があるんだから一応観ておかないと的な、取り敢えず観ましたよ程度の集中力でしか鑑賞していないということ。関係者の皆様、本当に申し訳ありません。

ただ、そんな私がこのお正月休みに、何となく宮崎駿さんの作品を始め、ジブリ作品を全てレンタルしまして、改めて観直してみたんです。率直な感想として、「参りました!」の一言でした。めちゃめちゃ面白かったです。単純に楽しめる作品もあれば、考えさせられるものも数多くあり、一気に観進めてしまった感じ。改めて思ったのは、年齢や観る際の気の持ちようで見え方や受け止め方は全然異なるものだなと。特に私の場合は、アニメーションというだけでネガティブな先入観がてんこ盛りでしたから、端から重箱の隅を突くような目線で観ていたのだと思います。更に、「この1カットだけで実写だったらいくらお金がかかるのかな」とか、「CGで処理するにしても膨大な費用と日数がかかるだろうな」とか、下手に撮影現場の裏表を知っている故、嫉妬も含めて素直に観ることができなかった気もするんです。宮崎駿さんの作品なんて、『となりのトトロ』を始め、様々な可愛らしい動物?妖怪?が登場するので、本来はそれだけでも私にはドンピシャだった筈なのにね。『もののけ姫』なんて泣いちゃったもんな~。

因みに、主人公のアシタカの声を担当した松田洋治君は私と同じ歳でして、子役の頃から何かと比較されてきた戦友のような存在の方なんです。ただ、実際は彼のほうが芝居は数段上手く、私などは足元にも及ばない感じでした。一方で、ジャンル的には近藤喜文監督の『耳をすませば』が肌に合っていたような気がします。いや、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』も秀逸だったしな~。ですが、一番はやはり…内緒にしときましょうかね。順番をつけるものでもありませんし。本当、食わず嫌いはだめですね。業界を多少かじっているからといって、素直さを忘れてはいけません。あくまでも一観客として拝見しなくては損ですから。あっ、そうそう。『千と千尋の神隠し』の青蛙が気に入ってしまい、声優さんを調べたら我修院達也さんだったんですね。絶妙なハマりっぷりに耳から離れず、睡眠不足です。誰か助けて~!


坂上忍(さかがみ・しのぶ) 俳優・タレント。1967年、東京都生まれ。テレビ出演多数。子役養成に舞台の脚本・演出等、多方面で活躍中。


キャプチャ  2021年2月4日号掲載
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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

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