【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(124) 勢いづく白人至上主義の“入信者”と“脱会者”を巡るストーリー

8月12日にバージニア州で起きた白人至上主義者らによるデモ、そして犠牲者も出た反対派市民との衝突では、アメリカにおける白人至上主義の広まりがクローズアップされました。この差別思想に“入信”する者、逆に“脱会”する者――。アメリカのメディアでは、其々のストーリーが報じられています。事の詳しい経緯は省きますが、今回、シャーロッツビルに集まったのは、白人至上主義団体『KKK(クークラックスクラン)』やネオナチ系の極右団体と、その支持者たちでした。このデモの主導者の1人が、イラク戦争に従軍したネイサン・ダミーゴという31歳の元アメリカ兵です。彼はイラクで仲間の戦死と、多人種・多宗派国家の崩壊を間近で経験。帰国後はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症し、強盗事件を起こしますが、服役中に元KKK最高幹部のデヴィッド・デュークの著書を読み、白人至上主義に転向します。そして出所後は、主に大学生をリクルートする活動を展開し、“動員力”を広げていったようです。

近年、彼のように“入信”した人々を焚き付ける役割を担うのが、インターネット上に乱立する極右系メディアや掲示板です。しかし逆に、昨年秋にはその草分けである『Stormfront』という白人至上主義系サイトの“申し子”たる若者が脱会を表明し、一部で話題となりました。彼の名はデレク・ブラック。父は、嘗てカリブに白人国家を作る計画を企てて逮捕され、服役後の1995年にStormfrontを開設した元KKKのドン・ブラック。そして母は、KKKの元最高幹部であるデヴィッド・デュークの元妻。1989年にKKKのコミュニティー内で生まれたデレクは、周囲から徹底的に“思想教育”を施されて育っ たのです。彼は10歳でStormfrontの“子供版”を運営し、ヘイトスピーチを擁護する“少年活動家”としてテレビ番組に出演する等、白人至上主義の未来を担う存在として順調に成長。そして、「白人優位の根拠を確かめたい」と、中世ヨーロッパの歴史を学ぶべく、ニューカレッジオブフロリダという大学に入学します。ただ、リベラルアーツ系の同大学は多様性に富み、校風はゲイフレンドリー&大麻フレンドリー。そんな環境に身を置くことへの反対意見を押し切り、父親のドンは「息子は揺るぎない」と入学を許可しますが、これがデレクの運命を大きく変えました。

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テーマ : 国際問題
ジャンル : 政治・経済

【私のルールブック】(114) 一度芝居を好きになってしまうとず~っと勝負なんですよ!

私がプロデュースをさせてもらっているキッズアクターズスクール『アヴァンセ』だが、有難いことに未だ頻繁に各所から取材に来て頂いている。マスコミの方々に興味を持ってもらうことは素直に嬉しいし、何より広く知って頂けますからね。とはいえ、質問事項は多少の差はあれど、似たり寄ったりというのが現実。「子役さんの養成所を始めようと思ったキッカケは?」だったり、「レッスンをする上で大変なこと、逆に嬉しいこと」や、「演出・指導する上で大人の役者との違いは?」等々。そして、最後の質問として、「これからエンターテインメントの世界を目指す子供たちに、何かアドバイスを」で締めとなるのが殆どである。ただ、正直、この質問が一番難しいんですよね。言いようはいくらでもあるんです。「『芝居が面白そうだから何となくやってみたい』も良し。『テレビに出てみたい』というミーハーな動機でも全く問題無し。ただ、もれなく甘い世界ではないので、実際に芝居に触れてみて、どれだけ芝居というものを好きになれるかを、先ずは身体で感じてみたら如何でしょうか?」とか、「学校の勉強は正解があるけれど、芝居には明確な正解というものは無いので、だからこそ敢えて失敗を繰り返すことが、自分にしかないお芝居への近道だったりしますよ」とか…。勿論、どちらも私の本音なんです。根性がひん曲がった私は、旨いことだけをしゃあしゃあと語る勇気は持ち合わせておらず、必ず負の部分も付け加えないと落ち着かない故、「甘い世界ではない」といった当たり前の現実だったり、「失敗を繰り返す」という今時の失敗をしたくない症候群の子供たちが一番嫌がるワードを盛り込んでしまう。

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テーマ : 俳優・男優
ジャンル : 映画

【タブー全開!政界斬鉄剣】(95) 超過酷! 政治家と秘書の夏休みは超キツイ時期だった

池田「今週は、国会議員とその秘書が、夏休み中にどのような活動をしているのか、その悲惨な舞台裏を紹介しましょう。例年、6月中に通常国会が閉会してから秋の臨時国会が召集される10月中旬頃までが休みとなります。本当に休めるのなら最高なのですが…」

――過酷な夏休みなの?
池田「政治家も秘書も地元選挙区を走り回らなくてはならず、『1日も早く国会が始まってくれ』と思うほどに過酷です。先日の安倍内閣改造人事で入閣して早々、高額なガソリン代の問題が浮上した鈴木俊一オリンピック担当大臣の例で解説しましょう」

――鈴木善幸元首相の息子だね。
池田「そうです。鈴木氏の資金管理団体が2013~2015年の3年間に計上したガソリン代は、計1412万円。1回の支払いが174万円に上るケースもあったので、『これは多過ぎるのでは?』と一部の新聞等が騒いだのですが、新聞記者なのに政治の実態を知らないんでしょうね。政治資金収支報告書では、ガソリン代は“備品・消耗品”という項目に分類されています。ガソリンのみらず、過酷な使用環境で消耗するタイヤやエンジンオイルの交換費、部品代等、あらゆる維持費も全て含めた金額なのです」

――本当にそんなにかかるの?
池田「鈴木氏の事務所は、岩手県の地元選挙区で、7名の秘書が1日250~300㎞くらい各地を回っていると説明しています。私が仕えた故松岡利勝農水大臣の地元秘書も、熊本の選挙区で同じような距離を走り回り、自腹で持ち込んだ車も2~3年でスクラップになったことを思い返します。鈴木氏とその秘書は優等生と言えるでしょう」

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テーマ : 政治家
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【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(123) “ダークネット”で一変した世界の麻薬市場…危険な“混ぜ物”が蔓延中!

世界最大のダークネット(闇サイト)『アルファベイ』が、アメリカの司法省等により閉鎖されました。ダークネットとは、一定期間を経ると痕跡を残さず消える為、誰からも身元を知られることなくアクセス可能なウェブサイトのこと。仮想通貨のビットコインを決算に利用することで、銃器や違法薬物等あらゆる不法売買の取引が匿名で行われています。アルファベイ閉鎖に際し、ジェフ・セッションズ司法長官は「今年最も重要な犯罪捜査の1つとなる可能性がある」と胸を張りました。しかし、実際には既に世界中で“競合サービス”が乱立状態。恐らく、コアな利用者たちは別のダークネットを使うことになるだけでしょう。近年、世界の違法・脱法薬物市場の爆発的拡大を支えているのもダークネットです。従来はマフィアや麻薬カルテルが互いに牽制し合いながら、参入障壁の高い閉鎖市場を形成し、(法とは違う)一定のルールの下で、純度の高い“上物”と混ぜ物の多い“粗悪品”が其々流通していました。

ところが、ダークネットの出現により、そういった統制が利かなくなった市場はカオス化。“ドシロウトからドシロウトへ”の個人売買が一般化してしまったのです。その結果、例えばヨーロッパ等では、合成麻薬『MDMA』の原料をダークネットで購入した10代の少年が、インターネット動画の見よう見真似で適当な配合の錠剤を作り、それをまた売り捌く…といった行為が横行。混ぜ物だらけの“死を招く合成麻薬”が、若者たちを蝕んでいます。今やイギリスでは、音楽フェスやクラブイベントの会場入り口でボランティアスタッフがMDMAの純度を計測するキットを使用し、“使っていいMDMAかどうか”を判定してくれるサービスを実施しているほど。勿論、MDMAはイギリスでも違法ですが、一緒くたに取り締まっても、隠し持った“粗悪品”で命を落とす若者が増えるばかりなので、個人の使用や所持には目を瞑ってでも薬物死を減らそうという取り組みにシフトしている訳です。また、オレゴン州では先日、MDMA・コカイン・ヘロイン・メタンフェタミン等6種類の違法薬物の個人利用を合法化する法案が議会に提出されました。最早、取り締まりを厳格化したところで薬物使用に歯止めはかからず、刑務所の収容人員も限界。ならば、個人使用だけは認めて管理しようという流れです。

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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

【私のルールブック】(113) 私の独断と偏見だが、“美人故の不幸”が存在する

これは私の完全な独断と偏見なのだが、「“美人故の不幸”というものが存在する」と思っている。その昔、こんな私でもそこそこモテた時期がありまして、私にはもったいないほどの美人さんとお付き合いをさせて頂いた時のこと。酒の勢いに任せて、どさくさ紛れに告白をすると、意外や意外、あっさり「いいよ」との返事を頂戴した時には、小躍りせんばかりに喜んだものです。そりゃあそうでしょ、若い頃は性格なんて二の次で、外見でしか判断してないんですから。言葉は悪いですが、当時の私は美人だったら誰だってよかったんだと思います。デートしても楽しくて仕方がありませんでした。それまではどちらかというと、職業柄も手伝って隠密デート派だったんですが、いきなり『東京ウォーカー』とか読み出してデートスポットを調べ上げ、これみよがしに人目に付く場所に出没していましたから。兎に角、彼女を自慢したくてしょうがなかったんでしょうね。

ただ、幸せな時間ってほんと長く続かないものなんですよね。楽しかったのは半年ぐらいだったかな。ありがちな話なんですが、徐々にお互いの性格や思考が形として見えてきまして、ぶつかり始めたんです。ですが、私はそれまでにお付き合いをさせて頂いた女性たちとの経験から、たとえ口論になったとしてもどこかで落とし所を見つける術は身に付けていると自信を持っていたんです。が、彼女に限って全然折り合いがつかないといいますか、全否定されてしまう始末でして…。これも私の勝手な持論ですが、「男女の仲において10対0はあり得ない」と。たとえ私が100%悪くとも、9対1や8対2にすることによって次に繋げることができると思っている訳です。けれど、彼女はそれを許さない。私が悪い場合は10対0が当たり前。お互い様の時でも9対1で彼女が正しく、極めつきは彼女に100%落ち度があった時でも、「私をそうさせたのは貴男じゃない!」と取り付く島もない。正直、頭がおかしくなりそうでした。何度も別れを切り出そうとしましたが、その勇気が持てなかった。だって、めちゃくちゃ美人なんだもん!

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【タブー全開!政界斬鉄剣】(94) 何でどんなタイプの政治家も大臣になると劣化しちゃうのか?

遂に安倍改造内閣が発足した。でも、どれだけの人が本気で期待しているだろうか? 振り返れば、誰が総理でもどの党の政権でも大体、期待外れに終わることばかりだった。「この人なら違うかも!」と思えたような人でも、当選回数を重ね、大臣になる頃には大体、精気も覇気も感じられない政治家に仕上がってしまう。何故なのか? そんな疑問を、政官界の舞台裏を知り尽くす政治評論家の池田和隆氏がわかり易く解説してくれた!

池田「内閣改造が行われましたね。多少の期待感があっても確実に裏切られるでしょう。どんなに有望視された政治家でも、大臣や党の幹部を歴任していくうちに目が澱み、キレの無い印象に仕上がっていく。その原因は閣僚の選び方にあります。よく、『閣僚人事は総理の専権事項だ』と言われますが、実際には官僚が全てやっています。ここ50年以上、本当に自分で人事をやった首相は小泉純一郎さんくらいです」

――そうなの!?
池田「閣僚の“身体検査”という言葉がよく使われますが、首相個人には調査能力がありません。調査をするのは官僚です。各省庁から、役所にとって都合がいい議員がリストアップされるのです。その人事を取り纏めているのが、事務方(※官僚上がり)の官房副長官です。現在は杉田和博氏が務めている。官房副長官には、省庁のトップである事務次官経験者が基本的に就任します。彼らは政治家ではないので、内閣改造が行われても留任するケースが多く、絶大な影響力を持つ陰の実力者なのです」

――そうだったのか!
池田「どんな政治家が官僚に好まれ、大臣候補にリストアップされるのか。そこを理解する為、政治家をタイプ別に分類して解説しましょう。最近の政治家は、世襲議員・官僚出身・公募粗・有名人系と4つに分類されます。彼らはタイプが違うのに、大臣になる頃には量産型の残念な政治家になってしまう」

――そこが不思議なんだよな。先ずは世襲議員から!
池田「夫人や女性閣僚の失態に振り回され、自ら窮地に陥った安倍晋三首相。“未曾有”の漢字も読めなかった麻生太郎元首相。東京都議選で圧倒的な無能ぶりを曝した石原伸晃氏。“官僚に嫌われる政治家”を自認していたのに、厚労大臣に就任した途端、受動喫煙防止法等の厚労利権に没入した塩崎恭久氏。“超おバカ議員”として永田町で超有名な世耕弘成氏等、ダメな世襲議員は数え切れません」

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【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(122) アメリカで起きた“不法移民売買”の悲劇は対岸の火事ではない

“Acceptance(受諾)”ではなく“Denial(拒否)”――そんなドナルド・トランプ政権下のアメリカで悲劇が起きました。先月下旬、テキサス州のスーパーマーケットの駐車場に停められた大型トレーラーの中に、100人以上の不法移民が詰め込まれているのが発見され、熱中症とみられる症状で数十人が病院に搬送。うち10人が亡くなったのです。恐らく、移民ブローカーから人身売買紛いの扱いを受けていたのでしょう。グローバル化により、人々の往来は激しさを増す一方で、南北格差(※先進国と途上国の経済格差)が解消される気配はなく、政情不安に襲われる国も多い。命がけでも豊かな国に行こうとする人々は後を絶ちません。それでも、先進国側は率先して格差を解消しようとするどころか、貧しい国の労働力や資源に依存しつつ、その反動として押し寄せる移民・難民は受け入れたくないという態度を一様に取り始めています。これは麻薬問題でも同じことが言われますが、“現実”はもうそこに厳然と存在するのです。

本来はそれを受け入れ、共存していくしか道はない。それなのに、現実の急速な変化に対応できないあまり、集団逃避的に問題の存在を認めず、たた拒絶しようとする――。これが欧米で近年勢いづく移民排斥派の実態です。彼らは総じて栄光の過去を語ります。「あの頃の我が国は素晴らしかった、あの理想に立ち返ろう」。しかし、忘れてはいけないのは、人間にとって“過去”というものは、必ず記憶の中で整理整頓され、秩序立って見えるという事実。その整然たる記憶に唆されがちですが、実際にはどの時代にも様々な不安要素やリスクがあり、それでも人々は何とかやってきたのです。美化された過去と、未だ見ぬ不確定な未来の“差分”を利用して、そこに嘘や願望を染み込ませていく――。これがポピュリスムの常套手段であるということは、誰もが知っておくべきでしょう。これは決して対岸の火事ではなく、全く同じことが日本にも当てはまります。それどころか、日本の場合、多くの大手メディアは現実逃避的な高齢者に寄り添うばかり。本当は清濁併せ呑みながらやっていくしかないのに、「憲法9条さえあれば平和は続く」「原発が無くてもやっていける」「経済成長が無くてももう十分だ」と、“今のままでいい型”の議論が増えていく。

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テーマ : 国際問題
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【私のルールブック】(112) 捨てたモノがあるとすれば…それはプライドです

若かりし頃、とある監督さんに「君がこれまでのキャリアの積み重ねで得たモノを捨てろ」と言われたのに、捨てることができなかった私。しかし監督は、「捨てたとしても拾いに戻ればいいんだよ。捨てる行為を恐れ過ぎてはいけない」と私を論しました。その言葉が、その後の私にどれほどの影響を与えたか。私は、この歳になって演出等をする際、良いモノは持っているのに売れる所まで行き切れていない役者さんに対し、もれなく監督の言葉を引用させて頂いております。簡単に言うと、もろに真似をさせて頂いている訳です。でも、実際は私も捨てられなかった訳で、捨てるふりをして逃げてしまったのですから、容易な作業ではないんです。それは、キャリアを積めば積むほど困難になります。だって、無駄に知恵が付いてしまう訳ですから。そういった観点から見ると、子役さんを扱うほうが楽なんですよね。

だって、持っているモノが無いんだから。真っ新な上に素直ときたもんだ。与えれば与えるだけ、スポンジのように吸収してくれますからね。でも、突き詰めると役者さんって、その作業を延々と繰り返すことが本来の仕事なのかもしれません。だって、子供は素直だから何でも吸収してくれると言いながら、結果的に私の色は付く訳です。で、その後に私が付けた色を大事にし過ぎると、間違った形で大事にし過ぎてしまうと、次に出会った監督が違和感を覚えるかもしれない。で、私が付けた色を何とかして真っ新に戻し、そこから新たに色付けしていく…。何年か前に、『シャ乱Q』のつんく♂さんと「どんな子をオーディションで選びます?」という会話になった際、色が付き過ぎていない子、余白がある子…で意見が一致しました。やはり演出、プロデュースする側の生理といいますか、足りないモノ、欠けているモノの穴埋めをしたがるのが、演出する者の本能なのかもしれません。

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【タブー全開!政界斬鉄剣】(93) 新大臣を思い通りに動かす役人の巧妙な騙しテクニック!

池田「今週は内閣改造が行われる予定です。現時点で閣僚の顔ぶれはわかりませんが、断言できることがあります。それは、誰が入閣しようと、結局は役人の利益の為に働かされるということ。そこで今回は、役人たちが大臣に仕掛ける巧妙な罠の実態を解説しましょう。省庁の役人が大臣に行う報告や相談のことを大臣レクチャー、略して“大臣レク”と言います。大臣レクの存在自体はご存知の方も多いかと思いますが、今回はその裏側を明かします」

――それは知りたい!
池田「先ずは、大臣の1日のスケジュールを把握しておきましょう。朝は8時くらいから閣議や党の部会への出席等で始まります。日中は国会の委員会で答弁をしたり、国や省庁の行事に参加する。夜は大体2~3件ほど予定されている会食や行事に顔を出すので、仕事が終わるのは23時くらい。更に、少しでも空き時間があれば、後援者と会ったり、秘書からの様々な報告を受ける訳です」

――意外と忙しいなぁ。
池田「そんなスケジュールの合間の時間も、大臣レクで埋め尽くされるのです。私が仕えた松岡利勝農林水産大臣(※故人)の場合は、入閣前から農政に精通していたので、大臣レクは1日3~4時間ほどでした。しかし、初入閣の大臣ともなれば、平気で1日6~7時間になるのが普通です。不慣れな疲労の中、連日役人たちから膨大な量の報告を受け、『大臣、では今、報告した通りなので、この案件は了承ということで宜しいですね?』と聞かれ続けるのです。どんなに頭が良くても、次から次へと何十人も押しかけてくる役人を相手に、小さな問題点も聞き逃さずに指摘するのは困難です。役人は、そんな状況を意図的に作り出しているのです」

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【カオスを飲み干せ!挑発的ニッポン革命計画】(121) 森友・加計問題で自民党以上に信頼を失ったのはメディアだった

先日、テレビ番組で森友・加計問題を巡るメディアの報道姿勢についてコメントしました。やや補足も加えながら紹介しますと、以下のような内容です。「メディアとは、自ら能動的に取材し、ファクトを提示するべきものだが、今回は殆どのメディアがその役割を放棄し、野党によるショーアップされた内閣追及に加担し続けた。場合によっては、自民党以上に信頼を失ったのはメディアだったということになるかもしれない」。このコメントは思いの外、多くの賛同を頂いたようですが、メディア(※ここでは最も典型的なテレビを取り上げます)側とユーザー(※情報の受け手)側の両視点から、もう少し掘り下げてみましょう。よく言われることですが、日本のテレビの異常さは、①電波割り当てや記者クラブといった仕組みに守られていること②その為、表向きは“不偏不党”を謳いながら、実際にはそれを都合よく解釈し、大衆がニュースから受ける印象の“操縦桿”を握っていること――にあります。

はっきり言えば“守られ過ぎ”で、様々な誤魔化しがあるのに、視聴者もそのヌルさに慣れ切って何も感じなくなっているのです。一方、例えばアメリカでは、『CNN』や『FOX』から独立系放送局に至るまで、イデオロギーを特化させたりニッチを狙ったりと、市場でユーザーを取り合っています。そして、アグレッシブにインターネットでも発信し、新しいビジネスに繋げる。その進化の過程でフェイクニュースのような“魔物”が生まれることもありますが、未だに報道番組の動画をインターネットに出し渋ることが多く、高齢者をメインターゲットにすることで延命している日本とは大きく違います。こうした日本のメディアが生み出したのは、どこまでも受け身で、情報に踊らされる人々。その危険性を戦前のファシズムに重ね合わせる声もありますが、平均年齢の若い国民が限られた情報の中で熱狂に走った嘗てのドイツと、高齢化もあって活力を失った人々が過剰に溢れる情報を“好きか嫌いか”で偏食し続ける現代日本とは全然違う。それはファシズム前夜というより、映画『ライフ・オブ・ブライアン』(テレキャスジャパン)の世界のようだと僕は感じます。

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テーマ : 報道・マスコミ
ジャンル : 政治・経済

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