NHK『クローズアップ現代』ヤラセ疑惑、遂に核心証言!――「出家詐欺など元からない!」…“重要人物”の男性が実名で暴露!

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「出家詐欺等という手口は存在しないんです。そのことは、取材を受けた時にNHKの記者にも何度も説明しました。ですが、放送された内容は全く反対で違うものでした」。そう語るのは、京都府在住の自営業・森岡保氏。2014年5月のクローズアップ現代『追跡“出家詐欺”~狙われる宗教法人~』の中で、“詐欺グループの関係者”という肩書きで取材に応じている人物だ。出家詐欺では、取材に当たった大阪放送局報道部の野本勝記者(38)に因ってヤラセが行われたと週刊文春が報じた。4月28日、この疑惑を受けてNHKが発表した調査報告言は実にお粗末なものだった。野本記者は取材直前に“多重債務者”のX氏、“ブローカー”の松木氏(仮名)とホテルのカフェで打ち合わせをしていた。更に撮影時、野本記者は2人に対し、「おカネの工面のところのやり取りがもうちよっと聞きたい」等とリクエストもしていた。X氏と野本記者は8~9年に亘る知人で、出家詐欺以外にもこれまで複数の番組に出演していたこと等、常識的には考えられない取材手法が明らかにされた。にも拘らず、「過剰な演出はあったが、所謂“ヤラセ”は無かった」と結論づけるという、疑問だらけの報告書だった。

だが、本誌はこのヤラセ疑惑についての“核心証言”を入手した。クロ現“出家詐欺”は、先ず2013年に京都等で起きた4件の出家詐欺事件の紹介から始まる。『定光坊(じょうこうぼう)』住職の三浦道明被告(保釈中)が中心となって、本来は設資を受けられない多重債務者を出家させ名前を変えて、金融機関等と住宅ローン契約を締結。ところが、不動産業者は三浦被告等と裏で手を結んでおり、本来の物件の価格より水増しした金額を受け取る。その浮いた力ネを関係者で分け合い、多重債務者は行方を晦ます。これが“出家詐欺の手口”であり、“水面下で広がっている”というのだ。番組はその後、多重債務言のX氏が大阪市内にある出家詐欺のブローカー(松木氏)の事務所を訪れるシーンに繋がる。森岡氏が話す。「あの京都の事件は、義子縁組等で改姓して融資金を騙し取る、古典的なローン詐欺の手口なんです。大体は、姓を変えれば金融機関等の審査は通るんですが、出家は義子縁組でもダメだった場合に使うテクニックの1つに過ぎない。三浦被告の弟(故人)たちがローン詐欺を行っていたのですが、出家詐欺専門のブローカー等、抑々いないんです。私がNHKの記者と初めて会ったのは2014年2月頃。あの事件で逮捕されたTという男から、貸したカネを返してもらっただけなのに、私まで逮捕されてしまった。『事件は検察に上手く作られた』との思いもあり、『本当のことを知ってもらいたい』と、その12ヵ月後に取材を受けることにしたのです」




収録場所は、京都駅近くのホテルの一室だった。部屋に案内されると、力メラマン等4名ほどのスタッフがいた。その中に野本記者の姿もあったという。「部屋に入ると、いきなり『服を着替えてくれ』と言われたのです。Yシャツとズボン・ベルトを渡され、着替えさせられました。撮影が始まり、野本記者たちに事件の内容について話そうとすると、『質問にだけ答えてください』ときつく言われました。『出家はテクニックの1つで、あの事件はローン詐欺だ』と何度も説明しました。収録は1時間~1時間半ほどでした」(森岡氏)。後日放送された“出家詐欺”では、“詐欺グループの関係者”として森岡氏が、「修行なんて何もしてませんやん」「やっぱり宗教でしょ、宗教の力でしょ」等と話す様子が放送された。「放送された番組を観てびっくりしました。私が話した内容と全く違って、“出家”ありきになっていた。私が番組内で『1日だけ白いあの服(法衣)着せて……』等と話していることは、裁判の資料等で読んたり、Tから聞いた話の受け売り。ところが、その部分だけが使われたんです」(森岡氏)。番組内で“出家詐欺事件の中心人物”として紹介された三浦被告自身もこう話す。「この事件の裁判の刑事記録を見ても、出家を幹旋するブローカーなんて全く出てきませんよ。NHKは一切私のところには取材に来ていません。私自身は事情も何も知らされず、ただ紹介された人から『人生を見直したい』等と言われて、出家させただけ。中心人物でもなく、裁判でも一部を否認しています。まだ一審判決も出ていないのに、番組では恰も私が中心となってカネを山分けしたようなチャート図を使っていました。あれには腹が立ちました。近く、NHKに対して名誉要損で損害賠償請求訴訟を起こすことも考えています」。三浦被告は4月23日付で、NHKに対して提訴予告通知書を送付している。

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『出家詐欺』の中で紹介された森岡氏。「実名で話すつもりだったのに、なぜか匿名での取材になった」という。

“出家詐欺”という手法そのものが存在しなければ、当然それを幹旋するブローカー、その事務所も、そこにやって来る多重債務者も存在する訳がない。前述の通り、NHKは調査報告で「ヤラセは無かった」としているが、その根拠の大部分をX氏の証言に依拠している。本誌の取材では、NHKが調査報告を発表した4月28日のタ方、野本記者から旧知のX氏の携帯に電話が入り、以下のようなやり取りがあったという。「停職3ヵ月食らってしまいましたよ」「3ヵ月でよかったやん、クビにならないで」。X氏は、悔しさを滲ませる野本記者をそう慰めたという。すると、野本記者は拗ねたようにこう言い放った。「クビなんて最初からある訳ないよ」。その態度に腹を立てたX氏は、野本記者の上司に電話を入れている。「野本のあの言い草は何なんだ。ボクが野本のことも、NHKのことも守ってあげたんじゃないのか」。その上司は、興奮したX氏を宥めながらこう言ったという。「(野本記者は)懲戒免職の可能性もありました。クビの皮1枚ですよ。Xさんがいたからこそクビが繋がったんです」。報告書では否定されているが、やはりX氏は恒常的に野本記者のヤラセに加担していたのではないか――。本誌はX氏に接触し、話を間いた。「ボクはヤラセを行ったとは思っていません。野本ちゃんが常日頃から『肩書きを関係者とか事情通にしておけば大丈夫なんですよ』と言っていたので、『そんなものなのかなあ』と思っていました。いつも野本ちゃんが『今こんな取材をしているんですが、誰か詳しい人を知りませんか?』と言ってくる。人を紹介することもあれば、ボク自身がその問題について知っていればボクが出演して話す。知らないことについては野本ちゃんが『Xさん、これはこういうことなんですよ』と説明してくれるんです。それを頭に入れて毎回話していました」

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番組内で紹介された“出家詐欺の手口”。恰も三浦被告がグループの中心であるかのように説明された。

X氏は、2人での“番組作り”を「阿吽の呼吸だった」と話す。野本記者からの依頼で、ある時は“多重債務者”、ある時はNスペで“中国の薬物事情に詳しい人物”(X氏は中国に一度も行ったことはない)として、野本記者の事前説明を受け、番組でインタビューに応じていた。これがヤラセでなければ、一体何がヤラセになるのか? 本誌は野本記者に取材を試み、何度も携帯に電話をかけたが、一度も繋がらなかった。NHKが著名弁護士に巨額の言用を払って作成した調査報告書の中身は本当に妥当なのか? 本誌の取材の成果からは、極めて疑わしいと言わざるを得ない。


キャプチャ  2015年5月15日・22日号掲載


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テーマ : NHK
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