【下村博文・辞任勧告スクープ】(03) 「大臣を辞めざるを得ないものを渡します」…編集部に届いた衝撃の内部文書――下村博文文科相、“1200万円会費納入リスト”公開!

「子供に聞かせられない」とはまさにこの人の答弁ではないか。教育行政を司る下村博文文部科学大臣が、自らの後援会について国会でウソを連発し、閣僚のイスにしがみ付いている。ならば、更なる決定的証拠を示すしかない。辞任勧告スクープ第3弾!

「下村大臣の国会答弁を聞く限り、このままシラを切り通して博友会の年会費を政党支部への寄附として処理していることも講演料を受け取っていることも、全て水掛け論に持って行こうとしているとしか思えません。もはや彼には教育行政のトップにいて欲しくない。下村氏が大臣を辞めざるを得ない証拠をお渡ししましょう」。下村博文文部科学大臣(60)の後援会である博友会の現役幹部は意を決し、こう打ち明けた。この人物は、下村氏の国会での見苦しい嘘の上塗りに呆れ返り、内部告発を決意したのだ。

小誌はこれまで2回にわたり、下村氏の全国後援会『博友会』についての問題を指摘してきた。全国に数多くある博友会の名前を冠する後援会のうち、政治団体として届け出をしているのは東京にある博友会(以下、東京博友会)のみ。その他の近畿博友会や中部博友会などは届け出をしていない。政治資金収支報告書の提出義務すら生じない。これでは、資金の流れがブラックボックスと化し、政治資金の透明性を謳った政治資金規正法に反している可能性があると小誌は指摘してきた。この問題について、下村氏は衆院予算委員会で、「全国各地の博友会は、塾の経営者など有志で構成する任意団体であり、運営に下村事務所は一切タッチしていない」とし、活動は組織的でも継続的でもないため政治団体ではないと釈明してきた。また、講演料や車代は「頂いていない」と繰り返し受け取りを否定してきた。しかし、小誌前号が発売された3月5日、事態は大きく動いた。下村氏の嘘を小誌で告発した中部若手博友会の元幹部・鈴木文代さんが名古屋市内で記者会見を開き、10年ほど前、下村氏に講演料として10万円を封筒に入れて手渡しただけでなく、2010年・2012年には数万円の車代を渡したと具体的に証言したのである。この勇気ある告発を各メディアも挙って取り上げたが、翌3月6日の国会答弁で当の下村氏は、「その方が勘違いされているのではないか」とまるで他人事のように切って捨てたのだ。前出の博友会幹部が、小誌取材班に決定的な“文書”を漏らしたのはその直後のことだった。この文書は2月13日、全国博友会幹事会で配布された。そこには、下村氏の嘘を根底から覆す内容が記されていた。




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夕方5時半、文科省大臣室に各地域の博友会幹部が集められた。下村氏サイドは大臣と榮友里子大臣秘書官、博友会幹部は20数名が出席した。下村事務所から8枚の文書が配られた。「大臣室で発言されたのは基本的に下村大臣のみで、一部榮秘書官が補足していました」(出席者)。1枚目の紙には『全国博友会幹事会 討論項目』として、『全国博友会後援会の在り方』『出版記念講演会の提案』『年間スケジュール』という3項目が列挙されている。2枚目には『全国博友会後援会のご協力内容』として、『年会費』『博友会セミナー』『清和政策研究会パーティ』と書かれている。ここまでだけでも「下村事務所は運営に一切タッチしていない」としてきた下村氏の説明と矛盾するが、見過ごせないのは3枚目だ。『各博友会後援会の位置づけと講演会開催について』と題された紙の『現状』には、こんな文言がある。「●講演料としての報酬を貰う場合はある」。これまで、下村氏は講演料を受け取ったことは「一切ない」と完全否定。前出の鈴木さんの10万円の講演料を渡したという告発も「勘違い」と切り捨ててきた。だが、その説明が虚偽だったことが改めて証明されたことになるのだ。「下村大臣は、『各地の博友会が現状は政治団体として機能しているため、法律に抵触する恐れがある。(本誌が)このことを記事にしたがっている』として、3つの対策を提案しました。大臣はそのうち、各地の博友会を東京博友会の下部組織とすることを勧め、全員一致でそう決まりました」(同前)

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5枚目には『全国博友会 2014年活動報告』として、各地の講演会が日付・場所ともに記されている。ここで注目すべきは、東京博友会と全国各地の博友会の講演会・パーティが列挙されていることだ。下村氏は、「全国各地の博友会は東京博友会とは別であるため、政治団体として届け出していない」と答弁してきた。だがこの紙からは、東京博友会と全国各地の博友会が区別なく『博友会』という名前で一体的・組織的に活動していることが浮かび上がってくる。事実、この幹事会には東京博友会の井上智治代表や田島秀恭事務局長らも出席している。「抑々、各博友会は他の博友会主催の講演日程・会場を知っているわけではありません。これだけ正確に活動状況を把握していることは、大臣及び榮秘書官が全国の博友会を管理している証拠に他なりません。今年の日程については、四谷のオテル・ドゥ・ミクニに移動して食事をとりながら、大臣の管理の下、各地区の会長が幾つかの日程を返答し確定しました」(同前)。止めは7枚目の資料だ。『年会費納入一覧表 2014年実績』として、東京博友会も含めた博友会の名を冠する9団体からの納入金額が記されている。昨年の全国の博友会の年会費収入は、合計1179万8000円に上る。金額が最も多いのは東京博友会で580万円。東京を除いた各地の博友会からの総額は599万8000円になる。

この金額は大きな意味を持つ。下村氏は国会の場で繰り返し、「博友会の年会費が、下村氏が代表を務める自民党東京都第11選挙区支部(以下、11支部)に寄附として処理されている事実は無い」と否定してきた。3月6日の衆院予算委員会で、下村氏は博友会の会員に対する11支部発行の領収書の但し書きに「年会費として」と明記されていることについて、資料を提出した上で次のように説明した。「(先方から)要望は無かったが、但し書きに年会費と記載した領収書の件数・日付・金額、これは平成26年、81件ありました。平成26年の1月27日付から9月10日付で、合計が599万8000円であります。【中略】地方の博友会関係者からの全ての寄附の領収書に但し書きに“年会費”として記載しており、その件数が81件」。答弁によれば、地方の博友会関係者からの寄附は599万8000円。文書にある地方の博友会の年会費も599万8000円。金額はピタリと一致するのだ。この事実は、各地の博友会の会費が11支部への献金として処理されてきた事実を証明しているのではないか。そして当然ながら、それは下村事務所の管理の下、行われていたのだ。資料の最後は『ご協力状況』として、2012年からの年会費の納入状況や全国合同博友会パーティ券の購入枚数、下村氏が所属する清和政策研究会のパーティ券の購入枚数まで記載されている。最早、おわかりだろう。この文書は、博友会が下村氏を組織的・継続的に支援する政治団体であることを証明する動かぬ証拠になっており、ずっと否定してきた講演料の受け取りさえ認めているのだ。

下村事務所は次のように回答した。「(2月13日の)大臣室には、地方の博友会の会長さんなどが表敬訪問にいらっしゃいました。その後の懇親会で、地方の博友会に年に一度お話に行く日程を皆で決めました。全国の地方の博友会の関係者の中からは今後、政治家・下村博文への後援活動をやっていただけるという話も出ました。これまで、地方の博友会は各地域の有志の皆さんで運営している任意団体であったところ、もしそこまでの応援をしていただける会があるのであれば、政治団体としての届け出をお願いしたい旨、助言させていただいたところです」。幹事会で文書を配布した事実があるのかについては再度確認を求めたが、「回答文書が全てです」と回答しなかった。ただ、博友会の不明朗な経理を示すものはこの文書だけではない。下村氏は先月の国会で、11支部への2012年分の献金について、3件の“返金”手続きを行っている点を聞かれ、「代表者の方が日本人でなかったということがわかりまして、返金させていただきました」と答えている。当時、返金を受けた大阪の学習塾幹部が証言する。「抑々、当社の代表は国籍の問題があるため、政治献金は出来ないということは重々承知しており、献金については特に注意を払ってきました。勿論、下村氏に献金など一切しておりません。学習塾業界の方からお誘いを受けて近畿博友会に入会し、その年会費12万円を2003年から2007年まで近畿博友会の口座に振り込んだ記憶は残っています。合計60万円です。ところが、2012年になって先方から『どうしても返金したい』という話があり、詳しい説明も無いままに返金手続きが取られました。通帳を確認すると、自民党の支部からの振り込みになっていました」。返金は、民主党政権時代の2012年10月31日。田中慶秋法務大臣(当時)が就任後に外国人献金問題を指摘され、辞任に追い込まれた直後のことだった。「今回、下村氏は公の場で代表の国籍問題にまで言及されており、なぜこんな目に遭わなければいけないのか。困惑すると同時に憤りを感じています」(同前)

更に、“黒い人脈”を巡っても新事実が判明した。下村氏が、中部博友会の元会長で名古屋の『名進研』の元代表・豊川正弘氏の京都の別荘で2010年春、宴席に参加した事実は小誌がこれまで報じ、国会でも質疑の対象となってきた。豊川氏は2007年に国税当局の査察に対して差押顛末書を破り棄てて、公用文書等毀棄罪で在宅起訴。後に山口組弘道会の資金源だった風俗業者に約6億円を融資していたことが明らかになった人物である。だが、実はこの宴席は全国博友会の幹事会と下村氏の当選祝いを兼ねた会だったのだ。小誌が入手した下村氏の過去のブログにはこう記されている。

2月19日 全国博友会幹事会・新年会
http://web.archive.org/web/20130928203934/http://hakubun.jp/2010/02/%EF%BC%92%E6%9C%88%EF%BC%91%EF%BC%99%E6%97%A5%E3%80%80%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%8D%9A%E5%8F%8B%E4%BC%9A-%E5%B9%B9%E4%BA%8B%E4%BC%9A%E3%83%BB%E6%96%B0%E5%B9%B4%E4%BC%9A/

公開日: 2010年2月23日 | 投稿者: admin
2月19日(金)、冬の凛とした京都嵐山の『刻山荘』にて全国博友会の幹事会と新年会が開催されました。各会長と幹事の代表が集まり、活発に意見を交換し、今年の年間スケジュールの大筋を決しました。また、私の5期目当選のお祝いも兼ねた新年会は、雅な雰囲気の中、新年に相応しい華やかな会となりました。

豊川氏の知人が明かす。「この別荘は渡月橋の近くにあり、豊川氏が2004年に会社名義で購入、昨年売却しています。今でも価格は2億5000万円を下らないでしょう。彼は祇園通いが自慢で、昔白洲次郎も通った有名なお茶屋を贔屓にしていました」

宴席が開かれた2月19日は、豊川氏の身辺に大きな異変が起きていた。日本経済新聞が朝刊社会面で次のようにスクープしたのだ。『進学塾大手“名進研”社長立件へ 岐阜地検 所得税脱税の疑い』。だが、全国博友会の幹事会に豊川氏は堂々と出席した。それだけではない。下村氏が「雅な雰囲気」と記している通りの派手な祝宴だった。出席者の1人が語る。「料理は京都の老舗料亭“たん熊”から弁当を取り、豊川氏が贔屓にするお茶屋から5~6名の芸者も参加した。皆で“とらとら”という芸者遊びに興じました」。お茶屋に料金を確認すると、「芸者3人3時間で20万円が基本です。ご祝儀は別です」。下村事務所は、「5万円を会費として、ポケットマネーから秘書が支払いました」と説明する。「宴は1次会だけでは終わらず、男性陣は下村氏と一緒に2次会で祇園に繰り出しました。豊川さんは『2次会だけで200万円使った』と豪語していたそうです」(前出・出席者)。たとえ会費5万円を払っていたとしても、到底足りそうにない豪勢な一夜だったようだ。博友会の元幹部による告発と虚偽答弁・秘書官の口止めメールまで露呈した下村氏だが、それでも安倍首相は3月4日の教育再生実行会議の提言をまとめた会合で、「今後、下村大臣が中心となって提言の着実な実行に着手していただきたい」と下村文科大臣の続投を後押しした。だが、これだけのウソを重ねてきた下村氏に日本の未来を担う教育を司る資格が無いことは、子供でもわかる話ではないか。

ある地方の博友会幹部が心境を吐露する。「予算委員会で『言葉に気をつけていただきたい』と恫喝的な発言をしていましたよね。昔はああいう雰囲気の人ではなかった。大臣になる前は、博友会の講演会に人を呼ぶこともあまりできなかった。それで、各地方の会長が自腹を切って謝礼を渡していたにもかかわらず、大臣になったら『物凄く傲慢になって、人が変わった』とよく聞きます。王様になっちゃったんですよ。また、安倍さんと親しいというのを前面に押し出してくるので、それで皆嫌いになりだした」。毎回、博友会の幹事会は「下村大臣を総理大臣に! 万歳!」という恒例の掛け声と共に散会になるという。今年もこの言葉で散会したというが、最早悪い冗談でしかない。


キャプチャ  2015年3月19日号掲載
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