【東京いい店やれる店】(17) 料理界の2人の鬼才が、この8月に注目の新店を出店!

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20年前の『料理の鉄人』(フジテレビ系)に出場した2人の“伝説のシェフ”がこの8月、相次いで東京に新店を出店した。1人は、8月8日に銀座並木通りに建つ三井不動産の商業ビル『ベルビア館』の8階に『リストランテ・エッフェ』を出した小林幸司。小林は、嘗て片岡護も料理長を務めた東京のイタリアンの先駆けである南麻布の『マリーエ』で料理長を務め、1994年に『料理の鉄人』に出場して陳健一に勝利。その後は独立して、中目黒に1日1組限定のイタリアン『フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ』を出店。更に同店を軽井沢に移し、中目黒の店を畳み、軽井沢の店は休業して、銀座で勝負をかけた。大資本に背を向け、料理と誠実に向き合い続けてきた孤高の天才の銀座の商業ビル内への進出は、グルメ界では意外なニュースとして受け取られているようだ。店内は、6月まで九州料理店だった物件を改装したもので、良くも悪くも普通な印象。奥一面がガラスだが、銀座で8階という高さは眺めがいい訳ではない。料理はアラカルトもあるが、5皿で1万3000円のコースが売り。このコースに見合ったワインを1本飲んで、勘定は2人で4万3718円。真っ当なサラリーマンが自腹で払える額ではない。

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もう1人は、21日に東麻布に『シェ・タカ』をオープンさせた河合隆良。河合は、サンフランシスコにあったフランス料理店『Masa's』のスーシェフとして同店を全米屈指の人気店に導き、その後は一流ホテルの料理長を歴任。サンフランシスコ時代の1995年に来日し、『料理の鉄人』で坂井宏行と対戦。こちらは敗れている。彼の新店は、東京タワーを間近に望む飯倉公園に面した2階建て一軒家。嘗て、三宿のサンドイッチ店『ファンゴー』が経営していた『ファンゴー・バンガロイド』という高級フレンチだった。港区の中でも知る人ぞ知る超穴場である。こちらの店も、窓外は公園脇の保育園の階段が見えるだけで、眺めがいい訳ではないが、ベージュで纏められた店内は天井が高く、品あり。夜は6000円と1万円の2コースのみ(どちらもメインの選択に依っては1500~2500円高くなるシステム)で、勘定は2人で高いほうのコースを食べ、ワインを1本飲んで3万6709円だった。量的には安いほうで十分そうなので、そっちにすれば2万7000円で収まる筈だ。料理も価格も内装も、前者は客に媚びず、後者は媚び捲りという印象。で、結局、デートで使えるのはどちらかと言えば、明らかに後者。前者の銀座並木通りという立地は、高級感もあるしアクセスも楽だが、商業ビルの飲食店街の中というのでは、連れて行かれた女性にとって“特別扱いされている感”が希薄で、況してやトイレが店の外の廊下では、料理がどんなに美味しくても白けてしまう。面識は全く無いけど、小林さん、ベルビア館の8階は貴方のような天才がいるべき場所ではないですよ。


キャプチャ  2015年9月22日号掲載


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