慶大発VBの小規模水力発電装置、横浜市水道局と実証実験――用水路の夜間照明向け…来年度、100~200万円で販売予定

慶応大学発ベンチャーの音力発電(神奈川県藤沢市・速水浩平社長)は小規模水力発電装置を開発し、2015年度にも横浜市水道局と実証実験を始める。発電装置を用水路などに設置し、夜間照明用電源として活用する。その実験データを生かしながら自治体や工場向けなどに売り込む考えだ。

小規模水力発電装置は縦横80㎝のいかだのような船型をしており、水に浮かべながら使用する。船の前方から水を取り込む構造になっており、その水の流れで水車を回して発電する。水の流れが毎秒60㎝程度から発電することが可能で、用水路など設置する場所の状況に応じて5~10Wの発電機を搭載する。用水路などでの転落防止や、落ちた場合でもつかまれる場所を照らしておくための夜間照明用電源としての利用を見込んでいる。また、工場の排水の流れを活用した発電などの用途を狙い企業などにも売り込む。




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メンテナンスコストがかからないように工夫もした。ゴミなどが流れてきた場合、船の下を通り抜け、水車を止めないようにした。水の流れが毎秒60㎝程度から発電ができる。流れないようにつないでおくだけで浮いているので、発電が止まった場合は簡単に引き上げて修理ができる。2015年度の販売時には発電出力に応じて価格は100万~200万円を想定する。量産できれば数年で100万円を切るまで価格を下げる計画だ。通常小規模水力発電設備は数百万円から1000万円程度するため、今回の装置を利用すれば低価格で水力発電が可能になる。音力発電は2006年設立の慶大発ベンチャーだ。声や歩くときの振動など小さなエネルギーを電気に変える装置を開発しており、2014年3月期の売り上げは約5000万円だった。 (小河愛実)


キャプチャ  2014年10月29日付掲載


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