室伏広治の弟が悲痛激白、「生活苦の母を見捨てた兄へ」――ルーマニア人の母は生活保護を受け家賃1万6000円の部屋で困窮

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「ルーマニア人の母は生活保護を受け、日当たりの悪い部屋に1人で暮らしています。日本には親しい友人もおらず、頼る人もいない。そんな状況でも、兄は母を見捨てたままです。国窮した生活を強いられている母親を放ったらかしにするなんて、あまりに非情だと思います」。悲痛な表情で語るのは、2004年アテネ五輪ハンマー投げ金メダリスト・室伏広治(40)の異父弟である秀矩氏(25)だ。5月12日に、室伏は一般女性との結婚を発表。だが、生母・セラフィナさん(64)に一切報告は無く、秀矩氏も報道で初めて事実を知ったという。「母は『特に挨拶は無い――』と寂しそうに話していました。兄と母に以前何があったのか、詳しいことは知りません。でも、6月1日に65歳になる母に『結婚したよ』と、電話1本ぐらいしてもいいのではないでしょうか?」(以下、秀矩氏)

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自身もルーマ二アの陸上選手だったセラフィナさんは、室伏の父でハンマー投げの元日本記録保持者・重信氏(69)と1972年9月、22歳のときに結婚した。広治と由佳(38・元円盤投げ選手)を儲けたが、1988年2月に離婚。別の日本人男性と再婚し、1989年9月に秀矩氏を産んだ。「重信さんに『オレ以外に男を作ったな』と言われ、着の身着のままで家を追い出されたそうです。でも、母が再婚相手と親しくなったのは離婚後で、不倫を否定しています。『文化や習慣のわからない日本で言葉を覚え、栄養バランスを考えた食事を作り、育ち盛りの子供たちの世話をするのに精一杯で、そんな余裕など無かった』と。家事の合間には、網に入れたサッカーボールをハンマーに見立て、近所の公園で兄の指導をしていたそうです」。秀矩氏が子供の頃は、室伏もセラフィナさんを気遣っていた。「母の再婚相手は事業に失敗し失踪。私も陸上競技をやっていて高校の推薦を取れたんですが、母子家庭で入学金も準備できない状態でした。そんな時に、家の近くの中京大学グラウンド(愛知県豊田市)で練習していた兄に連絡したら、封筒に入った20万円を『頑張れよ』と言って渡してくれたんです。投擲用のスローイングシューズまで貰いました。あの時は、本当に嬉しかったな」。だが、貧しい生活からは抜け出せない。セラフィナさんは体調を崩しがちになり、秀矩氏も高校を中退。陸上を断念して、働かざるを得なかった。それに合わせ、室伏とも疎遠になっていく。




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「塞ぎ込みがちの母について、兄に相談したことがあります。でも、『俺が通っているお寺に行けばご利益がある』と言うだけで、親身になろうとしない。私が働き始めた頃には、母が電話しても出なくなったそうです。音信不通になって、もう10年近く経つでしょうか」。秀矩氏と共にセラフィナさんの部屋を訪ねると、築40年になるという県営団地の工ントランスは壊れた自転車などゴミだらけ。窓は割れ、ところどころ壁が崩れている。セラフィナさんが語る。「家賃は1万6000円で、夏場には室内の温度が40℃近くになります。生活保護で貰っているのは月に7万円ほど。暮らしは苦しいです。広治の結婚は全く知りませんでした。近所の人に『コウちゃん結婚したね』と言われて、誰のことかわからず、『どこのコウちゃん?』と聞き直したくらいですから。連絡が無いのは寂しいけど、広治なりの事情があるのでしょう。結婚式の写真ぐらいは見せてもらいたいですが……」。室伏はどう考えているのだろう。所属するミズノを通じて、本人が回答する。「私の実母は、自分の意思で私が13歳の時に私と妹を残して家を出て、新しい家庭を持ちました。その後我々は、父と年のいった祖母が母親代わりとなり育てられました。離婚成立後30年近く過ぎているにも係わらず、私が扶養を含め(実母の)面倒を看るのは、父親を裏切ることになると考えています」。息子からの絶縁宣言を、生母はどう受け止めるだろうか。


キャプチャ  2015年6月5日号掲載


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