【オワハラ時代の大学と就活】(04) 会社説明会やインターンシップは“学生との重要な接点の場”

job hunting 07
企業はここ数年、就活生向けの会社説明会(セミナー)や、主に大学3年生が参加するインターンシップの内容に工夫を凝らしている。“学生との重要な接点の場”と位置付け、自社の業務内容や社風を知ってもらうことで、自社に関心を持ち、採用試験を受ける優秀な学生を増やしたいという狙いがある。特に、今年度は学生有利な“売り手市場”に対応し、初めての試みをする会社も目立つ。一口に会社説明会と言っても、大きく分けて“就職情報会社主催(合同セミナー)”“大学主催”“会社主催”の説明会に分けられる。『三菱電機』が「今年度は3月から7月までに合計407回の説明会を実施し、昨年度より75回増やした」という通り、例年にも増して力を入れている企業も多い。説明会の中でも、その会社について最も深く学べる機会として多くの学生を集めるのが、会社主催のセミナーだ。大企業になると、ホテルの大部屋やホールを貸し切り、数千人規模で開くことも珍しくない。最近は、壇上の会社関係者の説明をただ座って聞くだけではなく、“双方向のやり取り”を重視する傾向が見られるという。例えば、「分野毎に学生10人程度のテーブルを設け、社員1人と学生が気軽にやり取りできる機会を作った」(『丸紅』)という例や、「実際に保険金サービス部の業務を体験してもらった」(『損保ジャパン日本興亜』)等の事例だ。更に、「昨年度から理系女子向けセミナーを始めた」という三菱電機を始め、興味や属性に合わせて説明内容を細分化するケースも近年増えている。「女子向けや理系向けの説明パンフレットを新たに作成し、昨年の3種類から9種類に増やした」(損保ジャパン日本興亜)という企業もある。会社説明会では、通常は採用担当者等の一般社員が説明するが、今年は社長や役員が登壇して自社をアピールする事例も増えた。『みずほフィナンシャルグループ』では佐藤康博社長が、丸紅では国分文也社長が其々自社セミナーに登壇し、会社説明に当たった。両社共に、「質疑応答では、時間切れになるほどの活発な質問が出た」と言う。学生にとっても、志望先の経営トップから直接話を聞けることは貴重な機会になるようだ。

一方、インターンシップは大企業でも数十人規模から100人超程度の規模で実施されることが多い。「海外で研修する」というケースや「無人島で実施する」等、話題を集める内容もある。大企業では、「各部署の営業について行ってもらい、営業現場の空気を体感してもらう」(丸紅)という内容の他、「相手先企業に事前にお願いし、学生に実際に営業してもらう」(みずほFG)という実践型もあり、受け入れる部署に依っても内容は変わる。共通点は「受け入れ部署毎に多くの社員の協力を得ないと成り立たない」というほど、人手をかけることだ。「日頃の業務の傍ら、学生に接するのは手間がかかる。多くの学生を受け入れるのは困難」という企業が多い。そんな中、損保ジャパン日本興亜は「日本最多」(同社)と言うほど大規模に実施している。今年も夏と冬に分けて、全国3000人もの規模でインターンシップを実施する予定だという。同社は、損保ジャパンと日本興亜が昨年9月に経営統合してできた。「合併して間もない企業だけに、知名度アップに努めたい。また、『派閥があるのではないか?』『まだ混乱しているのではないか?』という懸念があるかもしれない。そうした不安を払拭したい」(人事部採用グループリーダーの佐野淳氏)との理由から、会社説明会と共に力を入れている。昨年から始めた大規模インターンは、昨年の2700人から更に増やすことにしたという。企業が今年から頭を悩ませるのは開催時期。今年は8月から採用活動が始まった影響で、「夏は新卒採用で精一杯。インターンについてはまだ白紙」という大手企業も多い。例年は、学生の夏休み中にインターン開催という企業が主流だったが、今年は少し遅らせ、秋から冬にかけて開催する例も増えそうだ。 (秋本裕子)


キャプチャ  2015年8月25日号掲載
【送料無料】 あの手この手 【DVD】

【送料無料】 あの手この手 【DVD】
価格:2,481円(税込、送料込)



スポンサーサイト

テーマ : 就職活動
ジャンル : 就職・お仕事

Categories
Profile

Author:KNDIC
Welcome to my blog.

Latest articles
Archives
Counter
I'm participating in the ranking.

FC2Blog Ranking

information
Search
RSS Links
Link
QR Code
QR