【『21世紀の資本』を私はこう読んだ】(後編) 不平等を歴史に学ぶ

格差社会という言葉はすっかり日常に定着した感がある。“1億総中流”と言われたのも今は昔、最近では社会の二極化が懸念されるようになった。日本だけではない。不平等の拡大は世界的な傾向である。特に顕著なのがアメリカだ。“1%vs99%”とも言われるように、人口の1%の富裕層の富が増加する一方で、大多数の国民の所得は伸びていない。最近では上位1%どころか0.1%、或いは0.01%の超富裕層の富が急激に増加している事実が明らかになっている。なぜこれほどの富の集中が起きているのか。この問題を考える上で目下大変な注目を集めているのが、トマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』である。元はフランス語で書かれた本だが、2014年に英語版が出版されるや、大部の理論書であるにもかかわらず忽ちベストセラーになった。昨年末には日本語版も登場し、NHKでピケティ氏の講義(パリ白熱教室)が放送されるなど、矢張り大きな話題となっている。

本の内容は至極真っ当だ。不平等のデータを過去200年以上に亘って収集・整理した上で自説を展開するピケティ氏の理論は、類書には無いわかりやすさと説得力がある。日本の格差論争はこれまで、非正規やワーキングプアの増加が問題視されてきた。非正規の割合はこの20年で増え続け、現在では労働人口の35%を超えている。年収が200万円を超えないワーキングプア(働く貧困層)も、若年層を中心に増加の一途を辿っている。平均的なサラリーマン(中位層)とそこに入れない貧困層(下位層)の格差が、従来の格差論争であった。それに対して『21世紀の資本』が扱うのは、「上位1%や上位10%の富裕層への富の集中がなぜ生じるのか」という問題である。これまでの格差論争が“65%vs35%”の格差を問題にしてきたとすれば、こちらは“10%vs90%”又は“1%vs99%”の不平等に焦点を当てている。この本がアメリカでベストセラーになった理由もここにある。アメリカは、先進国でも別格に富の集中が進んでいる。上位1%の所得が国民所得全体に占める割合(所謂“1%占有率”)は、1986年には9%だったが、2012年には19%にまで増えている。小さい数字に見えるかもしれないが、日本(2010年の段階で9.5%)やフランス(8%)と比べるとこの数字は際立っている。資産格差のほうはもっと深刻だ。『エコノミスト』誌の記事によると、アメリカの上位0.1%に当たる16万世帯の資産総額は、下位90%の1億5000万世帯の資産総額にほぼ匹敵するという。『21世紀の資本』は、所得や資産の上位層への集中を示すデータ(“1%占有率”や“10%占有率”)を用いて、それがなぜ生じたのかを歴史的・理論的に明らかにする本である。今までのところ、富の集中はアメリカで顕著に表れているが、本書の議論に従うならこれはアメリカ社会に固有の現象ではない。先進国なら今後どこでも生じるだろうと予測している。

今現在、日本ではアメリカほど極端な富の集中は起きていない。“1%占有率”は1980年代(7%台)から現在(9.5%)までそれほど変わっていない。だからこれまで日本の格差論争では、富裕層とそれ以外の不平等はそれほど重要視されていなかった。ところが、ピケティ氏らが整備した『世界高所得データベース(WTID)』を見ると、上位10%の占有率は日本でも上昇中であることがわかる。2010年には40%と、先進国でもアメリカ(48%)に次いで大きい。因みに、日本の上位10%の平均所得は約900万円である。日本ではアメリカのような大金持ちは少ないが、“小金持ち”の割合は着実に増えている。“1%vs99%”の対立はまだ起きていないとしても、“10%vs90%”の対立なら日本でも既に始まっているのだ。ピケティ氏は複数のインタビューで、「日本も遠からず上位層への富の集中が激しくなる」と警告している。では、なぜ富の集中が起きるのか。そこにはどんなメカニズムがあるのか。『21世紀の資本』の内容を確認しておこう。




格差や不平等の説明には、これまで様々な説が存在した。工業化の初期段階で起きるとする説(クズネッツ仮説)はよく知られているが、それ以外にも最近では、IT等の新技術の登場に適応した高技能労働者の賃金が上昇しているとする説(賃金プレミアム仮説)や、労働節約型の技術進歩が失業や低賃金を生んでいるとする説(“機械との競争”仮説)、また金融の規制緩和等政治と一部の利害団体の結託が不当な利益を生んでいるとする説(政治原因説)等、様々である。だが、どの仮説も実証的な見地からの反論が多く、決定打に欠けていた。他方、『21世紀の資本』でピケティ氏が提唱するのはもっとシンプルな仮説だ。タイトルにもあるように、「“資本”が不平等の歴史的な推移を説明する有力な変数となる」というものだからである。「“資本”とは何か」というのは経済学における大問題だが、ピケティ氏はこれをあっさりと「人間以外の資産として所有できて、何らかの市場で取り引きできるものの総和」と定義している。具体的には、工場等の物的設備・不動産や住宅・株や債券等の金融資産がそれに当たる。日常的に用いられている用語では、資産とほぼ同じ意味と考えて良い。資産を持つ者が持たない者に比べて多くの収入を得るのは自明だ。労働による所得に加えて、利子や配当等資産から発生する収益も得られるからである。

『21世紀の資本』が興味深いのは、資本主義社会の不平等が労働所得だけでなく資本所得の面からも生じているという事実を、歴史を遡って説明している点にある。19世紀の資本主義は現在よりも遥かに不平等が極端であったが、その理由は資本の格差に求められる。財産を“持つ者”と“持たざる者”の差がはっきりしていた19世紀には、資産から上がる収益(土地・金融資産・海外投資)が有産階級の華やかな生活を支えていた。19世紀の小説では、資産相続が物語の重要なモチーフとなっているものが多いが、それは当時において資本がもたらす不労所得が、自由な生活を送れるかどうかを決める決定的な要素だったからである。資本収益率は、19世紀において5~6%だった。他方、19世紀の経済成長率は年平均で1~2%程度だった。「“持つ者”は資本収益を5%増やし、“持たざる者”の労働所得は1%しか増えない。これが第1次世界大戦前の資本主義社会に生じた累積的な格差の原因であった」というのがピケティ氏の見立てである。だが、19世紀の格差拡大時代は永遠には続かなかった。第1次世界大戦と第2次世界大戦という2度の大戦争によって終わりを迎えたからである。なぜ、戦中・戦後に格差は縮小に向かったのか。その理由を、ピケティ氏は大きく3つの観点から説明している。

先ず、戦争による影響だ。戦争によって資産が物理的に破壊されたという面もあるが、それ以上に富裕層の資産が戦時公債に向けられたという点が大きい。戦後の高インフレで、どの国でも公債は紙屑同然になった。その結果、富裕層の資産は消え失せ、富の集中が(特に第2次世界大戦後に)急速に解消することになった。戦争が“富の若返り”をもたらしたのである。第2に、第1次世界大戦の前後に富裕層への課税が強化されたという事実が無視できない。総力戦体制の下で、戦費調達を富裕層が負担する傾向が強まった。累進所得税や相続税・富裕税などが導入され、その体制が戦後になっても続いた。19世紀の資本主義を特徴づけた富の著しい不平等は、戦時期に行われた税制改革によって大幅に是正されることになった。第3に、戦後先進国の経済成長率が急激に上昇したことが挙げられる。19世紀の経済成長は、年平均で1~2%程度と極めて低い水準にあった。ところが戦後は、どの国でも4~5%を超える高度成長が見られるようになった。第2次世界大戦後からオイルショックまでの時期にどの国でも成長率が急激に上昇したことで、中・下位層の所得や資産が大幅に増えることになった。戦争と税制、そして高度成長。これら3つの要因が重なって、20世紀中盤にはどの国でも格差の縮小が見られた。20世紀中盤は、資本主義の歴史における例外的な時期だったのだ。しかし、収縮の時代は長くは続かなかった。戦争による“富の若返り”から時間が経つに連れて、資本の力は再び大きくなっていった。高度成長の時代は終わり、20世紀後半になるとどの国も経済成長率が1~2%程度に低下した。加えて、1980年代からはレーガン・サッチャー改革に代表される富裕層減税が行われるようになった。格差の縮小をもたらした3つの要因が変化したことで、再び“持つ者”と“持たざる者”の格差が拡大する時代を迎えたのである。このまま事態を放置すれば、21世紀は19世紀に匹敵するかそれ以上の格差社会となるだろう。これが『21世紀の資本』で示された理論的予測である。

本書の特徴は、不平等の歴史的推移を辿ることで、不平等が拡大したり収縮したりする原因を探るというところにある。その上で、ピケティ氏は不平等についての幾つかの仮説を導き出している。先ず、「不平等は資本蓄積が進むほど大きくなる」という仮説だ。“資本/所得比率”、即ち社会で蓄積された総資本額(民間の金融資産や政府の公的資産)が国民所得の何倍あるかを調べると、この数字は19世紀を通じて上昇する傾向にあったことがわかる。1980年代以後の先進国も同様だ。ストック経済化が進み、金融の規制緩和等で国富の総額が膨らむ一方で、経済成長率は鈍化している。「“資本/所得比率(β)”、即ちフローとストックの比が大きくなるほど不平等も大きくなる」というのがピケティ氏の発見した法則である。つまり、資本蓄積が進んだ豊かな社会ほど格差が酷くなる傾向にあるのだ。またピケティ氏は、過去の歴史データから「資本収益率(r)はいつも経済成長率(g)を上回る」という仮説も打ち出している。これが“r>g”の不等式と呼ばれるものであり、ピケティ説の根幹をなす仮説として本書で最も注目を集めているものだ。ピケティ氏によれば、歴史を通じて資本収益率(r)は4~5%であるのに対して、近代以後の経済成長率(g)は1~2%に留まってきた。この差は1年単位で見れば僅かだが、50年や100年というスパンとなると雪だるま式に大きくなる。複利の効果が働く為である。従って、既に低成長時代に入った先進国で不平等が拡大するのは避けられない事態である。今後の先進国が2%の経済成長を維持できたとしても(リーマンショック後の現状を見ればわかるように、現在の先進国にとっては2%でもかなり高い目標だ)、資本収益率が過去と同様に4~5%で推移するなら富の集中は止まらない。その上、低い相続税率の下で前世代の資本が次の世代・その次の世代へと受け継がれていけば、21世紀の半ばには19世紀末にも似た“世襲社会”が到来することになる。




勿論、「世襲社会の何が悪いのか」という反論もあるだろう。19世紀末のヨーロッパでは、上流階級が芸術を支援したことで、音楽や絵画で後世に残る優れた作品が生まれた。だが一方で19世紀末は、各地で労働者や農民の暴動が起きるなど、政治秩序が不安定だった時代でもある。本書の議論に従うなら、今後の資本主義が格差を縮めるには2つの道が考えられる。1つは、戦争のような暴力的な手段によって富裕層の富を破壊することだ。これは20世紀の前半で現実に起きたことでもある。戦争でなくてもいい。革命が起こり、富裕層の富を強引に収奪するような事態になれば、“富の若返り”が暴力的に達成されることになる。もう1つは、富裕層への課税を強化するという道だ。『21世紀の資本』で主に検討されているのは、当然ながらこの道である。この時、課税は経済成長を妨げないように行われなければならない。課税の結果、成長率が鈍化したのでは不平等は縮小しないからだ。加えて、現代のグローバル化した世界では課税逃れへの対策も必要となる。資本移動が自由化されている為、富裕層はその気になれば資産を海外に動かすことができる為だ。こうした課税逃れを防ぐ為には、各国の税当局が協力して国際的な租税枠組みを作るしかない。現在は夢物語に過ぎないかもしれないが、21世紀の残り80年余りのうちに実行されて不思議ではない。これがピケティ氏の楽観的な予測である。以上が『21世紀の資本』の骨子である。勿論、ここで示されたのは1つの仮説であり、不平等を説明する完全な仮説とは言い難い。これはピケティ氏も本書で繰り返していることだ。これまで見てきた論点だけに限っても、次のような異論や疑問が出て来る。

先ず、将来の予測に関してである。本書では過去のデータから、「資本収益率(r)が4~5%であり、その数字は今後も変わらない」と予測されている。だが、本当にそう言えるのかは多くの論者が疑問を呈しているところだ。実体経済の成長率が鈍化しているにもかかわらず、資本の収益率は昔と変わらぬペースを維持することが本当に可能なのか。本書では、資本収益率がどのような要因によって決まるのかが明らかにされていない。特に気になるのが、金融政策と資本収益率の関係である。昨今の先進国では、不況の度に金融を緩和するという経済運営の方式が主流となっている。特にリーマンショック後は、アメリカで大規模な量的緩和が行われたのが記憶に新しい。その結果、不動産価格や株価が再び上昇に向かったが、こうした金融緩和が“持つ者”の資産を増やしたのは間違いないところだろう。それが富裕層への富の集中を更に激しくしたのかどうか、未だ明確でない。この点は、同じく量的緩和に踏み切った日本の今後を考える上でも重要だ。2つ目に、次のような疑問もある。ピケティ説に従うなら、経済成長率が急速に伸びる時期には、格差は縮小に向かう筈である。これが正しいとすると、現在の中国はどう説明されるのだろうか。過去20年に亘って高い成長率が続いているが、中国の格差が縮小に向かっているという気配は今のところ無い。勿論中国の場合、不平等についての正確な統計が無い為実態はわからないが、上位層への富の集中はこの20年で大きくなりこそすれ、小さくなっているとは考え難い。これはなぜなのか。富裕層への課税が先進国に比べて弱いという事実を考慮したとしても、何か割り切れないものが残る。グローバルな資本課税という提案への反論は容易い。国による租税制度の違いを利用した節税は、今や深刻な社会問題となっている。資本移動が自由化された今日では、資本を自国に繋ぎ止める為の所得税や法人税の減税競争が各地で起きており、代わりに付加価値税や消費税のような“取り易い”税が引き上げられる傾向にある。この流れを逆転させ、各国が協調して累進的な税制に戻るには、今の行き過ぎたグローバル化に歯止めをかけ、各国の課税能力を回復させる何らかの手段が必要となる筈だ。しかし、その為の方針は本書には記されていない。

以上のような不満があるにもかかわらず、私が感じた面白さは、ピケティ氏が資本主義の歴史に一定のパターンを見出したところにある。資本主義には、不平等が拡大する時代と不平等が縮小する時代があり、両者が交互に現れるという歴史の見方を読者に呈示しているように思えるのだ。私は以前から、「現代の世界が19世紀末から20世紀初頭の歴史とよく似た歩みを辿っているのではないか」と感じている。例えばグローバル化だ。19世紀の世界経済も、今とよく似たグローバル化の時代であった。輸送や通信技術の発達で、貿易は19世紀を通じて持続的に拡大していた。特に金融の結び付きは顕著で、19世紀末には国際的な資本移動が極めて活発に行われていた。この“第1次グローバル化”の時代と現在の“第2次グローバル化”の時代には、幾つもの点で似た部分がある。これは『21世紀の資本』でも軽く言及されていることだ。本書が明らかにしているのは、“第1次グローバル化”と“第2次グローバル化”の時代が、どちらも不平等が拡大する時代であったという事実だ。19世紀末の“ベルエポック”の時代には、イギリスやフランスの上流階級は国内外の土地や事業に投資し、莫大な不労所得を得ていた。上位階級は政府と結び付き、その地位を守る為の政治活動を盛んに行っていた。そしてこの時代は、不平等の是正を求める労働者や農民の運動が各地で盛んに行われていた時代でもある。第1次世界大戦から第2次世界大戦にかけての時代に富裕層に対する課税が強化されたのは、こうした社会変革を求める中・下位層の声が次第に政治力を持ち始めたことと無関係では無い。

現在の“第2次グローバル化”の時代は、現時点では未だ100年前ほどの不平等は見られない。アメリカでさえ上位10%の富の占有率(70%)は、19世紀末のフランスやイギリス(本書では90%と推計されている)に比べると低い。また、現在の富裕層の多くは1代で財をなした起業家であり、19世紀のような世襲財産の継承者ではない。格差が拡大しているにもかかわらず、それに対する反発が19世紀に比べると小さいのは、彼らの財産が不労所得ではなく自らの才覚で得たものだからであろう。だがピケティ氏も述べるように、今後財産が世襲化され、上位層の所得に占める資本所得の割合が大きくなる可能性がある。そうなれば、時代は益々19世紀に近づくことになるだろう。不平等に対する反発もまた大きくなる筈である。19世紀のグローバル化が最後に行き着いたのは、巨大な戦争であった。それと同じことが、現代において繰り返されるとは限らない。だが、一握りの上位層に富が集中し、その富が世襲化されていくようになれば、そうした体制に抗議する声は大きくなるに違いない。19世紀の歴史のパターンが21世紀においても繰り返されるとすれば、その結果はどのようなものになるのか。私は、あまり楽観視はできないと思う。「過去と同じ失敗を繰り返さない為には、19世紀型の本格的な格差社会が到来する前にその是正を図るべきだ」というピケティ氏の主張に異論は無い。だが、19世紀の不平等は当時のグローバル化と背中合わせの現象だった。この歴史的事実を踏まえるなら、是正されるべきは不平等だけでない筈だ。現在の行き過ぎたグローバル化もまた見直されなければならないだろう。不平等の是正に資本課税が不可欠だとしても、グローバル経済の現状がそのまま続くのであれば実現は望み薄だからである。リーマンショック後、行き過ぎたグローバル化への見直しを求める声は次第に大きくなっている(例:ダニ・ロドリック『グローバリゼーションパラドックス』)。ピケティ氏の不平等を巡る歴史的考察は、グローバリゼーションについての考察と結び合わせてもう一段深められるべきものと思われる。

『21世紀の資本』の歴史分析が示すのは過去、不平等は戦争によって暴力的に解消されたという事実である。戦争はグローバル化を終わらせるのみならず、税制改革や戦後インフレを通じて、19世紀の100年をかけて蓄積された資本を圧縮したのだった。20世紀後半から始まった新たな資本蓄積とそれによる格差の拡大を、戦争や革命という手段を取らずに解決するには他にどんなやり方があるのか。本書が読者に突き付けるのは、現代のそのような課題である。


柴山桂太(しばやま・けいた) 滋賀大学准教授。1974年、東京生まれ。京都大学大学院人間環境学研究科博士課程単位取得退学。専門は経済思想史。著書に『危機の思想』(NTT出版)、『静かなる大恐慌』(集英社新書)等がある。


キャプチャ  2015年3月号掲載
《送料無料》不平等が健康を損なう

《送料無料》不平等が健康を損なう
価格:2,592円(税込、送料込)



スポンサーサイト
Categories
Profile

Author:KNDIC
Welcome to my blog.

Latest articles
Archives
Counter
I'm participating in the ranking.

FC2Blog Ranking

information
Search
RSS Links
Link
QR Code
QR